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子供の病気の技術を大人に活かす#2売れる音楽を作る19
今日も前回の続きです。音楽療法的なやついってみましょう。
最近ずっと実験的に同じ曲ばかりを聞いていました。私の理論の基礎になっているのは日本語の言語療法なので、歌詞の構造に関しての理論が多いですがそれは「鬱音」という脳に負担をかける音を作らないことが原則となっています。
英語の歌を作る場合は別の方法を考えなければなりません。
そこで英語の曲で鬱音のない、もしくは少ないものを並べて聞いてみましょう。
恋のはじまりなのかテンション高めで同じことをずっと繰り返し言っています。音の上げ下げでしっかり下げている曲ですね。
歌詞の内容は、好きな気持ちが暴走しすぎて束縛強い感じ。色恋キツくなりすぎてポエムっぽいこと語り始め、見るからにキモくなったので相手に距離を置かれているのに自分のキモさに気づこうとしない典型的な人を歌っています。
歌詞はあえて何を言いたがってるのかわからないような感じにしてあって伝わらなさ具合をリアルに表現していますね。
https://youtu.be/uQ9A0xF7lAM?si=DQGRMBgaC-HXt5dh
で、こっちの曲は完全に終わったのにまだ浸っている内容の曲。「好き」という気持ちをかさにきて束縛という暴力を振るうのはイケメンでも許されぬ蛮行ゆえ、そりゃフラれる。
アルバム全体を通してちゃんとそういうストーリーが展開していて1曲ずつわかりやすい形で失恋をテーマに歌が作られています。
3曲目はちょっとだけ鬱音が多め。凄く多いわけではないけれど続けて聞いているとズシンとくるような後追いの鬱音。口笛が鬱音になってますね。
3曲ともヘビロテ要素満載です。一番構造的にヘビロテ曲になってるのは1番目。
・メロディと歌詞の繰り返し多い
・音を下げる度合いが強い(フレーズの最後でしっかり下げる)
この3曲の中から見つけ出さないといけないのは「英語版の加点の歌詞の法則」ですが、それっぽいのがそんなになくてひたすら「音を下げるときの幅が大きい時に加点がきている」ということしかちょっとわからないです。
この人の声自体が加点なんですよね。高音の部分が伸びがよくて。ロングトーンが得意な人があえてそれをひけらかさずに抑えて歌っているのはカッコイイと思います。
・dance⤵
・day⤵
・chance⤵
特にこういう単語で加点が来ています。
このような英単語がどんなものか考えてみましょう。
これらは語尾で音が下がる下降音ですね。
他にはこのような単語があります。
name ⤵
face ⤵
page ⤵
lake ⤵
mate ⤵
state ⤵
rate ⤵
date ⤵
case ⤵
vase ⤵
chase ⤵
base ⤵
trace ⤵
発音上の共通する点は、
①単語の最後の音節が弱く発音され、下降調で終わる
②最後の音節が母音で終わる単語が多い
③子音で終わる単語の場合は、r、l、n、mなどの鼻音または流音であることが多い
意味に関しては共通項はあまりなく、品詞に規則性はないです。日常会話で頻繁に使われる単語が多いです。感情やニュアンスを表わす単語が多いかもしれないですね。
名詞
dance(ダンス) [ˈdɑːnts]
day(日) [ˈdeɪ]
face(顔) [ˈfeɪs]
page(ページ) [ˈpeɪdʒ]
lake(湖) [ˈleɪk]
mate(仲間) [ˈmeɪt]
state(状態) [ˈsteɪt]
rate(レート) [ˈreɪt]
date(日付) [ˈdeɪt]
case(ケース) [ˈkeɪs]
vase(花瓶) [ˈveɪs]
chase(追跡) [ˈtʃeɪs]
base(基地) [ˈbeɪs]
trace(痕跡) [ˈtreɪs]
space(空間) [ˈspeɪs]
place(場所) [ˈpleɪs]
grace(優雅さ) [ˈgreɪs]
phrase(フレーズ) [ˈfreɪz]
blaze(炎) [ˈbleɪz]
maze(迷路) [ˈmeɪz]
craze(熱狂) [ˈkreɪz]
gaze(凝視) [ˈgeɪz]
haze(もや) [ˈheɪz]
phrase(フレーズ) [ˈfreɪz]
erase(消去) [ɪˈreɪz]
