見出し画像

糖鎖をベースに発熱と発がんを考える

脳性麻痺と癌は根本的には同じ病気だと教えてくれたのは三朝温泉に来ていた70歳を過ぎたおばあちゃんでした。「あなたが子供の脳性麻痺を治したいなら癌を勉強しなさい」と、アドバイスがなければ私の子供は今も立って歩くことはできていなかったと思います。

脳性麻痺は発作が起きます。その発作は糖鎖が溶けすぎた時に起こり麻痺などの症状は悪化します。癌細胞の表面は糖鎖でできています。免疫細胞や抗がん剤が効かないのはその糖鎖が存在するからです。このように癌はゴルジ体病の一種で、脳の病気もある意味ゴルジ体が作り出す糖鎖の影響を受けているので「根本的には同じ」といえなくもありません。

それは食べ物に含まれるレクチンからスタートする物語です。
今回それをできるだけわかりやすくまとめてみました。


レクチンとは何か?!

植物は草食動物に食べられてしまうと絶滅してしまいます。だからそうならないように植物は毒を持っていて、特に一番食べられてしまうと困る「種」にその毒は多く含まれています。でもその毒は食べてすぐに動物がバタリと倒れて死んでしまうような毒ではなく、時間をかけてじっくりとガンにさせたり、生まれてきた子供が虚弱体質だったりするようなやんわりとした種類の毒です。

その毒のことを「レクチン」といいます。

レクチンとは糖鎖です。糖鎖はアミノ酸と糖が結合したもので、自分たちとは違う種類の糖鎖と結合しやすいという性質を持っています。

人間の身体も糖鎖を持っています。それは私たちの身体の粘膜です。口の中の粘膜は「ムチン」といいます。植物性の毒であるレクチンを多く含む植物を食べると体の粘膜のムチンと結合して、ムチンのほうが負けて剥がれてしまいます。剥がれた部分は炎症を起こし、潰瘍になり、癌化したりします。レクチンは粘膜を剥がすだけではなく、血流にのって体の奥に入り込みます。

赤血球の表面も糖鎖でできています。A型の血液型の血とB型の人の血を混ぜるとドロドロに固まるのは種類の違う糖鎖が結合するとダマダマになってしまうから。それが血栓になります。その血栓が心臓に行くか肺に行くか脳に行くか下肢に行くかで病名は異なりますが、体のあちこちで何らかの不具合が出ます。

つまり野菜や果物などの植物を食べると炎症が起きて、あらゆる病気のきっかけになるのですが、炎症が起きると「抗炎症ホルモン」が分泌されます。これが「コルチゾール」というもの。このホルモンはたくさん分泌されてしまうと材料が枯渇して適切なタイミングで分泌することができなくなります。そうすると炎症を抑えることができなくなるので、「炎症>潰瘍>がん」への流れは加速します。

実はレクチンを含む食品を食べても問題がない体質の人とすぐに病気になってしまう体質の人がいます。レクチンを食べられるかどうかはその人が生まれ持ったDNAによって決まっています。ムチンがちょっとでも剥がれると困る人と、多少ムチンがはがれても平気な人と、むしろムチンがある程度剥がれてくれたほうが病気にならず健康に暮らせる人がいるからです。それは人によって「ムチンなどのコラーゲンを体の中で作るのが上手な人とそうでない人がいるから」です。

コラーゲンを作るのが上手い人と下手な人

コラーゲンを適度に作ることができればよいのですが、作るのが下手な人と、逆に作りすぎて困ってしまう人がいる場合、人類はこのような答えを出しました。

「野菜を食べると健康に良いよ!病気になりたくなかったら普段から野菜とか体にいいものをたくさん食べたほうがいいよ!」

この考え方はコラーゲンを作りすぎてしまうせいで病気になってしまう体質の人達向けのものです。決して人類全員のものではないですが、世界的に見ると大部分の人がこのタイプ。

