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MIU404からみる日本語の欠点

MIU404第3話の中で男性二人と女性一人でのこんな会話がある。

男性A「・・・・いたずら通報もどうしたものですかね。」

女性「いたずらっていう言い方やめませんか?例えば、いじめ暴行傷害、強要、侮辱罪。児童への性的ないたずらと言われる行為は、いたずらなんて軽いもんじゃない。性的な加害、性暴力です。日本語の表現は柔らかくて美しい。だけど重要な問題までオブラートで包み隠してしまう。」

男性B「さすが、女性。細かいことまで気がつく。」

女性「今、女性関係ありません。」

男性A「その虚偽の通報・・・・・」

この女性は主人公二人の上司である麻生久美子さん演じる桔梗ゆずきの言った言葉です。そのセリフを聞いてなるほどな〜と思いました。

このような日本語の曖昧さの乱用は日常の至る所で見つかります。

例えば、これ。Twitterでこんなポスターが話題になりました。

ひらがなで女性言葉。相談の電話先もふれあいコール。このようなポスターでは抑止力はないし、相談もしたくない。まさに柔らかい日本語で重要な問題を包み隠している。

強い口調で警告すればいいのだ。「痴漢やめろ!」「痴漢は性犯罪だ!」など。これを作った人はこれで抑止できると本当に思ったのか。

少しずつ、おかしいと思ったものから指摘していかないといけない。


朱雀 棃鴉





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