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糖鎖のリングがDタイプの女性の癌について

いつも勉強させていただいてたストレッチ屋さんが「妻が大腸癌になりまして」といって、しばらくお店を閉めていたんです。

大腸の癌になるということはほぼほぼD女性ですよね。詳しく聞いてみたらやっぱりDタイプでした。Dといえば糖鎖のリングの中でも一番難しいタイプなので今までは「ちょっとよくわからない」という部分もあったのですが、今回それを補完する形でいつもの癌のメカニズムについての説明をまとめ直しててみましょう。


まず癌とは何かというと、「細胞の表面がグチャグチャになっていて、正常に機能していないもの」です。そして細胞の表面こそが糖鎖でできています。糖鎖にはO型とN型の2種類があって各細胞ごとにこの2つの糖鎖のバランスが異なっています。正しいバランスで細胞膜を作ることができれば癌にはなりませんが、バランスが崩れてしまったら癌になります。

癌にならない
癌を治す

この2つを知るには「糖鎖」を知らないといけないんです。


糖鎖のバランスによってどの部位で病気が発症するのか決まる

糖鎖はまず2つの種類があって、

N型の糖鎖が多い時:女性ホルモンが少なくなる
N型の糖鎖が少ない時:女性ホルモンが多くなる
O型の糖鎖が多い時:男性ホルモンが少なくなる
O型の糖鎖が少ない時:男性ホルモンが多くなる

という仕組みがあります。

これはN型とO型の糖鎖の組み合わせによって、どこの部位に症状が出るかが決まりますし、性別もこの図式に深くかかわってきます。

まず

右側がAとBタイプ。
 Aタイプの場合は下腹膀胱ホルモン系
 Bタイプは消化器系

左側は脂肪の多い部位で免疫、睡眠とメンタルの2つに症状が出ます。
そしてさらにCとDタイプに分かれます。
 Cタイプは血に関する病気になりやすく、さらに脳、心臓、膵臓と肝臓、胆嚢に分かれます。
 Dタイプはリンパに関する病気になりやすく、さらに肺と皮膚、甲状腺に分かれます。

これは性別とも凄く関係があります。

女性ホルモンが多いAタイプとDタイプは女性がなるもので、男性ホルモンが多いBタイプとCタイプは男性がなります。出ている症状がその時違っていてもそれはリングの偏りが移動しているだけでベースになる場所は必ずこのルールが適用されます。男性は必ずBもしくはC、女性はAもしくはDのタイプです。


糖鎖のリングはエネルギーを生み出している

そして人間の細胞というのはエネルギーを作り続けていてこの「ABCD」の糖鎖のリングを左回りにぐるぐると常に回りながらエネルギーを作っているんです。

糖鎖のエネルギーの仕組みを図にしてみましょう。
上から見るとこんな感じを想像してみてください。

横から見るとこんな感じ。うまく回っているとまっすぐ平らです。


そして生まれつき「糖鎖の偏り」というのがあって、偏りの大きさに「大きい、小さい」はあれど、人間は必ずA、B、C、Dのどこかのタイプに偏っているんです。

偏りが少なくてバランスがとれていたら病気にはなりません。健康ということです。偏りが大きければ偏った方向に属する部位が病気になります。

癌ができるときもその人の体質の偏りの大きい部位に癌は出来ます。


エネルギーは順番にABCDと左回りに回っていればよいのですがこれが逆回転して発癌し、自分が本来持つべき偏りとは違う場所に傾いてしまうと癌細胞は転移してしまいます。

たまに「病気のデパート」と言われるほどあちこち悪くして大きな病気になっている人がいますよね。こういう人は元々の糖鎖の偏りも大きいですがシーソーのようにタイプがギッコンバッタンと変動してしまうことによって癌に限らずあらゆる場所に症状が出てしまうのです。


糖鎖のリングの特徴的なルール

糖鎖のリングにはいくつかの約束事があります。
自分が持っている本来の偏りのタイプよりも
 ・1つ進むと症状が軽くなる
 ・1つ下がると症状が重くなる
 ・正反対になると症状が出ない
 ・正反対の裏側に入ると死ぬほど重い