amaze(驚かせる) [əˈmeɪz]
phase(段階) [ˈfeɪz]
craze(熱狂) [ˈkreɪz]
raise(上げる) [ˈreɪz]
praise(称賛) [ˈpreɪz]
動詞
dance(踊る) [ˈdɑːnts]
name(名付ける) [ˈneɪm]
face(直面する) [ˈfeɪs]
page(ページをめくる) [ˈpeɪdʒ]
race(競争する) [ˈreɪs]
date(デートする) [ˈdeɪt]
chase(追いかける) [ˈtʃeɪs]
erase(消去する) [ɪˈreɪz]
amaze(驚かせる) [əˈmeɪz]
phase(段階を経る) [ˈfeɪz]
raise(上げる) [ˈreɪz]
praise(称賛する) [ˈpreɪz]
形容詞
late(遅い) [ˈleɪt]
great(素晴らしい) [ˈgreɪt]
male(男性) [ˈmeɪl]
pale(白い) [ˈpeɪl]
stale(古臭い) [ˈsteɪl]
male(男性の) [ˈmeɪl]
hale(元気な) [ˈheɪl]
pale(青ざめた) [ˈpeɪl]
stale(古くなった) [ˈsteɪl]
副詞
late(遅く) [ˈleɪt]
male(男性として) [ˈmeɪl]
pale(青ざめて) [ˈpeɪl]
stale(古臭く) [ˈsteɪl]
その他
about(について) [əˈbaʊt]
without(なしで) [wɪˈðaʊt]
around(周りに) [əˈraʊnd]
account(口座) [əˈkaʊnt]
amount(量) [əˈmaʊnt]
allow(許可する) [əˈlaʊ]
because(なぜなら) [bɪˈkɑːz]
become(なる) [bɪˈkʌm]
before(前に) [bɪˈfɔːr]
behind(後ろに) [bɪˈhaɪnd]
believe(信じる) [bɪˈliːv]
below(下に) [bɪˈloʊ]
ざっと見てみるとeɪの音が入っているものが多いですね。二重母音がキーになっているということでしょうか。[eɪ]を含まない単語を上げてみましょう。
名詞
table(テーブル) [ˈteɪbəl]
chair(椅子) [ˈtʃeər]
book(本) [ˈbʊk]
pen(ペン) [ˈpɛn]
paper(紙) [ˈpeɪpər]
school(学校) [ˈskuːl]
student(学生) [ˈstjuːdənt]
friend(友達) [ˈfrend]
family(家族) [ˈfæməli]
house(家) [ˈhaʊs]
world(世界) [ˈwɜːld]
time(時間) [ˈtaɪm]
money(お金) [ˈmʌni]
water(水) [ˈwɔːtər]
fire(火) [ˈfaɪər]
動詞
walk(歩く) [ˈwɔːk]
talk(話す) [ˈtɔːk]
listen(聞く) [ˈlɪsn]
play(遊ぶ) [ˈpleɪ]
sleep(寝る) [ˈsliːp]
come(来る) [ˈkʌm]
take(取る) [ˈteɪk]
make(作る) [ˈmeɪk]
say(言う) [ˈseɪ]
want(欲しい) [ˈwɑːnt]
形容詞
big(大きい) [ˈbɪɡ]
small(小さい) [ˈsmɔːl]
good(良い) [ˈɡʊd]
bad(悪い) [ˈbæd]
new(新しい) [ˈnjuː]
old(古い) [ˈoʊld]
happy(幸せな) [ˈhæpi]
sad(悲しい) [ˈsæd]
long(長い) [ˈlɔːŋ]
short(短い) [ˈʃɔːrt]
hot(熱い) [ˈhɑːt]
cold(冷たい) [ˈkoʊld]
slow(遅い) [ˈsloʊ]
low(低い) [ˈloʊ]
light(軽い) [ˈlaɪt]
heavy(重い) [ˈhɛvi]
easy(簡単な) [ˈiːzi]
副詞
very(とても) [ˈveri]
little(少し) [ˈlɪtəl]
always(いつも) [ˈɔːlweɪz]
never(決して) [ˈnevər]
sometimes(時々) [ˈsʌmtaɪmz]
often(よく) [ˈɑːftən]
now(今) [ˈnaʊ]
