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状況も条件づけの要素

わんこにとってお守りになる言葉を作っていきましょうという話を昨日したのですが…
どうやって?と思うでしょう。

昨日の記事でも書きましたが、「名前を呼んでおやつ」(古典的条件づけ)を使って作っていきます。

嬉しいだったり、ほっとするきっかけとなるものを作っていくんです。
そのきっかけが「言葉のお守り」になんですけど…

感情を含む行動の変化には法則があるんですよね。
先天的なものと後天的なものがありますが、私たちに操作?出来るのは後天的なものです。

先天的なものは生まれながらに持っているもので、動物であれな命に直結するものへの反応ということになります。

しかし、後天的なものは経験という学習によって身に付くものです。
その学習する能力を上手に利用していくことでより暮らしやすく楽しい時間を紡げると思います。

この学習は、リラックスしている状態でないと効率的になされません。
緊張状態であれば学習できないのです。

なので、「名前を呼んでおやつ」はリラックスした時にやりましょう。
怖いものがたくさんある状況ではうまくいかないし、怖すぎればそこで提供されるおやつがその状況を連想させておやつ自体が嫌いになるかもしれません。

また、その状況の時だけに使うおやつがその状況を連想させることになり嫌いになります。
この連想が古典的条件づけとなるのです。

古典的条件づけは、いいものにも悪いものにもできるということです。
おやつがどんどん使えなくなるのであれば、そのおやつを使っている状況を見直す必要があるかも…

おやつはリラックスさせるために使うこともできますが、緊張しているときだけでなくリラックスしているときにも使わないと嫌いなものになります。

いくら好きなものでも、嫌いな人としか食べられないものであったらその食べ物を見たら嫌いな人を思い出して食べたくないのではないですか?
逆にあまり好きじゃないけど…好きな人と食べたらなんだか食べれちゃった🎵という経験ありませんか?
それを続けているうちに好きな人を連想する食べ物になったとか…

食べ物もどのような状況で提供されるかによって違うんですよね。
いつもリラックスして美味しいねという飼い主さんの笑顔があってそのおやつがポジティブな感情と結びついてそこに「いいこ」という言葉が関連付いたとき…

「いいこ」といったら尻尾がブンブンふられたり、どや顔で見上げてきたりしてきたら準備完了かな…
そうなってはじめて「言葉がお守り」のようになります。
準備完了といっても日常での「いいこ」のパワーチャージはしていってくださいね。
パワーチャージしないといつか使えない「いいこ」になってしまいます。

怖くてどうしようもないとき…
飼い主さんが発する「いいこ」がワンコの心を動かすのです。
そのときに飼い主さんは不安そうな顔をしないことも大事です。

犬って人間の表情をよく見ていますし、笑顔にはポジティブな反応を示すとの研究結果もあるくらいです。
犬を侮ってはいけませんね。
私たちよりかなり敏感にできていますよ😁

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