だけど日本人は違います。8割弱の人が「コラーゲンを作るのが苦手なタイプ」なので野菜を食べるとムチンが剥がれすぎてしまって逆に体に悪い。消化器系の粘膜が剝がれまくるので世界の人に比べて日本人は胃がんや大腸がんの患者数が多いのです。

「野菜は体に良い」というのは一部の人にとっては事実ですが、すべての人には当てはまらない。だけど自分がどちらかなのかを正しく知っている人はいません。レクチンは実は植物だけではなく動物も海洋生物も持っています。たくさんの種類があります。

トマト、ヨーグルト、ゴマ、オリーブオイル、玄米、人参、レバー、チョコレート、唐辛子。これらは多くのレクチンを含みます。

ほとんどの人が「健康に良い」と信じて知らずに毒を食べていたのだから、「今更そんなこと言われても…」とほとんどの人が思うだろうし「好きな食べ物を諦めたくはない」と思うので葛藤するはずです。チョコレートを食べることを辞めたくなくて「そんな話は信じない」という人もいるでしょう。「たかが食べ物で決まらない。病気になる人はなるしならない人はならない。酒もタバコも毎日やっても元気で歳を取る人もいるんだから関係ない。特に酒は百薬の長だ」と重い病気になってもお酒をやめないと言い張る人もいます。お酒もタバコもレクチン高含有の植物由来です。体での作用に個人差があるのはレクチン耐性に差があるからで、酒が百薬の長になる人の比率は日本人の場合はとても低いです。

どのような食生活を送るかはその人の自由ですが、もし大切な人が病気になってしまったらこのことを思い出してください。

コラーゲンを作るのが上手い体質の人と下手な人では食べられる食べ物が違う。そして食べ物を食べたときに体内で炎症が起きることで発症する部位と病気がある程度決まっています。

病院でもらう薬が効かないとき、治療の甲斐がなく絶望したとき、お医者様にさじを投げられたとき、病気で何も食べられなくなってしまったとき。そんな時、レクチンなどの生体異物を除去した食事が助けになるかもしれません。

癌の系統とレクチン

コラーゲンを作るのが上手い人はレクチン高含有食品を食べることができる人達です。この人たちは肝がんとか皮膚がんといった脂肪の多い部分にがんができることが多いです。コラーゲンを作るのが上手いので肌がつやつやしていてしわができにくかったり、髪の毛が太かったり、骨や関節がしっかりしているという印象です。骨を作るのが上手すぎて脊柱管狭窄症のような骨が盛る病気になりやすいです。アトピーなどのアレルギーや糖尿病や心臓病もこちらのタイプの病気です。目がまんまるな印象だったり、縄文人っぽい濃い顔の人が多いかもしれません。運動をすると割と簡単に筋肉がつく体質なので運動が得意な人が多いです。ある程度野菜などのレクチンを含む食事をすることでコラーゲンの量を調整できるので「野菜さえ食べていれば病気にならない」体質だと言えますが、食べ過ぎは結局毒として働くので良くないです。年齢を重ねてくるとこの能力も減ってくるので若い時と同じ食事では毒が毒として働いてしまう日がくるでしょう。

逆にコラーゲンを作るのが下手な人はレクチン高含有食品を食べると病気になってしまうのですが、これは言い換えると「レクチンさえ食べなければ病気にはならない」ということ。考え次第ではとても楽ちんなことです。基本的に胃がんや大腸がん、食道がん、十二指腸癌などの消化器系の癌になるタイプの人と、前立腺がんや乳がん、子宮がんなどのホルモン系の癌になるタイプがこちらに当てはまります。年齢を重ねるごとに肌は乾燥しがちでシミやしわができやすく白髪も多いです。膀胱炎などになりやすく水分調節に関する病気に弱い傾向があり、筋肉も付きづらいです。人間の体の中で糖鎖が多い場所は粘膜のほかに「脳」が挙げられます。糖の糖鎖が少なくなると物忘れがひどくなったりします。

