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産後記録(2)| 長男・次男を完ミで育てた理由

こんにちは。リーコです。
前回に引き続き、授乳のお話です。


睡眠不足=酔っ払い

長男出産1か月後、心身の限界がやってきました。何かの記事で読んだのですが、長期間の睡眠不足はビール1~2本を飲んでいる酩酊状態とイコールになるそうです。この頃は長くても3時間連続睡眠がMAXだったので、泥酔状態に近かったかもしれません。そら酔っぱらってたら育児できまへん。


私は母性が足りないのか


「授乳大変すぎる…とりあえず時間気にせず眠りこけたい…もうオラ元気玉作る腕さえあげらんねえ…」
と瀕死状態の悟空は、可愛いわが子を抱いて幸せなはずなのに、気づけば涙で視界が揺れる。こんな産後を誰が想像できたでしょうか。加えてこの頃は、育児の情報をネットやSNSに頼り切っていたこともあり「あの人は“授乳は幸せな時間”って書いてるのに。この人はこんなに幸せそうなのに」と自分は母親失格なんじゃないかと毎日責め続けていました。


母乳を諦めきれない心


同時期に出産した友達がいて、その子とは何でも話してお互い励まし合っていたのですが「母乳が軌道にのってきたよ!」と喜ぶ友達をとても羨ましく見ていたのを覚えています。いいなあ。私はもう続けらんないよって思ってる。周りに「ミルクで育ててる」という人もおらず、もし本当に母乳をやめてしまったらもう授乳はできない、一生懸命に飲んでいる可愛い息子の姿を見れない、どうする、息子は母乳がいいんじゃないだろうか、こんな大切なことを私の独断専行に走ってしまっていいのか、たくさんの迷いからなかなかミルク育児に踏み切れませんでした。


断乳のステップ


また、体の問題もあります。「リーコの乳腺部署各位。今日で生産を終了いたします。お疲れ様でした」『承知いたしました。迅速にご連絡いただきありがとうございます』で終わればいいけれど、母乳は赤ちゃんが飲めばどんどん生産量が増えていきます。だから突然の断乳は乳腺炎を引き起こしたり、トラブルのもとになります。逆も然りで、一度やめてしまえば徐々に出る量も少なくなるので「やっぱり完母で育てたい」となっても簡単には戻れません。断乳のステップを調べるとだいたい「1日10回の授乳を9回母乳1回ミルク、翌日は8回母乳2回ミルク」と“母乳→混合→ミルク”へ徐々に移行していくことが奨励されています。赤ちゃんによっては、急激な変化は乳頭混乱や哺乳瓶拒否にもつながったりします。ただね。ごめん息子。




ママもうがんばれないいいいいいいいいいいい





昼も夜もほとんど寝れない生活。もう一寸先は闇状態。「あ、これ私終わる」と自分でもさすがに感じました。そんなボロボロの私を見た夫が「大人になって“何で育ったか”なんて聞かれたことある?リーコがこだわりたい気持ちもわかるけど、もう母乳やめよう。ミルクにしよう。」と言ってくれました。私もそうしたい、そうしたいのです。でも、でも、でも、と揺れに揺れ続けた心。


結局、体の不調が先にきたため、半ば強引に断乳を決意しました。



今でも時々、長男がおっぱいを吸っている動画を見返すことがあります。今見ると「なんて可愛いんや…余裕なくて1本しか動画とってないやんオラ…もっと撮っとけば…母乳もうちょっとがんばれてたら…」と色んな気持ちで涙が出ます。でもあの頃はあれが私の100%だった。全力だった。息子の笑顔を守るため、家族の幸せを守るため、一番ベストな選択だったと今は胸を張っていえます。元気に育ってくれた息子、ありがとう。背中を押してくれた夫、ありがとう。栄養豊富なミルクを開発してくれた方、ありがとう。ありがとう。万物にありがとう。


続きはまた次の記事で。
スキしていただくと、私の好きな本が勝手におすすめされるように設定しました。お気軽にどうぞ。
最近読んで面白かった本などありましたら、ぜひ教えてください^^


以上、リーコでした。

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