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2~3日前『この秋のご相談より』という記事を挙げました。
それを見られた数名の方から追加のご質問が来ましたので、個人特定がされない範囲で、ご相談内容を共有させていただきます。

前回『進んだ高校で行ける大学がほぼ決まる』ということはお話ししました。
今回はそこからもう一歩踏み込んだご相談です。

現在、さまざまな入試方法があります。
私立専願・公立特色化・公立推薦・私立一般・公立一般・etc…
(俗称で失礼します)
今回はこのうちの前出の3通りの件です。
いわゆる『早期受験•早期合格のパターン』について。
さらにその中でも、大学進学を念頭においた上位高校の早期受験•早期合格のケースについてです。

親御さん方にとっては、まったく悩ましいところだと思います。
一般受験よりは合格の確率は高まる。一般受験ではもしかしたら、と考えてしまう。
また我が子である生徒くんの悩み苦しんでいる姿を見ていると、その時間を一刻でも早く終わらせてあげたい・・・
そこに、回避できるような選択肢が出て来れば、そりゃあその分、選ぼうかどうしようか、と悩むに決まってます。 ありがたいのか、迷惑なのか。
誠に恐縮に存じますが、ご心中お察し申し上げます。

そこで、色々な感情からチョットだけ距離を置いて、現在進行形の自分達の姿を見てみましょう。
上位高校に進む理由は『大学進学』のためです。それが志望の第一理由なはずです。 そして、ここで言う大学とは、『4年制大学ならどこでも良い』という訳ではなく、旧帝大であり、それに準ずる国大、または難関私立大、そういった大学をイメージされているはずです。

では、そのレベルの大学に進学する、つまりは受験で合格するためには、何がどれだけ必要になるか、という『作業量・作業内容の相場』を把握されていますか?


いま、今日この時に起きていることでお話ししましょう。
【 2024年度 大学入試共通テスト 】は1/ 13(土)・14(日) の両日に実施されます。
残り日数は30日です。
いま高3生が悩んで悩んで悩んで、涙も出ないほど悩んでいる最大の課題が何なのか、それはご存知ですか? いや、この段階で親御さんはまったく不理解でも構いませんが、当事者である生徒くん本人は、その高3生の苦悩をどの程度理解できていますか????

半年ほど前の中学生たちは、全国的に体育大会があり中体連があり、、、で忙しく走り回っていたと思います。
その頃、ほぼ毎回板書していた言葉に『祭りが終わる前に次を考える』というものがありました。
カラダが疲れ切ってる中でも7~8時間の家庭学習! なんていうのは非現実的です。それができるのは、流石に極一部に限られてきます。
ですが、だからと言って、忙しい中にいることで安心してしまうのは最もNGな考え方・行為です。
時間を取ることはできない → ならば、頭の中で今後の流れを予想し、心の準備だけはやっておく。これが『祭が終わる前に次を考える』です。

因みに、体育大会の次の日は2日間の代休です。
そしたら、部活は何時〜何時までか? ならば部活が始まる前は何時まで勉強できるか。部活が終わってからは何時から勉強できるか。そこから考えたら、起床は何時になるか? そして、それだけの時間があれば、部活前には何がどこまで進められるか。部活後は何ができるか。
そういうことを考えるだけなら、いつでも・どこでも誰にでも、スグにできます。

中体連の引退試合も同様です。
次の日にどう動くか? それだけは考えられるはずです。
思い出に浸ることも出てきます。しかし、それだけに満足していると、ひと休みして、それから考えて、、、と、動き出すまで6週間かかります 😅
もしそのサイクルに乗っていれば現状は遥かに改善されていたはずで、さらには大きな自信を持つことも出来たことでしょう。

高校進学に関して言えば、『いま』がその時です。
現時点で、高校の数ⅠAⅡB が出来る必要はありません。物理や英語の超•長文が理解できる必要もありません。
ただ、いまの祭りの最中にそういう所に進んで行く、ならば『終わったら何をする!』と決めておくことです。
( 因みにウチの場合は、夏休みから決定事項として話し合ってあります 👍 )

さて本題に戻ります。
このような手順を踏まえた上で、そして現高3の状況を知った上で早期受験を選択していれば、高校進学後も一般受験合格者のとかなり良い線で渡り合えるんじゃないでしょうか!

 


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