という「症状の重さ」に決まり事があるんです。

だから自分のタイプの正反対の裏側のタイプに偏っているなら、薬は効きにくくて手術を早急にしないとすぐに死んでしまうほど悪い状態になります。

逆裏に入っているときこそが「発癌期」なのです。

糖鎖のリングのエネルギーは元々このように水平に左回りに回っています。これには裏面が存在していて全く真逆の動きをしています。ピンク色で表しているのが電子的に+の働きを持つもの、ブルーが電子的に-の働きを持っています。表面が+なら裏面は-。表面が左回りなら裏面は右回りです。この構造でエネルギーがABCDABCDABCDとぐるぐる回っているんです。

これがねじれてしまうとどうなるかというと、エネルギーがちゃんと作られなくなります。小さなねじれなら「発熱」という形で症状が現れます。

ねじれたらABCDではなくランダムにめちゃくちゃな動きを見せるんです。そうするとエネルギー的にも逆回転をして、凄く長期間にわたって熱が出たり下がったりを繰り返しながら細胞膜を変質させてしまいます。それが発がん期。

糖鎖はもともと糖とアミノ酸が結合したものです。糖とアミノ酸を加熱するとメイラード生成物が出来上がります。癌はこのメイラードと深い関係があり、糖鎖のエネルギーの逆回転によって起こった熱によって癌が作られてしまうのだと思います。


糖鎖のリングのねじれと発癌+風邪

このねじれができた時、つまり逆裏に入ってしまったときというのは「いつも違う感じ」がします。でもこの時期に癌検診を受けても癌は見つからないです。少し後に見つかりますが、しんどい時というのは自分でわかると思います。いつもと違うので。AタイプならCの症状が出て、DタイプならBの症状が出たりします。それは通常なら「症状が出ないはずのもの」ですよね。

これは風邪を例に挙げるとよりわかりやすいはずです。

なぜなら風邪も癌と同じで糖鎖が原因で起こる症状であり、風邪を治す過程こそが糖鎖のねじれを治してくれているものだからです。

私はAタイプなのですが、普段風邪をひくとのど鼻の痛みが強く出る風邪です。大体1週間くらいで治ります。下痢をすることもありますが症状は軽く、いつも風邪が治る前に少しだけおなかが痛くなってその後には症状がほとんどなくなっています。

治る過程で1つずつ前のタイプに移行していくんですね。

咳の風邪をひいたときは特にひどくて熱が下がっても1か月から3か月は咳が残ったりします。1つ前のタイプになると症状が軽くて、1つ下がると症状が重いというのルールがここでも働いています。

そして頭痛の風邪というのは私は普段ほとんど引いたことがありません。寒気がするということもないんです。人によって風邪のタイプは異なりますがそれは糖鎖の質によって違いが出ているんです。

風邪薬の漢方薬もこの4つのタイプに振り分けることができます。

私は葛根湯を飲んで効いたことは1度もありませんし、麦門冬湯を飲むと症状が悪化します。漢方薬で咳が出るとDタイプの処方を出されやすいですが、Aタイプの私には効果がなくどんな状況でも麻黄湯が効きます。おなかが痛い時は猪苓湯も効果がありますが、治りかけてきたころに温胆湯を飲むとすっきりと治ります。

タイプDの漢方薬は少し特殊です。私は人体実験できないのでこの仕組みがどのような作用があるのかまだよくわかっていません。

私がよくいくドラッグストアの店長さんはDタイプの女性です。葛根湯や麦門冬湯は効くけど麻黄湯が効いたと実感したことは一度もないと言うのです。私たちは体質がAタイプとDタイプで真逆なんですね。人によって同じ風邪でも効く薬が全然違います。

漢方薬がなぜ糖鎖の病気に効果があるかというと、大抵の漢方薬はタイプのポジションを1つ前に進めるという効果があるからです。温胆湯は2つ進める効果があります。Dタイプの処方の種類が多いのはDがさらに2つに細分化されてしまうから、複雑なのだと思います。そしてDタイプの時は薬だけではなく、「水と糖」の力を借りなければなりません。