大きく分けると「レクチンを食べられる脂肪系の癌」と「レクチンを食べられない消化器系ホルモン系の癌」の2つに分けられますが、持って生まれたその人の体質がどちら側にあるかということのほかにその時食べたものや生活態度などによってシーソーの上をすべるかのように変動します。

上手く調整できているときは良いのですが、どちらかに傾いてしまったら病気になります。そしてこの糖鎖に関するシーソーの考え方は、奥行きがあります。

糖鎖やゴルジ体の働きはこのようにシーソーが右に傾くときはAのベクトルに、また戻るときはBのベクトルに、左に傾くときはCのベクトルに、また戻るときはDのベクトルに流れていると想像してみてください。

ピンク色とブルーの色の違いは電子的にプラスかマイナスかの違いでA→B→C→D→A→B→C→D→Aと順に流れているときはバランスよくエネルギーが生産されています。

つまりシーソーのバランスがとれていればこのような姿になっていたはずです。でも人は持って生まれたDNAによってどちらかに偏りがあり、Aに偏っている人もいればBに偏っている人もいるのです。そして何を食べたかによってこのシーソーはぐるぐると変化をしている。均衡がとれていれば糖鎖が正常に生産されるので病気にはなりません。もしかしたら老化すらせず人は不老長寿になるのかも。でも人は食べ物の好き嫌いをします。「これが健康に良いから食べなければならない」と一つのものを頑張って食べることも一種の好き嫌いです。それがバランスを取ることに役立っていればいいですがそうではないことも多々あります。

そしてこの流れには裏があります。

Aの裏側はA´、Bの裏側はB´です。力の向く方向は真逆になります。

糖鎖に一定の変化をもたらすイベントが巻き起こったとき、このABCDとA´B´C´D´の流れは大きくゆがみます。

発熱、風邪、癌と糖鎖の関係

ABCDの流れに負荷がかかるイベントとはなにかというと「ウイルス感染」や「粘膜と結合する糖鎖を含む食品の摂取」です。ウイルスの表面は糖鎖でできています。

新型コロナウイルスなどのイラストを見るとトゲトゲしているように描かれていますよね。糖鎖とは細胞膜のトゲであり、細胞と細胞をつなぐ役割を果たしています。ウイルスが感染するとき、必ず人間の粘膜の糖鎖とウイルスの糖鎖が結合しているのですが結合する瞬間に糖鎖分解酵素を分泌します。人間の粘膜の糖鎖分解酵素とウイルスの糖鎖分解酵素の質が近ければ近いほど感染しやすいのです。ですからインフルエンザの治療薬のタミフルやリレンザは糖鎖分解酵素阻害薬です。「糖鎖」というと一見難しく思われがちですが、人間の体の重要な部分にたくさん配置されていてとても身近なものです。

人間の粘膜と結合をしたウイルスは体内で増殖しますが、ウイルスは糖鎖を持つので赤血球と結合をして血栓を作ります。その血栓が肺に飛べば肺炎、脳に飛べば頭痛や脳梗塞、下肢に飛べば下肢静脈瘤というように、同じコロナウイルスでも人によって現れる症状は違ったはずです。倦怠感が強く出るのはコルチゾールが高くなるせいで、味やにおいがわからなくなるのはコルチゾールの材料である亜鉛が枯渇するからですよね。

食品に含まれる糖鎖を食べた時とウイルス感染によって起こる症状はとても似通っています。新型コロナウイルスで重症化する人が多かった地域ではある特定の植物が食べられていました。その植物を日常的に食べる習慣のある人達はそうでない人たちとは違う粘膜の形をしていたはずです。ウイルスの感染しやすさと、日ごろ食べている食品に含まれる糖鎖には関係があるはずです。

こうした出来事から人の糖鎖の生産と代謝の働きのベクトルにはねじれが生じます。

このねじれを子供と一緒に画用紙で手作りしてみました。メビウスの輪に似てる?とよく言われますが、接点があるところが違います。

ゴルジ体の働きのねじれ

ねじれてこの状態になったときA→B→C→Dというようにエネルギーが流れず、同じところをぐるぐる回ったりしていたらいかにも具合が悪くなりそうな気がしませんか?

