今日覚えたい文法
中性代名詞 "le"
大型家具店にあった注意書き
Nous pouvons, si vous le souhaitez, livrer vos meubles et même les installer.
中性代名詞の le が使われています。
si vous le souhaitez
中性代名詞の le は「先取り」することが多いのです。
Comme je vous l'ai déjà dit, je suis en Bretagne du 9 au 12 aout.
お話したとおり、9日から12日はブルターニュにいます。
ここで大切なことは、動詞 souhaiter も dire も、直接目的語を「ナシ」で使うことは文法的には許されないのです。
もし「それを」お望みであれば、
「それを」お話しておいた通り、
後で正解を発表する「タネ明かし構文」の一つです(名前はぼくが付けました)。
この構文を使わないと、大切なことを最後に置きにくいのです。
(何度も伝えていることですが、フランス語では、大事なメッセージは最後に置くのです。)
Nous pouvons livrer vos meubles et même les installer si vous le souhaitez.
「配送も設置もできます」というメッセージが前に行ってしまいます。
Si vous souhaitez que nous livrions vos meubles et même les installions, nous le pouvons. / nous pouvons le faire.
やはり、最後に大切なメッセージが置けません。
Si vous le souhaitez, nous pouvons livrer vos meubles et même les installer.
これでもいいですが、ネイティブが考えた「間に挟んである si vous le souhaitez」の方が、なんだか間違いなくカッコいいですね。
話すときには「声」「強弱」「高低」… 様々な要素で色を付けることができますが、文字ではそうはいかないので、語順がかなり重要な要素を占めるのです。
T'es où après-demain ?
- Du 9 au 12, je suis en Bretagne.
Si je me souviens, tu pars en Bretagne. Mais quand ?
- Je suis en Bretagne du 9 au 12.
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