then(その時) [ˈðen]
here(ここ) [ˈhɪər]
there(そこ) [ˈðeər]
where(どこ) [ˈhwɛər]
when(いつ) [ˈwen]
why(なぜ) [ˈwaɪ]
how(どのように) [ˈhaʊ]
too(とても) [ˈtuː]
also(また) [ˈɔːlsoʊ]
because(なぜなら) [bɪˈkɑːz]
並べてみると、結構鬱音も入ってますね。
そのまま使うとちょっと危険ですね。
この中から使える単語を探し出さないといけないです。
観察してみると[eɪ] の音以外にも共通点が見えてきます。
1. [æ] アとエの中間のような音
日本語の「ア」と「エ」の中間のような音。日本語の「ア」よりも、口を大きく開いて発音します。
例:
dance(ダンス) [ˈdɑːnts]
face(顔) [ˈfeɪs]
name(名前) [ˈneɪm]
place(場所) [ˈpleɪs]
2. [ʌ] 短く、弱く発音される「ア」
日本語の「ア」よりも、口をあまり開かずに発音します。
例:
cup(カップ) [ˈkʌp]
run(走る) [ˈrʌn]
bus(バス) [ˈbʌs]
come(来る) [ˈkʌm]
3. [ɑː] 長く、強く発音される「ア」
日本語の「ア」よりも、舌の後ろ側を上げ、口を大きく開いて発音します。
例:
father(父親) [ˈfɑːðər]
car(車) [ˈkɑː]
start(始める) [ˈstɑːt]
party(パーティー) [ˈpɑːrti]
4. [iː] 長くて、強く発音される「イ」
日本語の「イ」よりも、口を大きく開いて発音します。
例:
machine(機械) [məˈʃiːn]
see(見る) [ˈsiː]
believe(信じる) [bɪˈliːv]
tree(木) [ˈtriː]
5. [uː] 長くて、強く発音される「ウ」
日本語の「ウ」よりも、唇を丸めて、口を大きく開いて発音します。
例:
school(学校) [ˈskuːl]
rule(ルール) [ˈruːl]
food(食べ物) [ˈfuːd]
moon(月) [ˈmuːn]
発音する人の手心次第でどうとでも変わるような単語が多い印象です。
英語の歌を作るときだけでなく、日本語の歌詞にもこれらの単語をカタカナで入れていくなら悪くないですよね。音を効果的に下げることができます。「パーティ」とか「ダンス」とか使いやすそうです。
さらに「単語の最後に音を下げる発音の単語」でなおかつ「語尾がんで終わるものを探して見ましょう。
machine (機械) [məˈʃiːn]
women (女性) [wɪmən]
children (子供たち) [tʃɪldrən]
men (男性) [men]
happen (起こる) [hæpən]
open (開ける) [oʊpən]
given (与えられた) [gɪvən]
spoken (話された) [spoʊkən]
written (書かれた) [rɪtən]
eaten (食べられた) [iːtən]
broken (壊れた) [broʊkən]
taken (取られた) [teɪkən]
forgotten (忘れられた) [fərˈgɑːtən]
chosen (選ばれた) [tʃoʊzən]
hidden (隠された) [hɪdən]
swollen (腫れた) [swoʊlən]
frozen (凍った) [froʊzən]
pollen (花粉) [ˈpoʊlən]
hyphen (ハイフン) [ˈhaɪfən]
kitten (子猫) [ˈkɪtən]
mitten (手袋) [ˈmɪtən]
button (ボタン) [ˈbʌtən]
cotton (綿) [ˈkɑːtən]
どう使いこなすかは別として、最後がんだと下げやすいですよね。
こうするとOṃの音に近いものも中にはあるのでそれもリストアップしてみましょうか。
cushion (クッション) [ˈkʌʃən]
onion (玉ねぎ) [ˈʌnjən]
fashion (ファッション) [ˈfæʃən]
station (駅) [ˈsteɪʃən]
caution (注意) [ˈkɔːʃən]
creation (創造) [kriːˈeɪʃən]
relation (関係) [rɪˈleɪʃən]
