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観劇逍遥

ひみつまたたき おみあい公演『おおかみますく』観劇 (初日・千秋楽)

 最近さぼり気味になっていたので、この機会に書けるものから更新と、というのはこの芝居を観たからという訳でもないのだけれど

 終盤の嘘とホントウのながれは解るようで解らない、解るところもあるけれど理解できないところもあるといった方が正しいかもしれない

 文字の中の物語は嘘であってホントウで、実は何者も存在しないのではと疑ってしまう妄想も繰り広げたけれど、中途半端で日の目を浴びないのであればいっそのこと初めからなかったことにしてしまえばという、反抗の物語だったのかなと

 ただ存在しているものを存在しないことにはできないし、それを待ち望んでいるホントウもあって、なかなか難しくもあり愉しい作品だった気がする

 一度目もよかったけれど二度観ても愉しい、なら三度も観れそうな気がするけれど、それは前回公演もそうなんだろうな

 初見の役者さん方で言いすぎかもしれませんが、みなさんどこかしらに天然があって個人的にはどの役柄も好きでした

 意外な人にもお目にかかれ良き日であった


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