サルコイドーシスを治してみる
うちのベビーシッターさんがここ数か月のうちにさらに具合が悪くなり、尿管結石で救急車で運ばれたのですが、その時見てくれた先生が「明日すぐちゃんと病院で診てもらって、とりあえず皮膚科に行って」と言われたので行ってみると「サルコイドーシス」だと診断されました。
それは筋肉や脂肪の中に肉芽腫というコブができる病気です。確かに最近「膝の下のところにコリコリしたものが出来てきていたい」と言っていたんです。触ってみるとかなり固くてコブという感じ。これがあちこちにできていて、できる時は凄く苦しそうなんです。
そして肝硬変が酷くなってきて腹水が溜まると食道の動脈瘤が大きくなっていて、そういう時は本当に苦しそうに見えます。シッターさんはずっと私の糖鎖のリングの理論を信用していなくて絶対に言うことを聞かなかったのですが、サルコイドーシスがあまりにも症状の進行が早くて、できる時は3時間くらいで卵1個分くらいのサイズのコブが仕上がってくるのでとても怖がっています。心臓や目や脳にできると大変なのですが、徐々にコブが足の方から上半身の方へとできる場所がじりじりと上がってきているので本人もさすがに「玉ねぎ食べるのもうやめる」といって制限をしていたようでした。
それでも隠れてラッキョウや紅ショウガを沢山食べていたので「玉ねぎもラッキョウも単子葉植物だから同じだよ!」と注意すると「一体何を食べたら‥」と落ち込んでいたようでした。ゴマ豆腐を買ってきてあげるととても喜んで「あれは食べたらダメ、これは食べたらダメと言われると食欲がなくなってしまうし反発したい気持ちが生まれるけど、こうやって食べても大丈夫なものを教えてもらえたら乗り越えられる」と、やや前向きに。
そこで私もサルコイドーシスについて調べてみました。するとアクネ菌などの菌が体内に入ってアレルギーに近い状態になってコブができるのだとわかりました。
病院でもらう薬は確かによく効いてすぐにコブが消えていくのですが、それを続けていると血糖値が300以上になってしまうので続けて飲むことが出来ません。元々インシュリンを打ちながら生活している正真正銘の糖尿病患者なのでそれはかなり厳しいことです。
そこで私は考えました。
皮膚の表面にしかまだコブは出来ていないんです。それならば、アクネ菌を殺すボディソープを使ってみるといいのではないかと思いました。
そして今まで使っていたボディタオルをやめて、限界まで柔らかそうなものに変更。これは固いタイプの汚れがいかにも落ちそうなボディタオルでこするから傷が出来てそこから菌が入っているのだろうと思ったからです。
実際にボディソープをこちらに変更してからは3日くらいで症状が激しく緩和してきました。
サルコイドーシスのコブコブの出来方には特徴がありました。それは体の左半身のみにできているんです。右側にはできないのに左側にばかりできている。これは特徴的ですよね。そして右に比べて左側の筋肉が明らかに落ちていてもう骨と皮だけという感じ。去年一昨年くらいまでは「おじさん」だったのが「おじいさん」に一気に振り切ってしまったような年の取り方です。頻繁にコケるし、暑い日差しを浴びればすぐに具合がわるくなって寝込みます。
この筋力低下と肉腫が同じ左半身にだけで来ているというのも片麻痺に似てる感じがしていました。
そこで私は最初「肝臓が悪くて糖尿で脳梗塞をやっているCタイプの男性の筋力が低下しているのだからC→Aの状態なのだろう」と考えました。
糖鎖のリングでいうとこの状態なので中央でねじれています。
だけどちょっと違うかもしれないと思いました。
だって食道の上部にびっしりと静脈瘤ができていて、下部にはポリープが出来ているんです。これだとC→B→Aですよね。本来はA→B→C→D→A→B…というように左回りに回転するのが普通です。それが逆流している。だから病気なのだろうけど、なんだか気持ち悪いというか違和感がありました。これは「2つ逆流した」と捉えるだけでいいのだろうか?と。
サルコイドーシスはそもそもどの部位の病気なのだろうか?と疑問に思って調べていると男女比が「男性の方が女性よりも多い」とあったので、おそらくCでしょう。
ということは、逆流している時点で裏に入っているということなので、こういうことですよね。
ここだと思いました。
D-Aタイプは「Dの症状が出るが食事はAのほうがいい人」でした。そしてC-Bは「Bの症状が出るが食事はCのほうがいい人」です。