vacation (休暇) [veɪˈkeɪʃən]
emotion (感情) [iːˈmoʊʃən]
potion (薬) [ˈpoʊʃən]
lotion (ローション) [ˈloʊʃən]
potion (薬) [ˈpoʊʃən]
ocean (海) [ˈoʊʃən]
notion (概念) [ˈnoʊʃən]
devotion (献身) [dɪˈvoʊʃən]
emotion (感情) [iːˈmoʊʃən]
promotion (昇進) [prəˈmoʊʃən]
commotion (騒動) [kəˈmoʊʃən]
cushion (クッションする) [ˈkʌʃən]
caution (警告する) [ˈkɔːʃən]
「~ション」という単語になると[jən]ですね。これは弱い鬱音になることが多い気がするのでOṃとは違うのかな。Oṃと全く同じ音はなくて、OṃはOṃしかないのかも。
それならまだcotton (綿) [ˈkɑːtən]のように単語の中にaeoに近い音があるほうがまだしっくりきますよね。
ということは、「語尾がんの場合は同じ単語の中にaeoの音が沢山入っているものはそのまま加点になる」だろうし、「iuを含みながら語尾がんになっている単語は鬱音になる」のかも。多分弱めの鬱音ですね。んを含む音で韻を踏むならaeo系の語尾がんの音を集めたほうが鬱音は少ないかも。
最初から英語の「鬱音を含まない歌詞の曲」を作るのであれば、「ん」の意味を正しく分析しなければならないし、それはイントネーションの激しい英語という言語の構造上音の上げ下げに直結します。
全部英語の鬱音のない曲を作ろうとしたら、歌詞のことを考えるよりも前に「メロディ」でいかに上から下に落としていけるかを先に考えたほうが早そうです。そのメロディに合う歌詞は自然と「英語ネイティブの人が普段使っている当たり前の単語中心」になるはず。
・日常語
・感情を表す単語
こういうものが多い傾向があるからです。となると、英語で作る歌はきっとナチュラルで優しいイメージの曲が向いているのかも。
もっともっと加点になる音について見つけていかないといけないですね。
それにはヒントになるかなと思うことが1つあります。
子供が言語療法を受けるとき、「ぱ、か、た、ら」の音を発音できるようになると良いと言われて訓練を受けていました。これらの音を発音できるようになると口周りの筋肉の発達し構音能力が向上します。口の形や舌の動きを上手に変化させることができるようになれば、より正確に音を出すことができコミュニケーションが容易になります。この4文字はそれを促してくれるので練習するんです。
「ぱ、か、た、ら」という音の母音はどれもaなのでaeo曲で縛れば自然と曲の中に含まれます。しかも「言葉につながる音」というのはほかにも沢山あります。
破裂音: か行、た行、ぱ行、だ行、ば行
例: 柿の木(かきの木)、竹薮(たけやぶ)、パパパ、ダダダ、バババ
はじき音: ら行
摩擦音: さ行、ざ行、は行、か行(h)
例: 三十路(みそじ)、雑草(ざっそう)、花火(はなび)、風船(ふうせん)
鼻音: ま行、な行
例: 真面目(まじめ)、泣き虫(なきむし)
こういう理論が言語の世界にはあるので、破裂音を多く含む「ビバ・ラ・ビダ」という歌詞の歌が出来たりしますが、この曲はうちの子の受けは凄く悪いです。イントロの時点で「違う!変えて」と言われるので。
ビバ・ラ・ビダはスペイン語で「人生万歳」という意味だそうですが、それを知らなければ「何それ?」という気持ちが先に来て受け入れることが難しいのかも。
ビバ・ラ・ビダは発音を促そうとして入るけれど、最初のビが鬱音ですよね。母音はia・a・i・aですがai加点にはなってないんですよ。理由はビダの歌い方。ビとダの間に休符が入っているのでi+休符でそこが鬱音です。でもそれ以上に最初のビのほうが鬱音が強く感じます。
ビバ・ラ・ビダの前に単語があるのでそれを書き出してみましょう。
おおきなこえで ビバ・ラ・ビダ で+ビ ei
たのしもう ビバ・ラ・ビダ う+ビ ui
ヘイ! ビバ!ちゃれんじじま イ+ビ ii
おおきなこえで ビバ・ラ・ビダ で+ビ ei
たのしいよ ビバ・ラ・ビダ よ+ビ oi
ともだちだよ ビバ・ラ・ビダ よ+ビ oi
eiだけど音が下がっていない時はそのまま鬱音になる?
