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英語の現実②英語は知識教養?

Q. 英語は知識教養なの?

A.英語は知識教養ではありません。

英語とは人類にたくさんある言語の1つでしかありません。英語で意思の疎通ができる人を”頭がいい”とみなす人が日本には多いですが、日本で生まれて日本語を話している人が特別賢いわけではないのと同様に、英語が出来ることと知識教養とは全く関係がありません。

この勘違いの原因は日本の英語教育のやり方が原因だと思います。日本の教育では英語を他の教科と同様に知識として教えています。それゆえテストでは単語の意味を問うようなクイズ形式になっていたり、英語を日本語に翻訳させます。歴史上人物の名前を教えるのと同じように英語を知識として教えています。テストの点が高い→賢いと思っている人が多いから、英語ができる→賢いと思いやすい状況になっています。

知識と英語が関係無いことは、日本語で知識を問えばすぐにわかります。例えば、「なぜコーラにメントスをいれると噴き出すのか」と聞かれて説明できない人は、どれだけ英語を勉強しても答えられないままです。ガスは水に高圧で溶けること、炭酸水は意図的に特に多く二酸化炭素を水に溶かして出来ていること、そしてメントスの表面の穴が急速に炭酸水中の二酸化炭素を気化させることを知っていなければ英語を知っていても答えられません。これは科学でも数学でも経済でも同じです。

英語は多数ある人類の言語の1つであり、言語は知識教養とは別物です。知識教養とは言語を使って学ぶものです。単語を素早く訳すことではないし、日常会話することでも映画を見ることでもありません。何語で話そうが、勉強する人は知識が多く、しない人は知識が少ないです。勉強の仕方は様々ありますが、英語は知識とは関係ありません。

https://note.com/learn/m/ma3d2e5bff2b0


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