シッターさんはまさにこの状態で、何が食べられないのかというと「牛丼」でした。「あんなに良くなっていたのにまた出た」というたびに観察していたんです。サルコイドーシスは薬を飲めばすぐに良くなるけれど、牛丼を食べるたびにすぐに悪くなっていたんですよ。
そこで私はあることを思い出しました。シッターさんは元々Cタイプの人間なのでアレルギー体質です。花粉症も酷いし子供の頃は喘息持ちでした。MRAを撮影するときの造影剤などはアナフィラキシーショックを起こします。一部の抗生剤にもアレルギーがあって歯科治療後に救急車で運ばれたことも。
随分前にアレルギー検査をしたときの検査結果を見せてもらったことがあったのですが、その結果は特徴的でした。
・カンジダ
・牛肉
・米
・キノコ
・味噌/醤油
カンジダはさておき、これはうちのシッターさんがよく自作する牛丼の材料そのままです。キノコが好きなのでキノコを沢山入れて作るんです。
今までは問題なく食べれていたのだけども、そもそも肝臓やらなんやらあちこちの具合が悪くなった原因そのものがこのアレルギーだとしたら。アレルギーの症状がサルコイドーシスだったら。
私はそう考えて「牛丼やめよう。もう家で牛丼作るのやめよう。まず牛肉がダメだ」というとシッターさんも「やめる」とすぐに覚悟を決めたようです。サルコイドーシスは他の病気に比べて見た目に恐ろしいです。何もなかった場所にコブがいきなりできて、しかもそのサイズが大きいうえあっという間に出来上がるんです。
怖いのは当然ですよね。それが「脳にできたら」と考えるだけでも恐ろしい。シッターさんはおじいさんですし、若い頃は格闘技をずっとやっていて自分のことを「男らしい人間だ」と思っていたようでした。「肝硬変くらい屁でもねぇわ」という認識でいたようで、怪我をしても病気をしてもちっとも反省をしないのです。そんなシッターさんをビビらせまくるサルコイドーシスはある意味偉大です。
あっという間に牛肉を食べるのをやめてしまいました。あんなに大好物だったのに。そして牛肉を辞めて数日でゴリゴリ硬かった部分も消えて皮膚の色も変わってきました。
キノコを食べられないのは菌だから。同じ流れで味噌や醤油も酵母が食べられなくなってしまうと言われたようでした。だけど当時「味噌醤油が食べられなくなるのは最後の最後」と言われたことをよく覚えていました。カンジダも菌ですからね。部屋の掃除を徹底的にやってみようと思いました。
・アレルギー反応のあった食べ物を食べない
・豚肉を食べない
・ネギ、玉ねぎ、にんにく、しょうが、ニラ、ラッキョウを食べない
・油と塩を控える
・うどんやそうめんを食べる
・アクネ菌を除去するボディソープを使う
・切り傷などを作らないように気を配る
・下着や古い服を捨てて新しいものに買い替える
・布団を丸洗いする
・部屋を除菌する
すると明らかに表情が変わり寝込むことも減ってきました。そして食事量が一番減っていた時と比べても3倍くらいになりました。ビーフンが好きでよく食べるんですが大盛りを平らげられるくらいにはなりました。食欲がでてきたのはいいこと!もう半分ミイラみたいになっちゃってたから。
私はずっとシッターさんは「Cタイプの男性が1つ下がってBタイプに偏りがあるために消化器系に問題を抱えている。だから肝臓や膵臓、脳や心臓に問題を抱えつつ十二指腸潰瘍や大腸ポリープなどがあるのだ」と考えていました。怒りがストレスになるタイプで言われたことに逆らいたがって反対のことをしがちな性格なのもCらしいCタイプです。
でも糖鎖のリングにねじれが生じて反転してしまったときは、このように考えることもできるのではないでしょうか。
2つ重ねてみちゃう。
重ねないときはこうです。D-Aではこうですが、C-Bでは上に出来上がります。
中央で合わせてみるとそこには表と裏が出来上がるんです。そしてここに中医学で言うところの五行を当てはめてみます。完全には当てはまらないので「水と火と木」を配置しあとは雰囲気で。そしてこれはホツマツタヱなどの日本の古典やインドのヨガの五行の概念も参考にするとこれで合っているような気がします。
そこに相生と相克のラインを作ってみましょう。これが相生。
そして相克。
思った以上にシンプルで美しい2つのラインが浮かび上がりました。
糖鎖のリングはN型とO型の糖鎖の量のバランスで4つのブースに分けられましたが、病気が出来てしまったときというのは中央で必ずねじれが生じているのでここに5つ目の体質が出来上がっていると言えなくもないです。今回は中医学のように火や木や土という言い方をしましたが、その例えは何でもよいです。私は簡単なのでアルファベットのABCDを今まで使ってきました。この中央部に出来上がった六芒星を何と呼ぶべきか。