水と糖のバランス、各タイプ別の水の抜け方

それには次の図を見てください。

これはタイプ別の水と糖のバランスです。これによって水の出し方が決まってしまうんです。特にDタイプの女性などは水が少ないのに咳で余計に水を出してしまうので、具合が悪いなら自分でも驚くほど水を補給すべきなんです。Aタイプの女性が尿失禁しているならそれは糖が足りていません。おしっこと糖質なんて無関係に見えるかもしれませんが試してみると違いが判ると思います。


発がん期は自分の元々の偏りのタイプを中心に前後を行ったり来たりしがちです。AD’BAD’ABのように行ったり来たりします。下痢、尿失禁、咳、失禁、下痢、失禁、咳のように繰り返したりしているとひどい頭痛がやってきてそこに発癌するか、もともとの偏りのAで発癌するかどちらかです。そんなときは「汗が出なくておかしいな」と思うはず。

発癌期は必ず「水と糖」のバランスが崩れているんです。

水と糖のバランスも4つのタイプでこのように説明ができます。

Aタイプは糖を足すのが治療
Bタイプは水を抜きつつ糖を足すのが治療
Cタイプは糖を抜きつつ水を足すのが治療
Dタイプは糖と水を足すのが治療


病気の時に薬を飲む前に水と糖のバランスを整えておかないと、「薬が効かない」という状態になります。タイプが変動していて自分の本来のタイプとは違っているとしても、その時のタイプに合わせて水と糖をコントロールすることがとても大事です。

水の必要摂取量はタイプによって違う

Dの人はほかのタイプの人たちと違って具合が悪くなると水と糖を余計に取らなくなる癖があると思います。そうすると薬が効きづらくなるので世の中にここまでたくさんのD向けの漢方薬が生まれたのだと思います。Dの人は病気を治したかったらまず少し冷たい水と糖を足しましょう。私なら咳が出ている限りは肩甲骨の間を保冷材で冷やしながらあずきバーを食べまくります。

逆裏に入ったときにもとに戻す最大の方法はこの「水と糖のバランスを整えたうえで薬を使う」ということです。癌の栄養はブドウ糖だから糖を取るのはだめと考えている人もいると思います。ですが正常な細胞を作るための仕組みには糖と水の両方が必ず必要なんです。


ここまで説明した糖鎖の病気の構造をまとめましょう

・タイプ別の4つの偏りがある
・偏りは2つの糖鎖の種類のバランスによって作られる
・男性がBCタイプ、女性がADタイプ
・1個前が軽く1個後ろが重く反対側は通常症状がない
・糖鎖のリングがねじれて逆裏に入ると超重度になる
・逆裏になった時に発がんする
・風邪も糖鎖の病気の一つで発癌も癌を治す構造も風邪と同じ
・水と糖のバランスを整えることは治療そのもの


糖鎖のバランスを崩すメカニズム

ではこの糖鎖のリングの偏りはどんな時に大きくなってしまうのか説明していきましょう。だって偏りが大きくなければ病気にならないんですから。

糖鎖の質の半分は「生まれつきの糖鎖に関わるDNA」で決まります。

そしてもう半分は「食べたもの」や「ウイルス感染」などによって変化します。

ウイルスに感染することはそう多くはありません。ですから糖鎖の偏りのほとんどは食べ物から作られます。

植物は草食動物に食べられてしまうと絶滅してしまいます。ですから食べられないように体の中に毒をもっているんです。その毒は食べてすぐバタリと死んでしまうような毒ではなく、徐々に不妊症にしたり癌にしたりするような毒です。

特に種を食べられたら植物は一巻の終わりです。ですから毒は種の周りに多く集まっています。種を食べる植物は沢山ありますよね。種だけではなく、種に近い芽、花、つぼみにも多く植物性の毒であるガレクチンが含まれます。それが双子葉合弁花に集まりやすいんです。いわゆる「果菜類」と言われるものが多いですね。ナッツなどもこれに含まれます。


たとえば私はAタイプなのでガレクチンという糖鎖を除去した生体異物除去食を食べて暮らしています。となると種類だけでいうなら野菜のほとんどが食べられません。
それを極度のビーガンの人と同じ扱いを受けたりして納得いかないことがたくさんあるのですが、Aタイプの生体異物除去食は実際はただの和食なんですよ。

