niji・journeyで使えるアーティスト名リスト~線画・写真編~
niji・journeyは人名を使わずにプロンプトを組むと、デフォルト画像の画風をAIが勝手に描いてしまいます。それは誰にでもそれなりの絵を描いてくれる機能なので初心者さんには助かる機能ですがオリジナリティのある絵を描きたいと思っている人にとっては過剰なサービスを受けている気分。
同じAIを使っていてもほかの人とは少し違った絵を描いてみたいと思うなら、人名を組み合わせて使う方法を取るしかないです。ほかにも画風を崩す方法はありますが、やっているうちにAIがその画像すら学習して次の生成に活かしてしまうのできりがありません。自分の描いた絵は常にみんなが描ける絵になっていくのです。
その中で新しい絵を描くには、新しい人名の組み合わせを考え続けるしかありません。でもこの行為一見過酷なようで実はとても楽しい作業です。私は好きですよ。絵の具の色を混ぜるような感覚です。
どの人名とどの人名を組み合わせたらどんな絵になるのか考えただけでも楽しいです。想像したとおりに行くことはないので偶然混ぜたらうまくいったということもよくあります。
前回、前々回ではこのような人名を公開しました。
https://note.com/lectin/n/nc0c09ccd48b8
今回はもっと実用的な名前を紹介してみましょう。癖が強すぎないものを選んでみました。
やはり皆さんが作りたいと思っている画像は「線画」とか「写真」とかではないでしょうか。イラストを描くときにきちんとした線や丁寧な塗りで描けたらいいですよね。写真風の絵をnijiで描けたら画質も自然と上がってきれいに仕上がります。この2つを一度に解説しようと思った理由は「攻略ポイントが同じ」なんです。それを踏まえてちょっと読み進めてみてください。
人名にはこの2つのタイプがあるように思います。
・単体で効果があるもの
・一見無関係なようで組み合わせた時に良い効果をもたらすもの
だから一見趣味じゃないなと思うような絵柄が出てもダメもとで混ぜてみると「凄い!!」という絵になることもあるので食わず嫌いはしないで試してみてほしいです。人名の組み合わせは本当に絵の具を混ぜるのと同じです。
線画と写真風の絵を描くときのポイントは
・人名を複数組み合わせること
これが凄く大事です。
なぜなら1つだけ使ったらそれだけで絵柄が崩れがちです。3つから4つを混ぜるとなぜかそれだけでピシっと描いてくれるようになります。
油絵や水彩画は名前が1つしかなくても割とそこまでひどくはならないんですがこの2つの画風は個性が出やすい分シビアですね。
そして希望する線種などの要素を文字で足してやると好みの絵が出やすくなります。
例えばこういう文字列です。
・太い線(線の種類)
・ペールカラー(配色)
・フラットな塗り(塗りの種類)
だからこの絵を描くときは「rounded brush ends. thick black line. soft lines. clean and simple designs.」と加えました。rounded brush endsというのは線の端の形を丸くするという意味です。この文字列を入れないと尖った絵が多いです。ほかには「太い刷毛目」とか「丸い目のシンプルな顔」「簡略化されたイラスト」のような言葉を使ったりします。
こんな風に自分が描きたい絵の要素を入れていくと、人名の良い部分を引き出せます。これは写真でも同じです。
後半は写真風になる人名を紹介しているのですがイラスト風のものも多く並んでいます。nijiはプロンプトにわざわざ「写真」というように文字を入れないとイラストにされることがあります。何も書かなくても写真風で出る人名もあるのですがそうでもないものも多くあります。この時にその写真家がもともと白黒の写真を撮影していることが多いのなら「モノクロの画像」といった言葉を入れると引き出されやすくなります。「ビビッドな配色」の写真をよく撮影していた人ならそういう言葉を加えると良いです。
わざわざその言葉を入れるなら人名なんて入れなくてもいいのでは?!と思うと思います。私もそう思って人名を消してみたことがありました。全然いい絵にならずデフォルト画像が出来上がりました。
例えばこれは実写風のサイボーグの女性の画像です。
プロンプトのベースは全く同じで、人名を一切排除したらこの画像になります。
完全なデフォルト形質ですよね。nijiをやってる人なら誰でもみたことあるやつ。誰が描いても出てくる普通のロボットの顔ですね。
人名のあるなしでこれだけ変わるんです。
がっかりなのでここに1つ人名を入れてみましょう。入れたのは写真家の名前です。
これもまた見たことある感じ。
大抵の名前を入れると大体こんな感じになります。どんな人名を入れたのかということよりも何個の名前を入れたのかということのほうが人名が含む要素よりも強く反映します。
ではアニメっぽい感じの名前を入れてみましょう。
ちょっと変わったけどまだまだだれでも描ける絵ですよね。細かいパーツが崩れていたり、右目がつぶれてたり髪の毛がぼさぼさで雑に描かれていたり問題の多い絵柄です。
この絵と1枚目は何が違うかというと、単に人名の数です。たくさん人名を組み合わせないとデフォルトに近くなるんですよ。線画もそうです。
そして人名は足せば足すほどそのアーティストの画風とは程遠い表現になるので、全く新しい画風を構築したい人には必須のテクニックです。
ですから
・人名を複数組み合わせる
・人名の要素を引き出すためのワードを足す
この2つを念頭に置いてプロンプトを組み立ててみてください。
写真風の絵を描きたい場合は、カメラの種類やフィルムの種類などを記述するとより良くなります。これが面倒な人は写真家の名前を使うと良いですが、ライティングの種類やカメラの種類を人名にあえて加えると線画の時と同じで要素が引き出されてよくなります。
では今日の人名リストいってみましょう。
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