私の”おしゃれ”

親の教育のせいで私は自信を失った。
厳しい親の言うことは全て従う。
自分の意思では行動ができなくて、
何をやるにも自信が無かった。

上の二人は厳しくされながらも
自分の道を歩んでいた。
私は親に褒められたい、機嫌取りが私の役割だと思っていたから
好き勝手やるのは自信が無かった。

でも高三の頃、
アパレルに出会い、おしゃれをする事を知った。

最初は自分を隠すための”おしゃれ”だった。
自分が弱い人間だと、思われたく無い。
本当の自分を隠す為の、
本当の自分とは真逆の”おしゃれ”をしていた。

そのお陰で、
自信が持てた”気”がしていた。

アパレルに就職し、本当の”おしゃれ”を知った。
でも人間、どんな方向からのおしゃれでも
正解は無いと思った。

一番大事なのは”おしゃれ”をして、
一分一秒その時をどれだけ楽しむかだった。

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