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『君たちはどう生きるか』を見て

こんにちは。
ドラムの高木です。

先日、LEEVELLESは新曲のレコーディングを行いました!
とても良いものが録れたと思います。
今までのLEEVELLESは基本的に4人だけでレコーディングしてきたのですが、今回は色んな方が手伝ってくださり学びと発見がたくさんありました。

いずれ発表されると思いますので、楽しみにお待ちください!

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さて、タイトルにもある通りスタジオジブリの最新作『君たちはどう生きるか』を見てきました。
レビューに随分ムラがあり、中でも悪評が目立つ今作でしたが、個人的にはすごい作品だと感じました。

一方で、「気持ち悪い」「意味がわからない」と言っている人たちの気持ちも理解できました。
今作は世界観がかなり独創的でかつ話が急展開する場面が多いため、高熱の時に見る夢っぽさがある作品です。
けど、理屈で説明できない演出や映像の凄みがあり「こういう世界観じゃないとダメなんだろうなあ。」とも思いました。

また、「君たちはどう生きるか」という問いかけを念頭に観客自身が行間を埋めていく必要もあると感じました。受動的でなく能動的姿勢が試されている作品なのかもしれません。
なので、エンタメを期待した方からの低評価がめちゃくちゃ多いというのは頷けます。

そういえば、今作は一切プロモーションがされておらず、逆にそのことが話題を呼びましたね。
プロデューサーの鈴木敏夫さんのインタビューによると「そうした方がみんな気になるでしょ?」と話されれていましたが、個人的には大衆に見てもらう作品じゃないと判断したから部分もあったのでは?という気がしています。

エンタメ性よりメッセージ性の比重が大きく、「受け取ろう」という気概で向き合わないと価値を見出すことが難しいストーリー。
そういう意味でファンだけに向けた作品だったんじゃないかなーと思います。
あくまで無根拠な勝手な想像ですが。

決して一見さんお断り的な思想で作られたものではないのでしょうけど、作品中にはスタジオジブリの過去作を彷彿とさせる要素がいくつも登場します。「あれ、この描写ってもしかして・・・」となる瞬間はファンサービスにも感じました。

多分、僕はあと3~5回くらいは映画館で見ると思います。
それくらいエネルギーに満ちてる作品です。
みなさんも是非。

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