黒田征太郎展『絵で行けるとこ』

先日、enoco 江之子島文化芸術創造センターで開催中の黒田征太郎展『絵で行けるとこ』へ、行ってきました。

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※会場内は、撮影可でした。ここから、会場の写真も貼るので、これから行く方、みたくない方は、どうぞ画面をお閉じくださいませ。

 
 
 
夜勤明けで行ったので、存分に味わえるかすこし不安だったけれど、会場が目に入った瞬間に、眠気がふっとんだ。enocoの壁に掲げられた鳥たちが、青空の下で、笑ってた。俄然、テンションが上がった。

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4つのスペースで展開される展示は、どれも、とても、素晴らしかった。
「素晴らしかった」という言葉は評価的に聞こえるかもしれないけれど、そういう気分では決してない。
思わず、踊りたくなった。
音楽が、聴きたくなった。
目頭と胸が、熱くなった。
いろんなことを思い出し、いろんなことに思いを馳せた。
“芸術とは”なんてよくわからないけれど、時間や距離を越えていける、みえないものがみえるような、きこえないものがきこえるような、そういうものなのでは、と、私は思ったりする。

征太郎さんの作品に囲まれた空間のなかで立っている。なんだか、嬉しい。
なんなら、真ん中で、大の字で寝転がりたい。
ここなら、青空だって見える気がする。
雨も、風も、太陽光も、感じられる気がした。
ずっとそこにいたい気分と一緒に、動き出したい気分にもなった。
走り出したい。
生きていこう。
生きるのやめたい、と思っていたわけではないんだけれど、なんか、そんな風に、思ったんだな。

 
 

ここからは、写真で記録。

エレベーターで4階に上がる。その階に、3つの部屋があった。
 


1のスペース。溢れそうなほど、いっぱいの、作品たち。

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そして、ライブペインティングで描かれたものもそのままそこにあった。
ここで黒田征太郎ライブペインティングwith中村達也が繰り広げられたんだなあ、と思った。そこからしばらく動けなかった。近藤等則さんも吹きまくってたぜ、と、中村達也さんが書いていた。ああ、すごい熱量だったんだろうなあ…渦巻いていたんだろうなあ…と思った。立ったりしゃがんだり、目を閉じたり見開いたりしながら、何度も深呼吸した。
https://twitter.com/tatsuyaplanetta/status/1318197578371006465?s=21

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2のスペース。平面に描かれた絵たち。墨で描かれた絵が、面白い。

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3のスペース。アクリルに埋め込まれた征太郎さんの作品たちが、生き生きとしている。

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階段で1階に降りた。
階段のところどころに、絵具?ペンキ?がぽとりと落ちていて、それをみながら、辿りながら、階段を下るのがたのしかった。

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1階に降りて、4のスペース。
ここは、参加型の展示が展開されている。
開催当初は今とまた違ってたんだろうなあ。
そしてこれから、まだまだ、訪れたひとの手によって、気持ちによって、変わっていく空間。

ここでは、2つのコラボレーションに取り組んでいる。
ひとつは、地域の小学生が征太郎さんの絵の原稿に思い思いに色をつけたもの。enocoに一番近い阿波座駅の8番出口にも作品があったらしいことを知る。私はそこを通らなかったので、みられてない。
もうひとつは、『めっちゃ好きな大阪!タグ付けプロジェクト』。壁に、沢山の大阪の街の写真が貼られた、“大阪を愛するひとりひとりとのコラボレーション作品”。1枚1枚を見ながら、大阪都構想の選挙のことを思わずにはいられなかった。

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長くなってしまったなあ。

ああ、本当に、行ってよかった。
もう一度、足を運びたいなあと思う。
次は、阿波座駅の8番出口から出なきゃなあ!

会期は、10月いっぱい。
開館時間は11時〜18時、最終日10/32(土)は16時まで。月曜日休館。
500円、高校生以下無料。



最後におまけ。今気になっている、今竹七郎展とムーミンコミックス展のポスター。

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