おおきなこえで ビバ・ラ・ビダ で+ビ ei
e・ia・a ・i ・a
こうなっていると、ia a i aはaiやaiaiやaaaiのようなai加点ではないし最初のeから数えてeia、a、i、aだから「eia」が悪いのかな。
鬱音だらけのラップの曲で歌っている人が自殺したり麻薬で廃人みたいになったりしてること多いですよね。いい歌だけど鬱音があると歌っている本人にダメージが一番来ます。そういう曲はui、eiが凄く多いんですよ。iu、ieもそうだけど、これらの音が鬱音であることは間違いないですが、おそらく音の上げ下げで回避することも可能なのかな。そもそも「ia」が十分悪い音なのか???日本語ラップってそうじゃないこともあるけれど、海外の本格的なおしゃれでカッコいいラップの「ラップっぽさ」自体がiu、ie、ui、ei、ですよね。
「下降音は鬱音を排除できる」と期待したのに、自然に発音をして下降音になる単語はiu、ie、ui、eiなどを含みやすいという特徴もあり、さらに語尾がんになる下降音はその単語内に含まれるaeoの量によって加点にも鬱音にもなるというのは難易度が高いですね。曲全体の構成と楽器やリズムの鬱音との調整で使うかどうかを検討しないといけないはずです。
そもそもこの曲の「ビバ・ラ・ビダ」という単語はタイトルに使われていてサビの決めのワードです。この言葉の最初の母音がiというのがまずかろうと考えている時点で、他の加点技や鬱音の回避技よりもaeoは優先されるべき事柄なのだなということだけはわかります。
だけど音を下げると回避できるという技があるならば、「音の下げ幅を大きくする」ということはaeoよりも優先されるべき問題ということにもなります。
音楽療法的に完璧な曲はこちらです。「ゲバゲバパパヤ~」ですから、これ以上はないですよ。「たすけて~」という4文字も完璧な発語を促す文字の繋がりです。この曲昔流行ったんです。大事な要素はちゃんとそろってるんですよね。これ以上子供の言語発達を進める歌詞の曲を見たことがありません。
https://youtu.be/LZZk0tP49H8?si=wZNIUwAbPoHN-dsk
知らない人が聞いたら「なんでこんな曲作ったんだろうな?」と思うと思いますが、もちろんこの人達もパパヤ~って歌ってます。
https://youtu.be/oO7Y8NsnkRg?si=k_YHm25RumUwWxq-
彼らはGimme chocolate!!という歌でもパパパ言いまくってるし、ちゃんとそういう風になってるんです。
でもパパヤよりパパパパパパパのほうが威力が強いですよね。「その単語を使えばいい」というわけではなく、回数を多めに繰り返したほうが加点が大きいのだと思います。
下降音を含む単語を複数使いこなすことは大変です。沢山使うことよりもメロディでしっかり下げたり、同じ単語を繰り返したりする方が現実的かもしれないですね。
最後に楽器の鬱音について考えてみましょう。
この動画がとても面白いです。
イケメン登場です。
わー!かっこいい!!低緊張の身体で生まれ、自分の子供も低緊張という私は筋肉が大好きです。この三角筋や前腕伸筋群の無駄のない感じ。咬筋もよく発達していいですね。!肉体を使って作り上げた筋肉って感じでジムだけ行って作ったやつとはだいぶ違います。
この人が叩くと鬱音が消えてるんですよ。あんなに多かったのに。
鬱音の聞き分けができていて、操作が可能な人なんですよ。
叩き方の違い??全然鬱音ないんですよ。
そして次のイケメン。こちらはもっと高度です。
https://youtu.be/--aZJ2DpnBA?si=r3WAWjqZQhGConW7
0:17のあたりが大きな鬱音なんです。
歌詞のないギターであっても「この音は鬱音」というのは存在します。楽器による鬱音を私がどのように説明したらいいのかわからなくて困るんですけど、秒数で指定するのでわかる人はわかってください。
0:12 弱い鬱音 鬱音の種類その①
0:15 中くらいの鬱音 鬱音の種類その①
0:17 特に強い鬱音 鬱音の種類その②
0:28 強い鬱音 鬱音の種類その②
0:30 強い鬱音 鬱音の種類その②
このギターの音が鬱音。度合いで言うと強弱はありますが鬱音の種類は2つ。
元々は他の部分にも鬱音はありました。でも一部の鬱音を消して演奏し、一部分だけあえて残してあるんです。残してる鬱音の種類は同じなので、彼はあえてそうしてるんだと思います。
つまり「魅力的に見える鬱音、脳への負担の少ない美しく弱い鬱音」だけ残している。
鬱音の種類は沢山あるけれど、「魅力的に見える鬱音だけ残す」という技術が自由自在になれば売れる曲を作ることに一役買ってくれるはずですね。
彼は間違いなくその答えを知っているんです。
次のイケメンがこちら。
https://youtu.be/-qaHipLNi6E?si=s18_8GmMAKv0l1pa
古代語で聴いてみたら何かわかるかな?と思ったのですが何もわかりませんでした。現代日本語ならばになる部分がぱになってて、だがたになっています。濁音がないと発音しづらいですね。
これは何回聞いても何もわかりませんでした。
でも「パとバ」、「タとダ」の違いは人の脳に影響がありそうじゃないですか?
