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今日覚えたい文法

使役動詞 faire と代名詞

Ça fait rire mes parents.
mes parents を代名詞化すると、「どんな形」で「どこに」置くのでしょう。
続きは明日です。

と、こんな記事を3日前に書いていました。
ははは、あっという間に3日が経ってしまいした。

改めて、

Ça fait rire mes parents.
mes parents を代名詞化すると、「どんな形」で「どこに」置くのでしょう。

この順序で見ると mes parents の役割がわかりにくいですが、本来は、

faire + 名詞 + 自動詞
が意味を捉える時にはわかりやすい語順でしょうね。

そう、文法的には名詞は動詞 faire の直接目的語なのです。それと同時に直後に置かれる(はずの)動詞の意味上の主語になっているのです。

一般的に使役動詞 faire は「〜させる」と訳されていますが、自動詞を他動詞に変える役割を持っていると考えることもできます。

tomber:落ちる
faire tomber:落とす

cuire:火が通る、焼ける
faire cuire:火を通す、焼く

entrer:入る
faire entrer:入れる

(例えば)faire tomber を一つの動詞と捉えれば、
Je fais tomber mon portefeuille.
→ Je le fais tomber.

J'ai fait tomber mon portefeuille.
→ Je les ai fait tomber.

になるものも納得できるところだと思います。 

という訳で、
Ça fait rire mes parents.
→ Ça les fait rire.
となります。

faire + 名詞 + 自動詞は
1. 原則的に "faire + 名詞 + 自動詞" の語順で使われる
2. faire + 自動詞が他動詞という役割に変わる
3. その直接目的語が直後に置かれている
4. その直接目的語を代名詞化している。

こんな風に考えれば、何もややこしいことはありませんね。

ご参考まで

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