片側にだけ偏ってしまった状態が「発熱」の状態なのではないかと私は考えました。そしてエネルギーの流れが表に行ったり裏に行ったりしていると逆流してしまいます。どちらの方向に向かえばよいのか収集がつかなくなり無限にエネルギー生産が止まらなくなってしまうことを「発がん」の状態になっているのではないかと考えました。

熱が出たときは糖鎖の働きは縦になります。

A→B´→C→D´→A´→B→C´→D

これは全反転した状態ですね。

完全に交わったときの流れは仮に、

A→B→A´→B´→C→D→C´→D´
→A→B→C→D→C´→D´→A´→B´
→C→D→A→B→C´→D´→B´→A´→→→

というようになるとします。

このとき

B→C C´→D D→C´ C→Bの4つのタイミングで発がんするのではないかと思いました。つまりねじれた部分で起きている。

これは子供と紙遊びをしている最中に思いついて、いろいろな偉い先生に質問してみたのですが「僕には難しすぎてわからない」と言われてしまい、確証は得られていません。
特に接点が移動して片側の輪っかが大きくなった時に重くなって垂直方向になることや、表と裏をランダムに行ったり来たりすることについては、数学の世界。お医者さんたちに聞くと「俺に聞くな」と言われ、物理などに詳しい人に聞いても「難しすぎる」と言われて𠮟られました。

でも細かい部分はどうかはわからないけれど、ベースの部分は全く間違っている気がしないです。

ねじれの取り方

ねじれができるのは簡単です。ウイルス感染と食品接種です。ではねじれを取るときはどのようにすればよいのでしょうか?

このヒントになったのが「風邪」です。

よく癌患者さんが「癌になってからは風邪を全然ひかない」とか「風邪を何年も引いていないと思ったら癌になった」と言われますよね。風邪は病気ではないというお医者さんもいます。じゃあ「風邪っていったいなんだ?!」と思いませんか?私は子供の頃「エイズや癌を治療するために人は必至で研究しているけれどもっと多くの人がかかる風邪を治せないのにそんな難しい病気が治せる日が来るんだろうか?」と家族と話をしていたことがありました。その頃は別物だと思っていたのですが今は違います。

先日私は風邪をひいて3週間ほど寝込みました。普段は鼻水が出たりのどが痛くなる風邪をひくのですがなぜか咳ばかりが出る風邪でした。いつもの風邪なら治し方はわかっているんです。麻黄湯を飲めば簡単に治るのに、咳の風邪はとても苦しくて治る気配がなく長引きました。それでしばらく「風邪ってなんだ?!」と考えていたんです。

風邪の症状をABCDに当てはめてみました。

Aの体質の人は基本的には鼻水・のどの痛みの風邪をひきます。
Bの体質の人は下痢の風邪をひきます。
Cの体質の人は頭痛・寒気の風邪をひきます。
Dの体質の人は咳の風邪をひきます。

風邪の漢方薬は鼻水・のどの痛みの風邪には麻黄湯や小青竜湯、下痢の風邪には猪苓湯、頭痛寒気の風邪には葛根湯、咳の風邪の漢方薬は種類がたくさんあるのでここでは保留にしておきましょう。でもこれらの風邪に効果のある漢方薬は飲むと不思議と次のステージに以降するようなものが多いんです。

例えば私は普段鼻水のどの痛みの風邪をひきます。麻黄湯を飲むと熱が下がって鼻水は少し良くなりますがたくさん出ていたら小青竜湯を飲むと鼻水はスッキリします。でものどの痛みやだるさが続くときはチクジョ温胆湯を飲むと何となく良くなりますがおなかの調子が悪くなります。軽く頭痛がするなと思っていたら風邪は良くなっています。Aのブースの症状は強く出ますがBに移行すると症状はやや軽くなり、Cに移行するとさらに軽くなりもう自覚しないくらいです。

