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今日覚えたい文法

フランス語での禁止事項

世の中には「それはやっちゃいけないでしょ!」という禁止事項があるのです。
フランス語にもいくつもそういった文法の禁止事項が存在します。
いくつかのレベル(やったら全く通じない〜少し気持ち悪い)があるのですが、今日はそんな中から、代名詞に関することがらをふたつピックアップをしてご紹介します。

  1. 動詞 aller が単純未来形または条件法単純形(現在形)のときは、代名詞 y を使ってはいけない。 (例えば)j'irai. で y が入っているのと同じ文法構造と理解される。

要するに、
Tu es déjà allé au musée Picasso ?
- Non, jamais. Mais j'irai un jour.

本来は aller は行き先または動詞の原形を伴っていなければ間違い文と判断されるのですが、aller の活用が irai などの i で始まる文に関しては、j'y irai と言っても書いてもいけないということです。理由は…

J'y irai だと [ʒi ire] と[i] の音がダブって耳に障るから!

2.me (te, nous, vous, se) と lui (leur) と同一文内に使うことはできない。

Tu la connais ? Elle est bien charmante ! 
付いておいで。紹介してあげるよ。
- Suis-moi.
✕ Je vais te lui présenter.
ではどうすればいいのでしょうか。

解決方法が2つあります。

一つは目的語の役割を少し変えることです。
彼女紹介するのではなく、君彼女紹介とすればいいのです。

○ Je vais te la présenter. ←君彼女紹介するよ。

もう一つの方法は、間接目的語「彼女に」を代名詞化しないで名前に変えてしまうか、代名詞の強制形に変えてしまうのです。

○ Je vais te présenter à Ludivine.
○ Je vais te présenter à elle.

充分長くなりましたね。ほかにもありますが、それはまたいつか書きます。
ご参考まで

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