例えば私が絶対に食べないものというとトマトです。これはガレクチンが多い食品です。トマト、なす、じゃがいも、唐辛子、ピーマン、さつまいも、とうがん、すいか、うり、メロン、きゅうり、かぼちゃ・ゆうがお、へちま、ゴーヤ、食用菊、ゴボウ、春菊、ゴボウ、アーティーチョーク、つわぶき、菊芋、レタス、チシャ、フキ、菊芋、しそ・セージ、タイムなどにも含まれています。これに一般的なフルーツとナッツが加わります。

見た目で見分けるなら輪切りにしたときに種が中央に並んでいる食材や洗ったときに泡が立つようなものです。科目に関わらず「種を食べるもの」と考えたほうが良いです。イネ科は双子葉合弁花ではありませんが、種を食べるものです。食べ物の皮の付近に多いのでお米なら「ぬか」の部分にレクチンが多いので玄米は私は食べられません。マメ科も種を食べるものですよね。そうやって考えると結構たくさんあるんです。

トマトのガレクチンは私の消化器系の粘膜のムチンと結合をして、粘膜ははがれてしまいます。はがれたものはシアル酸(N-アセチルノイラミン酸)という糖鎖です。これはN型の糖鎖でたくさんはがれてしまうとその場所は炎症を起こして潰瘍ができて癌化します。それだけではなく炎症が起きたら抗炎症ホルモンが分泌されるので、当然ホルモンバランスも崩れてしまいます。このホルモンが枯渇したりして適切に対処されなくなったら癌もできやすくなります。この時癌ができる場所はそれぞれのタイプ別で異なります。

これは私の粘膜のムチンがガレクチンと結合しやすい性質を持っているからで、結合しにくい粘膜を持っている人は私のようにはなりません。私は30代で「80代のおじいちゃんと同じようなカサカサの鮫肌の鳥肌の胃袋をしている」と言われたほど粘膜が失われていました。そのころ胃は常にもたれていて、痛みを感じていました。ガレクチンを除去するようになってからそういったことはありません。

逆に粘膜が厚くて少しくらいムチンを減らしたほうがいい体質の人もいます。減らさないと体の中でコラーゲンができすぎてしまい、骨や筋肉などで病気になるタイプがCDタイプ。最初のうちは不眠症になったりメンタルが落ち込んだり軽めの症状が出ますが、重くなると脳腫瘍とか皮膚がんとかになります。


・AタイプとBタイプ:ムチンが元々少ない体質➡レクチンを食べると減りすぎてしまう=病気になる(レクチンが完全に毒にしかならないタイプ)
・CタイプとDタイプ:ムチンが元々多い体質➡レクチンを食べても問題がないが食べすぎるとやはり病気になる(適度に食べるとレクチンが薬になるタイプ)

つまり

「ABタイプの人はレクチンを取らなければ病気にならない」
「CDタイプの人はレクチンを適度に取らなければ病気になってしまう」

といえます。

Aタイプの私はとにかく「毒になるものを食べなければいい」だけなので楽ですが、「バランスを取りながら毒を薬として食べないといけない」というのはとても難易度が高いことのように思えます。バランスがちゃんと取れているかなんてなかなか自分では判断ができないですからね。


いろいろな生体異物

実は糖鎖にはたくさんの種類があって植物性の糖鎖、動物性の糖鎖、海洋性の糖鎖などいろいろあります。そして植物の毒もレクチン以外のものがあります。例えばアブラナ科の植物にはイソチオシアネートという生体異物があって虫などを寄せ付けないようにしています。大根おろしを食べた時にからいと感じるあの辛さがそうです。これは人間の体内でホルモンと酵素の量を変動させるので一部の体質の人には薬になりほかの体質の人には毒になります。単子葉植物もアリシンという生体異物を持っています。これは生の玉ねぎを食べた時に辛みを感じると思うのですが、その辛み成分です。