漢方薬は「今いるステージを1つ先に進める」という役割があって、「1つ先に進むごとに症状は軽く出るようになる」ということなのではないか?!と思った瞬間に「では逆に1つ後ろに戻った場合は症状が重く出るのだ」とひらめきました。そして私は咳の風邪で使われる漢方薬は全く効果がありません。葛根湯も効いたと思ったことが一度もないのです。もともとAとBの体質の人はCとDの風邪にはかかりにくいもののかかったときはその薬が効かない。そしてAはCの風邪よりもDの風邪が治りにくい。

そして仮にAの体質の人がCの風邪をひいたときはどのようにして治せばよいかというと、「C´」です。つまりこれは「Cに最適な治療を行わない」というのが最善の方法になるということ。AとCは熱を上げてやればよく、BとDは熱を下げてやればよいという点では似通っていますが、Cは左の方向のベクトルであり、もともとはシーソーの上にいるのだからAのブースにいるひとからすると真逆の方向です。私は麦門冬湯を飲むと咳がさらに強く出ますし、麻杏甘石湯を飲むと「死ぬかもしれない」と思うほどに苦しみます。「症状にはあっていても体質にあっていない」というのはこの図式で説明ができるはずです。

これを癌に当てはめてみましょう。

大まかに分けると右のABと左のCDの2つの方向性があります。シーソーの右に偏っているか左に偏っているかの違いですが、Bは消化器泌尿器系、Aはホルモン系の癌にかかりやすいタイプです。
問題は脂肪系癌ですが、自分が右寄りの体質なので反対側の人のことは良くわからずCとDの違いを明確にできるほどまで追求できていません。申し訳ないです。

比率で言うと、日本人はABの体質の人が全体の84%、CDは16%です。これは赤血球の表面の形が影響していて、インド人の場合はCDのタイプの人が98%です。インドの人たちは菜食主義の人たちが多いですよね。そしてスパイス類を多く食べます。スパイスはほとんどがセリ科とキク科の植物です。これらは双子葉合弁花ですのでレクチンは多く、ハーブや唐辛子や胡椒などもそれそのものにレクチンが多いだけではなく体内での結合を促進したりする役割があります。そういう人たちは豆を好んで食べたり、とにかくレクチンの多い植物の種をよく食べます。動物性のレクチンは乳や内臓に多く含まれます。野菜と乳を組み合わせてスパイスを入れて作るような食事を日常的に取っている地域と新型コロナウイルスの流行した地域を比べてみると驚くほど一致しています。ガンで亡くなる人の順位もCDの癌が多いはず。

インド料理、スペイン料理、イタリ料理、ロシア料理、ブラジル料理、タイ料理、韓国料理。これらはどれもレクチンごはんと言えるでしょう。レクチンを含む食事と粘膜などの糖鎖の形の遺伝子、ウイルスの持つ糖鎖の形はこんなふうに関係があります。

CDの人たちは野菜を食べなければ病気になりやすく、ABの人たちは野菜さえ食べなければ病気にはならない人たちです。左側の人たちはケイ素が体質に合い、硫黄が合わないはずです。右側の人たちはその逆です。「栄養」というものが誰にとっても栄養になるというわけではないということですね。

「癌にならないための食事」というのはCDの人にとっては積極的に「食べる」ということにありますが、ABの人にとっては「食べない」ということになるので、消化器系ホルモン系の癌の人は養生をするときには「引き算」の考え方が必要になってきます。ですがほとんどの人は「体にいいものを食べて治したい」であるとか足し算の考え方で病気と向き合いがちで、そのようにするとシーソーは傾いて転移します。

豚肉と単子葉植物の取り扱い

以前から私はCDの体質の人の「豚肉と単子葉植物」の働きについてずっと疑問に思っていました。今回玉川温泉ではできるだけCD系の体質の人に何を食べていたのかをリサーチしていました。病気の人だけではなくその家族や発症しなかった親戚の人の好き嫌いについても聞いてみるとある法則が見えてきました。

