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まずはじめに。
わたしにはひとり、母がいました。
彼女とわたしはふたり、二人三脚でわたしの成人手前まで生活を共にしてまいりました。
わたしが育ったのは、立ち上がると天井から下がる照明器具のカサよりも上に目線のある、足元にたくさんのゴミのあるお家。
子供は親しか知らず、疑うこともなく心から信頼しているため、何かおかしいなと遠くで感じながらもそれを受け入れ、わたしは大人になりました。
大人になって、更に大人になって、
色々なことを知り、色々なものを見、いよいよあれがおかしなことだったことを知りました。
今日、4月5日は母の四十九日です。
色々なことを忘れないうちに、ここに記そうと思います。
同じことで困っている人や、今後こうなりそうな気配を感じている人の、何か少しでも力や支えや助けになれることを願って。
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