むかし見た中学生の話
以前、中学校で見た凄いしっかりした男の子の話です。
責任感も強かったし、当然勉強もできてたました。
さらに絵が上手くて。しょっちゅう入賞とかしてたみたいです。
で、1年の6月(ですから今頃の時期ですょね)に、美術の宿題があったらしく、丁寧に丁寧に描いてたとのこと。
恐らく、中学になって初めての美術課題。気合いも入ってたんでしょう。
そしたら、丁寧に描きすぎて提出の朝になっても未完成。
でも自分じゃ納得できないもを提出はできない。
完璧な状態で出したいし、みんなからも褒められたいから。
そこで、どうしたかというと、忘れた、間に合わなかったと言いたくないので欠席する訳ですょ・・・
これが後々大きなズレになっていくんですけど、ネ。
その日から欠席が続くんです。
当初は、美術課題の未完成が理由だったんだと思います。
ところが、そこは芸術です。どこが完成なのかなんて分かりません。
しかも、提出期限は過ぎてますから、なお完成度は上がらないといけない。
本人はそう思ったんでしょね。
1週間も休めば、周りの目が気になってクラスに入りづらくなります。
そして、結局そのまま・・・
僕が関わったのは、もう3年生の初夏くらいから。
本人も、ほんと素直でいい奴。頭の回転も早い、気も利く、謙虚。
また、それに輪をかけたくらいお母さんが優しい方でした。
実にもったいないと思ったのは、その休み始めたときから1日も授業受けてないのに、学年200人の中で、テスト結果だけは最後までずーーーっと1番だったんです。
その子が凄いのか、周りが低いのか、なんですが 😅
でも高校入試では、内申点がありません。
進学したのは偏差値50の高校でした。
高校に入ってからも、色々あるのですが、それはまた別のはなし・・・