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#4 やる気MAXから急降下。現実逃避、ポイ

会社で開催された「女性のカラダセミナー」
卵子凍結の意欲が爆発的に高まった。

ぜったいにやりたい!!
ドキドキとワクワクが止まらなかった。

しかし、セミナーを受けてから
やりたいレベル10(MAX)が
急降下していくクヨクヨ病が発動となる。

クヨクヨ病ーーー
それは小さい時から共に過ごしてきた心。
何か始めようとするとクヨクヨ病が発動される。
私は昔から自分の意見を言えるような
ハキハキしたタイプではなかった。
何かをするときに、誰かに反対されたり
意見が食い違うと自信がなくなってクヨクヨ。

今回も卵子凍結を決断するにあたって
4つのクヨクヨが発生した。
似たような気持ちの方もきっといるはずなので
一応、、ご紹介をさせていただこうと思う。

① あれ?みんな興味ない?で不安に
受けたセミナーは会社のものだったので、
社内で参加した人は
それなりに人数がいたと記憶している。

ところが、セミナーを受けて以降も
婦人科行ってる?とか
卵子凍結って実際どうなんだろうね?
みたいに、同僚で話をするような機会が
1度もなかった。1度も。

私の周りには同級生の独身の友人が多くいる。
彼女たちと、たまにランチをしたり、
飲みに行ったりするものの、
卵子凍結の話は出たことがなかった。

30代ってもっと大人かと思ってたよね~
うちらが30過ぎっておもしろくない?
そういえば○○が結婚したってよ!
まじ?あの○○が?
だれか相手紹介して~笑

女子会あるあるのどうでもいい話や
アホな話、仕事の話。
恋愛の話はするものの、
自分たちの将来とか、子供とか
婦人科とか卵子とか
そんな話まではしたことがなかった。

「卵子凍結に興味があるのは私だけ?」

きっと、みんな毎月生理が順調にきているし
身体の状態を気にしたことがないんだろう。
そう思ったら、自分から話を切り出す
勇気が出なかった。

自分から卵子凍結の話をするには、
多嚢胞性卵巣症候群の話もしないと
どれだけ真剣に検討しているのか
わかってもらえないような気がした。

女として身体が機能していないなんて
かわいそう

そうやって、まるで不良品みたいに
思われるような気がして話すことができなかった。

こんなにも「卵子凍結をしたい」と思うのは
おかしいことなのか?
みんな興味がなさそうだし、
卵子凍結は変なこと?
やらないほうがいいのかな…
急に不安になって、クヨクヨ病が発動。

大人になったこのときでも、クヨクヨ病。
自分にうんざり。

周りに経験者や興味のある人がいなかったので、
1人ぼっちに感じていた、寂しかった。
だれか同じ仲間が欲しかったのかもしれない。

現在は、私以外にも卵子凍結の経験者が
グレイスバンクさんを通して発信していたり、
セミナーに経験者として出ていらっしゃったり
たくさんの情報が増えていて
1人ぼっち感は少なくなったと思う。

たくさんある経験者の話を参考にしてもらい、
じゃあ、自分はどうするか?必要か?
決めるときの参考にしていただくと
いいんじゃないかと思う。

このときの私は、
やる気がレベル10(MAX)から
レベル6まで減少していた。

② っていうかどんなもんなのさ?卵子凍結
卵子凍結をやりたい気持ちはあっても、
実際にはどういう工程なのか、
スケジュールなど分かっていない状態だった。
セミナーで卵子凍結の流れは説明されたけれど、
なかなかイメージがつかず。

実際にどんな感じなのか?
経験者の話が知りたかった。
もちろん、
どのようにして卵子凍結を決断されたのか、
その経緯についても、できれば知りたい。

そうしないと、私が人類1人目なんじゃないか?
というくらいに世紀の大実験をするような
すごく不安な気持ちになって、
クヨクヨ、やめようかな?が止まらなかった。

グレイスバンクさんが過去のセミナーを
配信してくださっているYouTubeを見つけ、
セミナーのアーカイブ動画を見たり、
経験者さんが出てくださっている動画や、
他のユーチューバーさんの
「やってみた系」の動画を見てみたり。
暇さえあれば動画をあさりまくった。
→ グレイスバンクさんYouTube

おかげでどんな流れかはもちろん、
どんなものを使用して卵巣で卵子を育てるのか
採卵当日の流れ、痛みはどう?など
色々見て学ぶことができたのは
とっても有意義だった。
安心できた大きな要素だった。

③ まさかのパートナーができる
そんなときに、このタイミングで
思ってもみなかったパートナーができる。
予想外の展開だった。
いつか詳しく書く時があれば…
これについては話がそれるのでひとまず割愛。

そんなわけで、
卵子凍結しなくていい説が勃発したのだ。
でも、自分はとても冷静だった。

自分:
いまのパートナーと結婚できる保証はない。
できなかったとき、自分は何歳だと思う?
いま卵子凍結しなくていつやるの?

ところがクヨクヨ病の主が語りかけてくる。

クヨ主:
でも、結婚できれば卵子凍結を
やらなくていいかも?
パートナーにわざわざ言わなくていいかも?

自分:
たしかに、卵子凍結するとなれば
パートナーに言っておくべきか?
なんて言う?
まだ付き合ったばかりだし
結婚を急かしているみたいでいやだな。

うーん。うーん。思考停止。
相手のことも考えなきゃいけないよな。
そう思ったら、面倒くさい、なんか。

やる気レベル6から
ますますレベルが急降下していた。

④ お金の問題。現実問題。
ここは正直かなり考えた部分。
現実的にお金どうする??

セミナーで
『グレイス杉山クリニックSHIBUYA』
でのおおよその費用の案内があった。
局所麻酔の場合、約40万円(税抜)
そこから、全身麻酔の場合の追加費用、
卵子保管費用もかかってくる。

私が見ていた動画の卵子凍結をしてた
ユーチューバーさんも
同じくらいか、それ以上かかっていた感じ。

さて、どうやって費用を捻出するか。
30代前半女の会社員がもらっている給料なんて
たかがしれている。

貯金はしているけれど、
このコロナ禍で今後何があるかわからないのに
バンッとお金を使えるか?
(そのころは行動制限が緩和しつつあるものの
コロナがまだ流行っていた)

貯金は私の汗と涙と鼻水の結晶だろ⁇
<(`^´)>エッヘン!!

ここまで高額な金額を使ったことがない私は
このお金問題でもクヨクヨしていた。

もはや、やる気レベルは更に低くなっていた。
卵子凍結をしたい気持ちはある。
でもなんだか踏ん切りがつかない。

そんなときにあるニュースを見る。
『2023年度に東京都が39歳までの女性に
卵子凍結の助成金を最大30万円支給する』

※正しくは「支給することが決定した」
という内容だったかもしれない。

なんという良いタイミングに!
ちょうど引っかかっていたお金の部分。
シンプルに ありがとうございます!
という気持ち。

東京都在住の私は、もしも卵子凍結をするなら
ありがたくこれを使わせていただくことに決めた。

できたばかりのパートナーのこともあり、
思考が停止していた状態だったので、
ひとまず助成金支給が始まるまで
現実逃避をすることにした。
近々来るであろう助成金支給開始のときまで
考えることを ポイ!した。

そうして、一旦クヨクヨ病から抜け出すため、
むしろクヨクヨに負けたのかもしれない?
(いや大丈夫だ)

とにかくその時は決断することができず、
考えることをポイすることにしたのだった。


この記事は卵子凍結・保管への理解向上のため、グレイスバンクの提供でお届けしています
#グレイスバンクnoteアンバサダー

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