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Midjourneyで署名を表示させない方法

Midjourneyで絵を描いていると、誰かのサインっぽいものが勝手に描かれることがあります。これじゃまるで誰かの描いた絵を勝手に流用してるみたいじゃないの。自分以外のサインが入っているなんて嫌。

特に日本画などの場合はこれが顕著です。ここ2日ほど浮世絵っぽい絵ばかり描かせているので、署名問題はつきもの。これを完全に克服したい。

最後のなんて何語なのかわからない言葉がビッシリ。絵以外を何も描いてくれなくてもいいのだから、この字を何とかして消してしまいたい。

そんな時に使えるプロンプトがこちらです。

--no signature, --no logo, --no text

勝手にサインするな!ロゴを入れるな!文字を書きやがるな!

これに加えて

--no stamp, --no frame

ハンコ押すな!額装するな!と加えたら完璧。

サインハンコ文字額縁てんこもり

ただし「--no signature, --no logo, --no text, --no stamp, --no frame」なんて全部入れるとエラーになるので、どれか必要なものを選んでやるのが無難です。

--no signature, --no stamp,

くらい入れておくとほとんどの問題は消えます。

ちなみにこの--noという指示語はとても便利でいろんなものを否定形で指示できます。

--no blur:ぼかさないで
--no pink:ピンク色を使わないで
--no digital painting:デジタルペインティング禁止
--no shoes:靴なし
--no glasses:眼鏡かけさせないで

という感じでなんでも否定できます。

実はプロンプトの中に「no signature」「unsigned」と入れていたのですがほとんど効果がありませんでした。否定形のリクエストの場合は

--no 〇〇〇〇〇

の形を使ったほうが効果が高いです。
ただし使っても100%サインがなくなるかというとそうでもなく、8~9割なくなるくらい。でも9割排除できるならかなり違います。プロンプトの最後の方に入れておくべきお守りワードですね。


それと画像の芸術性を高める「--stylize」というプロンプトも「--no」と同じくとても使いやすいものなので覚えておくといいかも。

まずこれが何もstylize指定をしないままのシンプルなヘラジカちゃんです。

ただの肖像画。

それがこうなります。

芸術性爆発。

--stylizeの使い方は「--stylize 5000」のように数値を入れて使います。デフォルトでは2500になっています。テストモードでは1250から5000までです。


試しに盆栽画像で確認してみましょう。これが何も指定していないとき。

Bonsai, 3D,8K, octane render, wide angle lens, high detail, detailed face, sharp focus, bright light, --ar 16:9 --testp

そしてこれが5000にした時。

Bonsai, 3D,32K, octane render, wide angle lens, high detail, sharp focus, Backlight,--stylize 5000, --ar 16:9 --testp

何にも変わりません。

芸術性を高めるための要素となる単語が少なすぎるのかも。

ヘラジカちゃんをモチーフにした場合は角という要素がプラスされているので主にその部分に特化して芸術性を発揮されます。

いろんな画風の絵を同じプロンプトで描いてくれます。

これは浮世絵のバリエーションがもともと広いこともあると思いますが、同じプロンプトで生成を続ければ続けるほど浮世絵っぽさが消えてきます。その場合は新たに入力しなおしてV1ボタンで増やさないようにすると浮世絵感が増します。

浮世絵に限らずどの絵柄を選択していても、V1を3回目くらいまでなら良い絵を描いてくれますが4回目まで使うとそれからはあまり変わり映えがしない画像が出てくることが多い気がするので面倒でも入力しなおしたほうが意外性のある絵が描けます。

逆に3~4回連続で良くない絵を描いてきたときはそのプロンプト自体に問題がある場合が多いので、回数を重ねても良い絵は描いてもらえません。早急に問題点を洗い出して文字列を組み替えるべきです。


ここのところずっと浮世絵づいているのですが、浮世絵の面白いところは以下の通り。

・バリエーションが豊かで何もしなくても勝手に面白い絵を描いてくる
・大体キモイけどそれがいい
・想像を絶する絵を描いてくる率が他の絵柄よりも高くて飽きない
・なんかちょっと変でもなぜか許せる、粗が気にならない

他の絵柄と違ってちょっと崩れていてもそこまで気にならないのでストレスがたまりません。
AIお絵描きはひたすらガチャをひきまくるのにちょっと似ていて繰り返し同じ作業をする中で良い絵柄を引いてこないといけません。これは根性勝負。描かせても描かせてもろくでもない絵ばかり描かれるとだんだん疲れてくるんです。手がないとか逆に手が6本生えてるとか、美人って指定したのにブスを描かれるとか、もう本当にやってられない。それに比べて浮世絵風なら、多少変なものを描かれても「どうせ浮世絵だしいいや」となる何かがある。

これは素晴らしいこと!

ノーストレスお絵描き!









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