CとDの体質の人は、

①なんでもよく食べた人:子供のころからアトピーやリウマチ、心臓病や肝炎などをやって病気のデパートと言われるほど苦労をしてきた人が多く発がんしてからもいろいろと転移をして大変な人生

②時々偏食した人:発病していない
特に豚肉とネギなどが嫌いで食べなかった人が多く、「世の中には牛肉のようにおいしいお肉があるのになぜ豚のように臭い肉を食べなければならないのか?ニンニクも臭いしネギもニラも臭い。臭いものが嫌い」というような意見を持っている人はなぜか元気でした。

③酷い偏食だった人:当然発病していて、ある日突然ドーンと大きい病気になって驚きます。その後「食生活が間違っていた」と反省をして食生活を変える人が多いのですがその方向性もいろいろです。

・発病後に絶食した人:多少症状は改善したが元気は出ない
   ⇨豚と単子葉植物を避けられる
・発病後は何でもよく食べるようにした人:症状は改善しなかった
   ⇨豚と単子葉植物を食べてしまう
・発病後はレクチン除去食を食べた人:多少改善するが元気は出ない
   ⇨豚と単子葉植物を避けられる
・発病後はすべての食事からレクチン除去食を除いた食事をした人:とても具合が悪くなる
   ⇨避けられれないので症状は重くなった

不思議と偏食のある人に話を聞くと「子供の頃はよく食べたけど大人になってからは食べなくなった」という人がいます。特に女性の場合は結婚出産などで環境が変わり、家族の食の好みに合わせることによって食生活も変化するのでしょう。


世の中のお医者さんたちに罵倒されるかもしれませんが糖鎖のことばかり毎日毎日考えてきた私は、「乳がんの人は麻黄湯でいいんじゃなかろうか?」などと思ってしまうのです。

風邪に効果のある漢方薬が糖鎖のステージを1つずらすことができるなら、それこそが「ねじれを取る」ことそのものであるし癌はねじれを取ってやればいいんです。ただその方法がわからないだけで、薬や手術で治しているけれど、糖鎖のねじれをとってゴルジ体を正しく機能させることができれば。

癌が風邪薬で治るだなんて誰も信じてはくれないだろうけど、食べてはならない食べ物というのもまさにこのシーソーの方向性と一致するものだし、今はまだ私の頭の中にある妄想でしかありませんが、D女性のことを解明できたときそれはすべて実証されるのではないかと思います。

乳がんの抗がん剤が脳性麻痺に効果があった

それで結局私の子供はタモキシフェンやアロマシンというような古典的な抗がん剤を飲んで元気になりました。Aブースの薬が効果があるとき子供は軽い下痢をして、「ちょっと頭痛い」と言います。痛いと言っても何かするほどの痛みではなくしばらくすると痛くなくなるようですが、その後は体調は良く低緊張も出ません。言葉の出方も良く、難しいことができるようになります。顔つきも赤ちゃんっぽい顔からキリリと賢そうな表情になります。

私の子供が食べている食事はかなりハードな生体異物除去食でレクチンだけではなくそれ以外の生体異物もことごとく排除しています。

でもガンの人たちの食生活から学ぶと、もしかしたら「餃子とかハンバーグは薬になるんじゃないの?!」と思ってしまうんです。

だって私の子供の父親の先祖はオーストリア人です。オーストリアのごはんは肉ダネを使うものがたくさんあるし、日本人は昔からそういった食べ物が好きです。

ハンバーグ、餃子、シウマイ、肉まん、ミートボール、メンチカツ、ミートパイ、つくね、肉団子

こういったものがAの人にとっての薬であり、Cの人にとっての毒であるならば、自然に民族の持つ遺伝子に食文化として適切に浸透しているのでしょう。ニラてんこ盛りのニラ餃子はニラが多すぎて薬にはならないだろうけれども、丁度いいわりあいで混ぜてあればそれは糖鎖のシーソーのバランスを取ることに役立つはずです。


面白いね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?