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子供の病気の技術を大人に活かす#2売れる音楽を作る21

今日は伴奏の加点について考えてみます。考えるといっても音楽の知識のない私にはわからないので、鬱音と加点を感じる部分を見比べてみるくらいしかできないのですが、正しい音楽用語がわかる人はそれを教えてください。

前回までの流れはこちら。

まずはこちら。さくらさくらという有名な曲の一部です。

赤くしるしをつけた音が加点です。この音を何と表現すればよいのか私は知りませんが聞けば一目でわかる強い加点の音です。この加点は単体でプラスに働くだけではなく後ろの音にかかっています。

そして青い丸で示した音が鬱音です。

鬱音はとても種類が多く分類するのは大変です。

・頭痛がする鬱音
・気分が落ち込む鬱音
・不眠になる鬱音

など鬱音の種類によって作用が異なります。世の中の歌の中で一番多いのが頭痛がする鬱音です。これは歌詞の母音がiとuの場合に起きやすいですが、人の声以外の部分からも作り出されます。

それはリズムや和音の持つ音の作用から作られる場合が多いです。


次はうちの子供がとても好きな曲の加点の音を聞いてみましょう。先に本家よりも侍の方を知りました。

歌詞がこれだけ違うのに鬱音と加点の作用はほとんど変わっていません。「すまぬ」の部分が「ごめん」になってもこの歌の加点の位置は変化がありません。この「音程が上がる3つの音」が加点です。

3つの音が下がるものもあります。

これはイントロから音が3音下がっているので威力が強いですよね。何度も繰り返されているし。

・3つの音で上がる/下がる

これは加点の要素として明らかなものです。



AimerさんのAfter Rainです。アレンジの違う曲を並べてみましょう。イントロの部分に大きな違いがあります。

最初が「加点のないアレンジのイントロ」です。

次は「加点を加えてあるイントロのアレンジ」です。

2曲目の加点はキラキラした音ですね。

人の声にも加点の声と鬱音の声があります。樽木栄一郎くんは鬱音の少ない曲を作る1人です。私の子供もお腹の中にいるときからこの曲が好きでした。今でも流すと「好きよ」と言って喜びます。

「息継ぎの少ない曲」を歌いきることができる人というのは一番苦しそうになる部分で加点の音が現れるんですよね。だから息継ぎのない歌は母音のiuを消すためだけに存在するのではなく、それそのものが加点なんですよ。

だから私は息継ぎのない曲を作ってほしい。歌う人がどんなに嫌がっても、曲を作る人はそれに負けないでほしい。

そして「ただ息継ぎがないだけの曲」ではなく、息継ぎなく歌ったときに途中から加点の連打になる曲を作曲して欲しいんです。この曲みたいに。

このタイプの加点を毎回狙う必要はないと思うけれど、世界を取るならこれに負けてはいけないんですよ。だってエド・シーランは別に普通の時でもこの加点の声を出せるんだもの。

こんな風に。苦しまず歌わなくても加点の声を出せる人は珍しい。

0:33から怒涛の加点ラッシュが始まります。
このタイプの加点は樽木君も同じ声を出せます。


・息継ぎのしにくい曲
・音の高低差の激しい曲
・なじみのない変わったリズム
・人間に発音しづらい歌詞

これらは必ず「カラオケに不向きな難しい曲」となります。歌を売りたい人はカラオケ印税のことを考えて皆が歌いやすい曲の方が歌ってもらえるのだろうと思うと思いますが、それは考える必要のないことだと思います。流行れば難しかろうが何だろうが皆がむしゃらに好きな曲を歌うので。

それよりも優先すべきは脳が喜ぶ音。




まとめると。

【aeoとiuの鬱音の法則】
・フレーズの最後の音が母音の「あ(a)」「え(e)」「お(o)」で終わっている曲はよく聞く➡良い音
・フレーズの最初もaeoの母音で始まるともっと良い
・フレーズの最後の音が母音の「い(i)」+休符で終わっている曲は嫌がる、歌の途中でも「い」と「休符」が入っていると嫌がる➡悪い音(鬱音)
・同じ母音の繰り返しでaa⤴,ii⤴,uu⤴,ee⤴,oo⤴のように後ろの音程を上げると鬱音になる