生体異物は1つではなくいろいろあって、それぞれの体質によっては毒にも薬にもなります。

各タイプごとに食べれる植物の種類は次の通りです。

ここでいう離弁花とは花びらの数5枚でバラバラになるもので輪切りにしたときに種が小さく散らばっていないものです。プラム、すもも、なつめなどです。

アブラナ科で食べられるものは「過熱をしなくても生でそのまま食べられるもの」です。そうなるとキャベツ、白菜、大根しかありません。辛みが強すぎたり苦い味のアブラナ科の植物は沢山ありますが食べられません。カリフラワーなどは花やつぼみなのでレクチンが多いです。

単子葉植物で食べられるのは「種を食べない」ものです。ネギ、玉ねぎなどです。ショウガやみょうがは食べられますが、ニンニクはニンニクレクチンというのがあって食べられません。ピーナツも多いです。ゆり根は見た目に花びらの根元がくっついているのでだめです。盛大に苦しみました。アスパラガスも芽を食べるのでだめです。トウモロコシは種なのでだめです。食べすぎた時に熱が出たりおならや鼻血が出る食べ物は大体だめです。

私はAタイプで合弁花が毒になりますがそれ以外の食べ物は薬になります。
私にとって毒だった合弁花はCDタイプの人には薬ですが、私にとって薬である単子葉植物とアブラナ科の植物はCタイプの人には毒です。Bタイプの人は私と似ていますが単子葉植物とアブラナ科の植物は食べられません。ただ好きで食べてる人は多いと思います。

食べておいしいと感じることと、体にとって良い悪いは全く別です。私もトマトはおいしいと思います。そして自分にとっての毒ほどおいしく感じるものです。

お酒やたばこもレクチンが多い食べ物の一つです。特にお酒は濃縮されているので度合いが強いです。ABタイプの人は酒が百薬の長にはならないタイプ。よく「うちのおじいさんは毎日酒を飲んでたばこを1日3箱ずつ吸っていたけど大往生したし病気になってなってなかった」という人がいますが、おじいさんと自分が同じ体質だとは限りません。同じ家族でも遺伝子が異なることがあるのでその理屈に甘えているとと痛い目を見ます。

また調理方法次第で毒素を殺すこともできます。例えば大根は煮ると辛くなくなって甘い煮物になりますよね。これは辛み成分が熱で壊れるからです。大根おろしには少量の水を加えて置いておくと辛さが飛びます。レクチンは水に溶けやすいからです。玉ねぎも炒めると甘くなりますよね。大豆を生で食べる人はいませんが発酵させて味噌や醤油を作ることができます。日本人が天ぷらを好きなのも私は納得がいきます。熱でレクチンを壊して食べやすくしてるんですね。

・高温
・高圧
・長時間調理
・発酵
・塩蔵
・酢でしめる
・水に浸して灰汁を抜く

といった調理方法で生体異物を除去しているわけです。

ですが一部のレクチンは発酵や加水分解して濃縮すると量が増えるだけで壊れません。たとえば酵素ドリンクはレクチンが濃縮しただけのものなので酵素云々の前に、CDタイプの人には薬だけどABタイプの人には毒になります。人口の8割以上がABタイプの日本で売るより人口の9割以上がCDタイプのアフリカやインドなどで販売したほうが喜ばれると思います。

Dタイプの女性は合弁花しか食べられませんが、食べてはいけない冬野菜やネギが好きな人が多いです。これらを食べると肝臓の酵素が増えすぎて免疫が過剰になります。CDタイプの人は子供の頃に喘息やアトピーで苦しんだ経験のある人が多いですがこれらを除去するだけで症状は改善します。ただ美味しいものを我慢するのがDタイプの人は苦手です。相当の頑張りが必要です。


そもそもどうしてAタイプの私が「レクチン」などの生体異物を体外排出するのが苦手なのかというと、肝臓の酵素のCYP3A4というものの量が少ないからなんです。これは薬物代謝酵素としても知られていますが、薬物よりも先にレクチンと結合することがわかっています。

ですからトマトなどを食べて薬を飲むと、私の場合は薬が効きすぎてしまう。この酵素は食べたものによって増えたり減ったりします。グレープフルーツを食べて薬を飲んではいけない薬があるのはそのせいです。Dタイプの人はこの酵素がとても多いので、薬を飲んでもすぐに体外排出されてしまって薬の効果を感じづらいです。食品に含まれるレクチンは粘膜と結合してしまいますが、それを乗り越えて体内に入ってきたものは血中をめぐって全身を回ります。これをこの酵素がレクチンと結合して体外に排出してくれるんです。