この図はフトマニ図という日本の古文書に書かれているものです。古代文字で書かれているし魔法陣みたいですよね。実際に占いに使ったそうです。でもその説明文を読んでいると私はこれがただの占いのようには思えませんでした。
中央部分の上の文字が「ア」を表わしていて、下に描かれた渦巻が「ワ」を表わしています。アは「陽」を表わしワは「陰」を表わしている。そしてアは右回りでワは左回り。「上が男で下が女、それが組み合わさって人が出来ている」とあるんです。そういう言い方をすると男尊女卑の考えがあったのかと誤解されそうですが、これを糖鎖のリングに当てはめて考えるとしっくりきます。ただ単に図の上が男性ホルモンでしたが女性ホルモンとして描いてしまえば、私が考えた図にそのままピッタリ当てはまります。
次の輪にはトホカミエヒタメと書いてあるのですがこれは方角を表わしています。
この図と同じですよね。
A-1:ふ 子宮
A-2:め 乳・前立腺
A-3:し 腎臓・膀胱
B-1:も 大腸・肛門
B-2:ひ 胃・十二指腸
B-3:い 口・食道
C-1:す 心臓
C-2:み 脳・膵臓
C-3:へ 肝臓・胆嚢
D-1:あ 肺
D-2:ほ 皮膚
D-3:を 脾臓・甲状腺・胸腺
D-A:ゑ 肉芽腫・膠原病
C-B:と 膠原病
A-B:か ?
C-D:た ?
このように読み解けます。
D-AとC-Bに関わるものは何かというと「アロマターゼ」という酵素の多い少ないということだと思います。たとえば「エストラジオール阻害薬を使うと女性ホルモンは減ります。エストラジオールが減るとACTHが増えて自然とテストステロンの量が増えるはずです。でもエストラジオールだけ減ってアロマターゼの量が変わらなければどうなるでしょうか。せっかく増えた男性ホルモンが一気に減ってしまうと、このアンバランスさ自体が「ねじれ」となるのではないかと思います。
そこで考えました。
この場合は「D-Aの人はアロマターゼを減らすべき」であり、C-Bの人は逆に「アロマターゼを増やすべき」だと。
そこでシッターさんにはクエン酸を含むフルーツジュースでも飲ませておいて、私はアロマターゼ阻害薬を飲んでから八味地黄丸のようなDHEA製剤を飲み、鹿茸を飲んでやると見事にスッキリ。私の場合は胸の石灰化がまた気になっていたんですがそれが改善しました。
男性のサルコイドーシスと女性のサルコイドーシスでもまた治し方は違うと思うのだけど、今回はサルコイドーシスのおかげでまた1つ理解が深まりました。
A-BとC-Dに関しては「乳脂肪」の代謝に関わる要素が関係しているような気がしていますがまだ研究が進んでいません。ちょっと難しそうです。
フトマニ図を見る限り1と3のルートには文字が1列並んでいるだけですが2のルートには2列並んでいます。これは2のルートの治療方法は2つ存在するということを示唆しているのでしょうか?!
そして中央にあるのは「アウワ」ですから、真ん中の六芒星に対応するのが「ウ」のような気がしてなりません。
ウって何だろう。
とりあえず相克のラインを1のルートに当てはめてC-1から順番につないでやるとこのような順路で中央につながります。
男性は右回りなので相克のラインを反転させます。そして肝臓のC-3スタートでA-3に行き、B-3に流れて食道に症状が出ている。それから中央にたどり着いて肉腫ができた。と、とらえるとCBAで症状が出ているのではなく、CABで症状が出ているというのがわかりました。
ここ1か月ずっと図書館に通い詰めて考えた甲斐がありました。
やっとまとまりました。
これを男女それぞれすべてのタイプで考えてやれば病気の推移などがはっきりします。
たとえばリンパの癌になった女性が最初は胸腺に症状が出て発見され、食道と甲状腺の癌が見つかり、低緊張の症状が出て調べたら膠原病だと診断された人の図式もこうするととても分かりやすいです。
男が右回りで女が左回りってこういうことなんですね。とってもわかりやすい。
こうしてみると中央部分の体質は「ねじれからくる突発的に発生する体質」であって、元々持って生まれたものなどとは違うというのがわかりました。
次はこのねじれを外す方法を考えなければ。
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