ではこの辺でまとめてみましょう。
【aeoとiuの鬱音の法則】
・フレーズの最後の音が母音の「あ(a)」「え(e)」「お(o)」で終わっている曲はよく聞く➡良い音
・フレーズの最初もaeoの母音で始まるともっと良い
・フレーズの最後の音が母音の「い(i)」+休符で終わっている曲は嫌がる、歌の途中でも「い」と「休符」が入っていると嫌がる➡悪い音(鬱音)
・同じ母音の繰り返しでaa⤴,ii⤴,uu⤴,ee⤴,oo⤴のように後ろの音程を上げると鬱音になる
【iuの例外と回避方法】
・フレーズの最後の音が母音の「い(i)」で終わっても「い」と「に」の場合は問題がないことが多い(き、し、ち、ひ、み、り、ゐはダメ)➡悪い音の回避
・フレーズの最後の音が母音の「い(i)」で終わっても次のフレーズの最初の音が「い(i)」で始まるなら問題がないことが多い。う段も同じだが、い段はい段、う段はう段の場合だけよくて、い段とう段が絡んだ場合はダメ。➡悪い音の回避
・打楽器の音程でaeoを作りiuを回避する
・母音のaua、iuはゆるやかな鬱音。繰り返すと否定のテクニックが効かないことがある
・フレーズの間に合いの手を入れることで音を増やして鬱音を回避する
同時に歌唱を難しくすることで脳の理解を遅らせれば聞きべりしない
・鬱音を含む場所を抑え気味に歌うと鬱音消しができる
【繰り返しの法則】
同じ歌詞や同じフレーズの繰り返しも好き➡良い音
【ai加点の法則】
母音が「あい(ai)」「いあい(iai)の単語が入ると良い➡良い音
aiaiと繰り返すものはもっと強い効果がある➡良い音
aiを伸ばす音はさらに強い効果がある➡良い音
aaaiのように連続する母音は強い効果がある➡良い音
【促音の法則】
「きっと」「ずっと」「もっと」「ちょっと」という促音も好き➡良い音
これの繰り返しはもっと良い
【無音の鬱音の法則】
音の数が増えてくると無音ができた瞬間にその場所が悪い鬱音になる
【発声の加点】
破裂音・はじき音・鼻音・摩擦音の繰り返しは加点になる
【んの法則】
・語尾が「ん」の場合は同じ単語の中にaeoの音が沢山入っているものはそのまま加点になる
・iuを含みながら語尾が「ん」になっている単語は鬱音になる
【歌詞による鬱音回避の法則】
・サビの中にある鬱音は被害が大きいので入れない
・「ポジティブな意味の単語」の量と「ネガティブな意味の単語」の量が1:1だとネガティブな言葉の威力の方が大きいので、「明るい歌詞」と「暗い歌詞」があるなら明るい歌詞の分量を多くしないといけない
・暗い意味の歌詞の後には希望の意味の歌詞で否定することで負担を軽減できる
・歌詞に答えのない問いがあるとそれはどんなに素晴らしい曲でも鬱曲になる
【聞き減りをさせない曲の構成の法則】
・「希望の意味の歌詞」で歌を終了させると人は繰り返し同じ曲を聞きたくなる
・間奏は長くてもよいが、前奏はないかサビ同然のメロディがないと疲れた脳は長い前奏に耐えられない
・「聞く」という行為に集中できるように音の層が厚い曲が良い。クラッシックのオーケストラのように楽器の数が多い曲が良い
【リズムと音の上げ下げのह्री法則】
・音を下げるときに良い効果がある(Oṃ)
・単語の最後の音節が弱く発音され、下降調で終わる単語
・歌詞の語尾を「~が」「~だ」「~です」「~ます」とすると下がる
・特定のリズムで癒しの効果がある(〇〇● 〇〇〇〇)
・wowなどの音を繰り返して下げる音を増やす
・音の下げ幅が大きいほど良い
・フレーズの最後をしっかり下げると効果が高い
・ショパンの構造の曲(三連符)
・ファリャのリズム Falla : Danse espagnole ●〇〇 〇〇
・iu、ie、ui、eiは鬱音になりやすいが音を下げると回避できることもある
【おん きりく ぎゃくうん そわかのリズムと音の上げ下げ】
〇 〇〇〇 〇〇〇〇 〇〇●
おん きりく ぎゃくうん そわか
⤵ ⤴ →→→→→ ⤵⤵⤵
プロ・アマ問わず曲を作れる人はぜひこの法則で歌を作ってみてください。
楽しみにしています。
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