特に癌細胞はこの酵素を自分で作ることができます。抗がん剤が効きにくいのはこのためです。この仕組みのせいでD女性は薬が効きにくく病気が治りにくいんです。

薬物代謝酵素の量が少ない人(ABタイプ)=「レクチンを食べることが苦手な体質」
薬物代謝酵素の量が多い人(CDタイプ)=「レクチンを食べることができる体質」



ここらへんでまたまとめてみましょう

・植物はそれぞれに毒をもっている
・「合弁花を食べられるかどうか」は糖鎖のシーソーを横方向にスライドさせるので病気になるならないに大きく関係している
・タイプ別で食べれる植物の種類が違う
・血がつながっていても同じDNAを持っているとは限らない
・調理方法次第である程度は生体異物を壊すことができる
・薬も生体異物、薬物代謝酵素の量がレクチンを食べられるかどうかを決める。この酵素の量が多すぎると薬が効かない


次は動物性のレクチンについて。

子供のころ牛乳を飲んだら下痢をした人はいませんか。これは牛乳に含まれるセレクチンという糖鎖が関係しています。いわゆるカゼインという成分がこの糖鎖でムチンと結合してはがれるのです。粘膜が剥がれたら下痢になりますよね。ガレクチンと同じ働きを持っていますが、順序で言うとガレクチンよりもセレクチンのほうが先に結合します。だからガレクチンの不耐症を持っている人はセレクチンの不耐症も必ず持っています。

ガレクチンで有名な成分といえば「グルテン」なんですよ。小麦を粉にして練ったらできるやつ。グルテンとカゼインはマブダチで、二つ組み合わさると威力を増してムチンを減らしにかかるんです。牛乳とパンとか一度に食べる組み合わせとしてはABタイプには良くないんです。

ジャガイモが入ったクリームシチューはジャガイモに含まれるガレクチンとシチューに入っている牛乳のセレクチンが一緒になって糖鎖のバランスを右方向にガーーーッと傾けてしまいます。

こうやって考えると「動物性のものと植物性のものを組み合わせて食べるもの」というのは結構ありますよ。トマト味の肉の煮込みとか、豆を肉と煮込んでスパイスで味をつけたものとか。そういった食べ物を昔から食べている地域というのは元々それを食べても問題のない粘膜の質を持った人たちが多く住んでいた地域のはずです。特に「唐辛子」に入っているガレクチンの量が凄まじいのでこれを料理の味付けの軸にしている地域はCD向けのご飯ということですね。ABタイプにとっては良くない働きですが、この仕組みをCDタイプの人はうまく利用すべきだと思います。

だからこれらがCDタイプの人向けのご飯です。

・インド料理
・イタリア料理
・フランス料理
・トルコ料理
・ブラジル料理
・タイ料理
・韓国料理
・中華料理の一部

中国はとても広いので辛い物を食べる地域とそうでない地域があって、だいたいそうだけど一概にそうだとも言い切れないので難しいところです。

和食もおいしいですが、言ってしまえば「本当にグルメなおいしい料理は大体CD向け」ですよ。CDタイプの人のほうが舌が良くて鼻がよくきくんです。食べ物への意識も高くてこだわれるんです。食べるのも好きで料理も上手です。だから当然こうなってしまうわけです。

食文化は生体異物との戦いの結果だということがとても興味深いです。

これを踏まえて最初の図をもう一度見てみましょう。


私は実はD女性の治療というのに凄く興味がありました。いつも私はDタイプの女性に助けられてきたんです。自分のほうが具合が悪いのに無理してでも私を助けようとしてくれるのはいつもDタイプの女性だったんです。何とかして少しでも楽にさせてあげたい。

D女性は痛みに鈍いところがあって「このくらいなら」と我慢しきってしまうんです。だから気が付いたときには重症化していて手遅れになりがち。そして進行が早くて死にやすいんです。

