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英語の現実⑥英語ができれば出会いが広がる?

Q. 英語ができたら外国人と付き合ったり結婚できたりしますか?世界中の人と友達になれますか?

A. あなたの魅力次第です

英語業者の悪質な宣伝の一つに、「英語が出来れば出会いがある」というものがあります。「英語が出来れば世界中に友達が出来る」「英語が出来れば国際結婚が出来る」「英語が出来れば日本に来ている外国人と付き合える」などなど。見るだけで頭痛くなります。

これがいかに馬鹿げたことか気づくには、日本語を話せるあなたに日本人の友だちが何人いるのかをみたらすぐに分かります。英語が出来れば英語を話す世界中の人と友達になれるのなら、日本語を話せる人は日本中の人達と仲良くなれるはずです。

しかし、実際に友達だと言える人は数十人程度でしょう(顔見知りやFacebook上の人は友達に数えません)。少なすぎませんか?日本には1億人以上の人がいるのに。100人の日本人が友達だとしてもそれは日本の人口のたった0.0001%でしかありません。おかしいですよね?言語が通じれば友達になれるはずなのに。

これがどうしてかと言えば、同じ言語を話すことは仲良くすることと直接関係無いからです。誰と友達になるのかは経済状況や知能や年齢や趣味で決まります。

恋愛関係も同じです。日本語を上手に話すけど見た目が全然好きじゃない人と、日本語を全然話せないけどすごくかっこいい(美人)の人だったらどちらと付き合いたいでしょうか?

言語も大事ですが、大事なことは他に沢山ありますよね。言語は長い時間一緒にいるのならば比較的簡単に乗り越えることができるものです。

英語が出来ても全然友達ができない人がいるし、英語が全然できなくてもたくさん友達がいる人もいます。それは人間としての総合的な魅力で決まります。「英語が出来るから認めてくれ」みたいなのは通用しません。人間関係では、言語よりも性格や年齢、経歴や趣味の方が大事です。


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