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ママになったって、主人公はワシやないかい

こんにちは、リーコです。
今日は「お金と自分らしさ」について記します。


母になって変わったこと


誰から言われたわけでもなく、出産後にふっと湧いて出た考え。「私の人生の主役は、これからこの子なんだな」

それからというもの、全ての支出を育児関連に換算していくのが自然になった。「この服我慢すれば知育玩具買えるよな」「このフラペチーノ我慢すれば絵本買えるよな」「このチップスター我慢すれば…」

元来、散財する趣味もなく、自販機代はケチって水筒を持ち歩く倹約家タイプ。そこからそんな風に考え出したものだから、段々とお金を使うことが怖くなっていった。


親になった責任感


2023年度の大学進学率は57.7%。ここ数年過去最高記録を更新し続けている。私も夫も関関同立の4年制大学を卒業し、それなりの学歴格差を社会に出て肌で感じている。もし私立4年制大学に通うとしたら…6年制だったら…と目の前のことをすっ飛ばして20年先の学費計算をしていた。ノットマインドフルネス。真逆よ真逆。

そんな風に凝り固まっていったもんだから、支出を削ることしか頭になかった。謎に組みまくったエクセル家計簿を作成し、全口座の収支を1円単位まで細かく記録し「まだ削れるところはないか…どこか…なんとか…」血眼で探す。財布の紐締め上げすぎて、夫が誕生日プレゼントでくれたイルビゾンテの水牛ちゃんも泣いとったきっと。


それにもある日、限界がきた。よく読んでいただいてる方はお気づきかと思いますが、そう、私は限界がこなければわからない女なんです。完璧主義・理想主義だけど実際は到底そんな能力なくてキャパいのがリーコなのです。

今回も自分を削り過ぎた私は、段々周りにも同じことを要求するようになり、夫の散財が許せず、ママ友の豪遊が許せず、そんな自分の姿をはたと鏡で見た瞬間。ほとんどメイクもせず、毎日汚れる前提の服を着て、髪も伸ばしっぱなし。鏡の中で自信なさげな表情をしている女は、私が好きな私ではありませんでした。


だからまず、金髪にした。


次男妊娠後は、同じ過ちは繰り返すまいと意識的にお金を使った。「どうせ短期間だからもったいない」と安いだけのマタニティパジャマや授乳ブラしか買わなかった長男出産時。写真を見返すと「だっせえ…」。せっかくの日々の思い出も、天使のような息子の横にださい服に身を包んだ女。いかんいかん。

高くても着心地が良く可愛い、これなら写真大歓迎と思えるマタニティパジャマを買い。大学時代から使っていたアイシャドウ(恐怖)を捨て去り、メイク用品をフルチェンジした。艶とテカリの違いはなんだ!クッションファンデってなんだ!あでぃくしょんなーずくれどぽーbp-て!

そして、項目だけがどんどん増えて消化することのなかった読みたい本リスト。片っ端から買って読み耽った。こんなのいつぶりだろう。すると、なんということでしょう。毎日楽しくなってきたんですね。まさにこれが私にとっての「心の栄養」だったんだ。そこでやっと気づいたのです。

「なんや。子ども生んだって主人公はワシやないかい」


産後は一番しんどい時。お金をかけて良かったやんと今だったら思います。だけど、親になった責任感がぐっと強くなって「なんとかせねば」と思った自分も、よおがんばったと褒めてやりたい。だけど、大丈夫。なんとかなるから。


以上、リーコでした。

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