でもその分安産で多産です。理由は「胎盤」を作るのが上手いから。胎盤は糖鎖でできてるんす。だから糖鎖を作るのが下手なAタイプが難産で上手なDタイプが安産型。

Dという立場上1つ後ろに下がると生命を一発で脅かす部位にあたるので、やっぱり闘病生活がハードですよね。肝臓や脳や心臓といった部位に出る症状が重症化しやすいだなんて大変ですよ。なおかつ逆裏が消化器系なのでご飯が食べられなくなるんですよ。糖が足りないと治らない体質の人が絶食したくなってしまうと、薬も効かなくなります。

D女性は元々免疫系の病気になりやすいく、不眠症とメンタルの病気に簡単になってしまう。リンパの病気になることもあるので、治療を始めてからすぐ治るようなものではない「闘病生活が長い」病気も多い。

4つのタイプの中で病気に一番弱いのがDタイプです。

D女性は「水を大量に飲んで食って寝たら治る」とも言えますがそれが難しい。なぜかというとD女性は「人にやさしく世話焼きで自分のことよりも人のことを優先する性格」の人が多いんです。多産だということもこの性格と関係があります。子育てが上手くてたくさん子供を産むという習性があるからこそですよ。これはもう人類のD女性の習性といってもいいかもしれない。本当に人のために自分の時間を使う人が多いので、休まないんです。体がつらくても働いてしまうんです。そして頭の中はいつも周囲の人のことを考えていて疲れている。頭が疲れているから寝ようと思っても寝れないんです。「今すぐ寝てろ!」って言っても何か家事をしてしまうんです。

本人がやっと寝てくれたなと思ったときはすでに起き上がれない状態なんですよ。だからDの人の治療の基本は「早期発見し、ほかのことはすべて忘れて食って寝る」のが一番です。

なぜ「寝ること」が大事なのかというと「糖鎖は寝てる間に作られるから」です。変な不眠症の良くない寝方をしていると、正しくない糖鎖が作られて病気になります。ちゃんと寝ることは本当に大事。

・病気になったら手術という選択肢があるなら一番にそれを選ぶ
  =薬で散らすというようなことは考えない(どうせ効かないから)
・入院できるならさっさと入院してしまう
  =普段の生活とは隔離されるような場所で休むことに専念する
・水と糖質をしっかりとって寝る


ABタイプの人は不眠症とは縁がなくて、ある程度の時間になったら気が付いたら寝てしまってるんです。これは本当に水の代謝が関係しているので寝たかったら水を飲めということです。

なぜかというと「水と糖」が足りないとDタイプの女性は粘膜を分解して水と糖を作っちゃうからなんです。そうすると消化器系の病気になっちゃう。

それに脳の8割は水分でできていると言われています。脳の水分が足りなくなるとCタイプの症状が出てきます。頭痛とかメンタルの問題ね。しかも繰り返されると認知が下がってくるんですよ。それは本当に怖いこと。

自覚がない人が多いですが、Dタイプの人は「のどが渇いた」と感じにくいんです。だから「時間を決めて飲む」くらいでちょうどいいです。自覚したときには手遅れなので。


実は私はここ3~4か月の間ずっとC’のタイプでした。C裏に入ってて、DABADABADと繰り返していて大変でした。咳がずっと止まらないし、微熱と倦怠感が凄くて起き上がれない。脱水してるのに何も飲みたくなくて、食欲はあるけど食べると気持ち悪くなるという状態。これは実はAタイプの発癌期で実際に胸のしこりが凄いことになってました。良性腫瘍があるとは言われていたんですがそれにしては量が凄いので癌ができててもおかしくなかったんです。

逆裏に入って癌ができる時期と癌が見つかる時期にはかなり差があるんです。私は今発癌期なので今調べてもすぐは見つからないんです。見つかった時には大変なことになっていましたとなると問題なので、今の時期にすべて治してしまいたいと思っていました。

頼ったのは「癌の治療で有名な玉川温泉」と「鍼灸」と「漢方」です。玉川温泉ではお風呂で乳首から血を流して痛がっていたら次の日しこりが全然なくなっているという摩訶不思議な体験をしたんですが、周りの人に言うと「私もなったよ、同じように」とか「よく聞く話。みんな同じこと言ってる」と言われました。玉川のお湯で癌が治るときは陣痛に似た痛みがあります。私は部位が胸だったので、胸に陣痛が来た感じ。とにかく雑巾絞りをされているようなとてつもない痛みがありました。

