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観劇逍遥

劇団虚幻癖 『月に灼かれて』Bキャスト 観劇

ここはどこ?どういう間柄?住民はもとからの住民?それとも違うバショ?

物語が進むにつれて明らかになる真実とちょっと前の過去の生活

それをみても住民と呼ばれる存在と家族の関係性はよく分からいのだが、あくまで物語なのでその辺りは考えなくてもいいのかな

「家族」とういひとつの絆を表面上は掲げながらも、家族自体が自分たちを守る、というよりは守りたいという心根が違った方向に刃を突き立て、住民を苦しめる、そこから負の連鎖が始まり皆が気狂っていく様を、或いは住民自身ももともとそうなのかもしれないが、そういった様相をまざまざと見せつけられる

あの物語の果てには何が残るのだろうか、一歩間違えばみなそうなりえるし、行動には出さなくても心の闇は誰にでもある、だから社会にはルールがあるのだけれども、その社会のルールが違うものとなったなら



虚幻癖は今作も含め3作品しか観ていないが、本来がこう言った舞台なのか、或いは少なからず「マイノリティ」というものがネックに作品であることには違いないという解釈でいけば、Fairy Landとお互いを意識しながら創られたものなのかなとも勘繰ってしまう

どんなものに対してもだが、変な方向に勘繰って作者の意図とは違う方向に向かってしまうような気がしなくもないが、それもまた観るものの愉しみということで



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