【iuの例外と回避方法】
・フレーズの最後の音が母音の「い(i)」で終わっても「い」と「に」の場合は問題がないことが多い(き、し、ち、ひ、み、り、ゐはダメ)➡悪い音の回避
・フレーズの最後の音が母音の「い(i)」で終わっても次のフレーズの最初の音が「い(i)」で始まるなら問題がないことが多い。う段も同じだが、い段はい段、う段はう段の場合だけよくて、い段とう段が絡んだ場合はダメ。➡悪い音の回避
・打楽器の音程でaeoを作りiuを回避する
・母音のaua、iuはゆるやかな鬱音。繰り返すと否定のテクニックが効かないことがある
・フレーズの間に合いの手を入れることで音を増やして鬱音を回避する
 同時に歌唱を難しくすることで脳の理解を遅らせれば聞きべりしない
・鬱音を含む場所を抑え気味に歌うと鬱音消しができる

【繰り返しの法則】
同じ歌詞や同じフレーズの繰り返しも好き➡良い音

【ai加点の法則】
母音が「あい(ai)」「いあい(iai)の単語が入ると良い➡良い音
aiaiと繰り返すものはもっと強い効果がある➡良い音
aiを伸ばす音はさらに強い効果がある➡良い音
aaaiのように連続する母音は強い効果がある➡良い音

【促音の法則】
「きっと」「ずっと」「もっと」「ちょっと」という促音も好き➡良い音
これの繰り返しはもっと良い

【無音の鬱音の法則】
音の数が増えてくると無音ができた瞬間にその場所が悪い鬱音になる

【発声の加点】
破裂音・はじき音・鼻音・摩擦音の繰り返しは加点になる
・っ+(破裂音・はじき音・鼻音・摩擦音)は強い加点

【んの法則】
・語尾が「ん」の場合は同じ単語の中にaeoの音が沢山入っているものはそのまま加点になる
・iuを含みながら語尾が「ん」になっている単語は鬱音になる

【歌詞による鬱音回避の法則】
・サビの中にある鬱音は被害が大きいので入れない
・「ポジティブな意味の単語」の量と「ネガティブな意味の単語」の量が1:1だとネガティブな言葉の威力の方が大きいので、「明るい歌詞」と「暗い歌詞」があるなら明るい歌詞の分量を多くしないといけない
・暗い意味の歌詞の後には希望の意味の歌詞で否定することで負担を軽減できる
・歌詞に答えのない問いがあるとそれはどんなに素晴らしい曲でも鬱曲になる

【聞き減りをさせない曲の構成の法則】
・「希望の意味の歌詞」で歌を終了させると人は繰り返し同じ曲を聞きたくなる
・間奏は長くてもよいが、前奏はないかサビ同然のメロディがないと疲れた脳は長い前奏に耐えられない
・「聞く」という行為に集中できるように音の層が厚い曲が良い。クラッシックのオーケストラのように楽器の数が多い曲が良い

【リズムと音の上げ下げのह्री法則】
・音を下げるときに良い効果がある(Oṃ)
単語の最後の音節が弱く発音され、下降調で終わる単語
・歌詞の語尾を「~が」「~だ」「~です」「~ます」とすると下がる
・特定のリズムで癒しの効果がある(〇〇● 〇〇〇〇)
・wowなどの音を繰り返して下げる音を増やす
・音の下げ幅が大きいほど良い
・フレーズの最後をしっかり下げると効果が高い
・ショパンの構造の曲(三連符)
・ファリャのリズム Falla : Danse espagnole ●〇〇 〇〇
・iu、ie、ui、eiは鬱音になりやすいが音を下げると回避できることもある
・3つの上げる音/下げる音

【声の加点の音/鬱音】
・息継ぎのない曲を歌っているとき、一番苦しい状態を歌い切った時に出る声が加点

【おん きりく ぎゃくうん そわかのリズムと音の上げ下げ】
〇  〇〇〇 〇〇〇〇  〇〇●
おん きりく ぎゃくうん そわか
⤵   ⤴  →→→→→  ⤵⤵⤵


この理論を使って脳に良い曲を沢山作られて、世の中の人が流行曲を聴くだけで健康になってもらえたらよいと思っています。ぜひ多くの作曲家の人に参加して欲しいと思っているので出来上がったら聞かせてください。


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