効いた効いてないで言うと9割くらいはこれが効いていたと思います。できてた腫瘍が消えたという意味では玉川が効果がありました。でも玉川では咳が止まらず尿失禁も止まらず下痢も止まらずずっと水分が飛んで干からびていたので逆裏に入ったままでリングが正常に戻ってはいなかったんです。

これを正常にしてくれたのが、温胆湯かもしれない。でも同時に私はお灸をすえていたんです。

「咳が止まるツボ」に。とりあえず7つ。どれも最高に焼ける感じがして痛かったです。ですが4~5回で咳が格段に減りました。

足のほうはひざから指先まですえてみました。ツボの名前がわからないものもあります。ひざのまわりは毎回反応する部分が違ったのでちょっとわかりません。でも触るとじぃぃんとしていたのでお灸をすえたら効いた感じがありました。


この「手のお灸」と「足のお灸」を一緒にやっているときにおなかの脇腹をもみもみすると各ツボがボオオオオオオ!!と燃え上がるのです。痛い!熱い!効いてる!と一目でわかります。人間のからだってつながっているのね。

ちなみにこの辺。

背中にはこちら。これも肺のツボ。左右対称ではない理由は私の体重が右にかかっていて左側が固いからです。肺も左が悪い。

こんな感じでツボを刺激していると何か月も続いていた咳が止まりました。これで糖鎖のリングの偏りが戻ってきたのだなと実感できます。


大抵の人は「そんなにお灸が効くわけないじゃない」なんて思うと思いますが、これにはエクソソームというものが関係しています。エクソソームというのは細胞がメッセージを送って次に作る細胞であるとかホルモンなどを「出してくださいね」とお願いを出す働きのあるものなんです。これが昔は小さすぎて見えなかったんですがこれを見ることができる顕微鏡が開発されて調べてみると9割以上が経絡と同じ部分に流れていたということがわかっています。

逆裏に入っているときは間違ったメッセージが送られているわけです。それをお灸で焼いてしまえば正しいメッセージに変わっていくのだと思います。

目に見えない小さいものなのですが、そこには確かにあるのです。中医学は昔からあるものですがその仕組みなどを完全に解明できるほど科学がそれに追いついていません。迷信だと思う人もいると思います。

ですが私は自分の体でそれを実践し、体質の変化も感じているので間違いなく効果があると思っています。健康な人は効果を感じにくいですが病気の人には良く効くものです。

そして熱で焼いているものはエクソソームだけじゃなく、ほかの菌などもあるかもしれません。鍼を打つ前は消毒をしますし。菌は消毒で死にますよね。

これ実は「糖鎖の量を決めているジンジバリス菌とコリネ菌」というのがアルコールで除菌できてしまうんです。熱でも死ぬと思います。鍼灸をするということはこの作業で糖鎖のバランスを変えられるんですよ。
だから私はお灸をしない日でもエタノールを自分の体にスプレーして除菌しています。特に髪の毛は多くつくので念入りに。

逆裏に入って発癌期にあるときは、糖鎖のリングを2つ以上回さないといけないです。

・漢方でリングを回す
・お灸や除菌で糖鎖のバランスを変える
・強酸性の温泉で除菌する

というようなことで対応できると思います。

Dタイプの女性の治し方は、結構「それだけでいいの?」というようなことが多いんです。

除菌をするとか、水を飲むとか、とにかく寝るとか。

ほかのタイプの人にとって簡単なことがD女性には簡単じゃないんですよね。だからあえてそこを頑張ってみると、治療の効果が出てくると思います。

もし寝ようと思って寝れないのなら生姜湯とか飲んでみましょう。単子葉植物は基本的にだめなんだけど、砂糖で中和した生姜は大丈夫。きっと寝れます。

年を取ればみんなどこかしら悪い箇所が出てきます。病気を克服しながら生きるということは、大変だけど頑張りましょう。


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