見出し画像

HAZIMETE その1

登山⛰️を趣味に。
(きっかけは、長野県 上高地散策から)

HAZIMETE
を実行しようと思ったのは、
5年前。
きっかけは、私と両親との別れ。特に母は
8年間病と共存しながら人生を歩んでいたが、
72歳で亡くなった。父も6年間病で療養していたが、翌年母を追いかけるように急に亡くなった。

私達のためによく働き、孫の面倒も
沢山見てくれた。60代半ばまで、したいことも我慢して、仕事をしていた。
私は両親に感謝し、尊敬していたので、
2人とも私にとってはあまりにも早い別れで、寂しさでいっぱいだったが、
私も両親のように、家族のために働いて、65歳からしたいことをしようと思っていた。

でもふと思った、
「人生いつまで続くかわからない」
したいことは、少しずつでもしておかないと
後悔するかもと。

そんな時、久々に家族旅行に行った。
山梨県から、石川県に向かう道中で、
大きなリュックを背負い真っ黒に日焼けした人たちを平湯あかんだな駐車場周辺で、見かけた。
標識には上高地へのバス案内なども
あっと思い出した。

過去を遡ること、
高校の修学旅行は長野県。

当初、グループ毎の自由活動
私たちのグループ活動先として善光寺観光
を選んだ。
心の中で、「何故、この歳でお寺なのっ?」とは思ったが、みんなの意見に同調。
理由は松本市でお買い物がしたいということだった。善光寺は街中にある。
善行寺は、私が思っていた以上のお寺で、
由緒あり、歴史ある立派な建物でスケ-ルに感動した。が、上高地も行きたかったなあと。

その後、活動後の他のグループのクラスメイトが「上高地は、最高だった!」と目を輝かせていた。

そう、私は長野の自然を満喫したかったのだ。「上高地」その言葉が、ずっと心の奥で、引っかかっていたのだ。

穂高岳付近の山々



主人に、「上高地!ぜひ行こうよ」(私)
「上高地って何?」(夫)「えっ、…」(私)
言葉がそれ以上でなかった。おっとは全く
知らなかったようだ(笑)

旅行の予定には全くなかった上高地に
私達はすぐ駐車場から、
バスで上高地へ向かった。(主人は何処へ連れて行かれるのかという表情をしていたが。)

天気はあいにくの曇り空。
でも河童橋からの、北アルプスの山々が見える景色に、とても魅せられた。
ここは日本なのかと。中国地方に住んでいる私。山の景観も全く違う。空気も清々しく、
川の水の流れも、とても澄んでいて感動した。
心に爽やかな風が吹いたように、
清々しい気持ちになった。

河童橋

「私いつか、あの山の一つでも登ってみたい。登山をしたい!」
口からすぐでていた。

いつか上高地から、穂高岳に行けたらいいな。
いつかきっとまたここに
来るぞと心で叫んだ!

「よし、帰ったら、とにかく登山準備しよう!」

夫が不安な顔で私を見ていた。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?