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今日覚えたい文法

フランス語で「否定文」って何?

難しい質問です。
そもそも「否定文」なのか「否定形」なのか「否定表現」… どれが正しいのかも難しいところです。

「ne を使う文」と言うのが最も標準的な定義でしょうか。
ただしぼくの中では "ne - que" は肯定文なのです。

A table, je ne bois que du vin.
食事中、もっぱら飲むのはワインです。

この文を「ワインしか飲まない」と否定語を使って訳すから否定文に分類したくなるのでしょうが、ワインは飲んでいるので、ぼくの感覚的には何も否定していないのです。

Je ne boirai plus jamais.
もう二度とお酒は飲まない!

"ne - plus" と "ne - jamais" のあわせ技です。
二重否定になっているわけではなく、両方の意味を合わせて持っているのです。「飲まない」ということを伝えているので全体は否定文だと感じられますが、2つの表現が合わさっているので、ぼくの感覚的には "ne - plus" と "ne - jamais" は否定表現なのです。

Je ne bois rien.
"ne - rien" の組み合わせですが、rien は文構造の一部になっている(直接目的語)ので、この語の役割は pas/plus/jamais とは全く違います。
役割は直接目的語となっている名詞で、意味は「何も〜ない」なので否定的なのです。

フランス語における純粋な否定語は "ne - pas" だけであって、その他の "ne" を含むものは「否定表現」と呼ぶのが適切でしょう。(ne - que は除く)
また、どれでも構わないので、これら否定表現を使った文は「否定文」と呼ばれるのです。 

ややこしいですね。
例文が少ないからそう思うのです。

使える例文たっぷりの「否定文、否定表現」を扱う文法講座があるのです。

話すための中級フランス語文法
〜使える例文たっぷりのオリジナル資料付き

■ 生配信日時
2023年2月15日(水)21時〜(50分〜60分)
● 配信内容
38.否定文、否定語、否定表現①
♥ 講座費用
1800円

一度騙されたと思ってご参加ください。

って、結局は宣伝かいっ!

ご参考まで


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