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僕と薬のうつ日記 4年目その1

薬を飲み始めて4年目、最初の方のお話

4年目の始まりも3年目と同じく忙しかったと思う。
若干そこは記憶が曖昧、でも酷い体調不良の記憶はないので軽減していたはず。

実は少し前の12月後半ぐらい、僕は凄い作品を作る(表現ぼかしてます)D社を知った。

しかもD社の中には前にF社で僕と一緒に仕事をしてたT君がいた。
そして今D社は人を募集をしているとのこと。

前回に引き続きなんでもチャレンジしてみようという気持ちのままだったので、一応経験者だし、代表のKさんともとりあえず面識があるから、なんとかD社に入れてもらい、作品作りに関わらせてもらえないかと僕の頭は動きはじめた(今考えるとかなりの無茶)。

といっても採用情報を公開していないので、まずは今D社にいるT君とコンタクトをとりたいところだったが、以前の知り合い70%ぐらいの連絡先を消してしまっていた為、T君の連絡先もわからず。
T君の周りから辿ってなんとか連絡をつけることができた。

しかしながらT君、なかなか返事をくれず焦らす焦らす。
実はF社を辞めるとき、もう少しやってくれないかと僕に言う役だったのがT君だった。

後任が見つからなかったので何か月も延長の末、「もうキリがないから限界」とT君とF社に意思を伝え延長を打ち切った思い出がある(ちなみにF社は僕が辞めて1年後に消滅)。

それから数年後、今度は「D社に入れそうか?」と、僕はT君に話しているわけである(T君が直接の採用担当じゃないけど)。

奇妙な感じだった、向こうもそういう部分があったのかなとは思う。
F社には一応筋を通して辞めたつもりだったけど、僕が辞めたらT君へ負担がかかるのは確かだった、だから少し気まずいところもある。

なんだかんだT君が話を繋げてくれ、情報を得たので履歴書と作品サンプルを作り無事D社へ提出。

その間も、ありがたいことに別の仕事に関わらせてもらい、本当に短い間だけど、気の良い人達と達成感を得ることができた。
そこでさらに僕は自信をつけD社にも受かるような気がしてた。

そしていよいよ、採用判定の日。
オフィスに行った僕をリーダー兼代表のKさんがわざわざ出迎えてくれ、少し話をしようと外を歩くことになった。

結果から言えば不採用。
でも、忙しいKさんと雑談をさせてもらっただけでなく、不採用の理由も丁寧に教えてのもらったので、なんだか清々しい気分になったのを覚えている。

逆に本当にしっかりした人なんだと、さらにKさんの人柄を尊敬することにもなった。

でも残念は残念だった。

御礼の挨拶をしてD社を離れた瞬間は清々しい気分だったが、帰路につく電車に乗ると、僕の心の中に暗雲がモクモクと立ち込め、最寄り駅につくころは、土砂降りに。

そのまま家に帰ってしまうには何か物足りない。
僕は心の隙間が埋めるべく独り残念会を開くことにして、居酒屋へ吸収された(薬飲んでるから本当はお酒ダメです)。

途中で彼女Uさんが合流してくれたけど、早朝に予定があるとのことで早々に帰宅してしまい途中からまた独りに。

気が付いたら朝だった。
今のところこれが人生最初の、そして最後のヤケ酒だった。

ちなみに後日、D社の空き枠にはB君という人が入った事を知った。
面白い事にB君は、僕の後任にF社で入った人。

いや、正直面白いというよりめちゃめちゃ悔しい気持ちも当時あった。
だけど今思うと不思議な縁というか因果というか、なんかそういうのを感じる。

人との繋がりについて不思議な話は他にもあるけど、それはまた別の機会に。

今回からは題名をシンプルに、1記事の文字数も少なめにしてみようか思案中です。途中、他記事と整合が取れなくなったら変更するかもです。
今後ともよろしくお願いいたします。
流葉

カバーにchiyoizmoさんの素敵なイラストをお借りしています。
ありがとうございます。


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