高齢者の住み替えサポートをする「リロケーションビジネス」で稼ぐ方法を解説
今回は、アメリカの個人事業として急成長している高齢者向けのリロケーション(移転)ビジネスについて解説していこうと思います。
■リロケーションビジネスとは
高齢者の自宅を掃除したり片付け、故人の遺品整理など多くの需要はありますが、70~80代の高齢者になってくると、今まで住んでいた家が広すぎるので、マイホームを売却して、小さな住まいに住み替えをしたりします。
リロケーションサービスとは、その時の片付けをサポートする仕事です。
アメリカなどでは、シニア向けのリロケーションの専門職として「リロケーションマネージャー」と呼ばれており、新しい自宅の図面や間取りを見ながら、今の自宅にある家具や衣類などを整理するプランを作成したりします。
引っ越し業者やリサイクル業者とも協力しながら、高齢者の広い自宅から断捨離をして物を減らしていく作業を行います。
クライアントの品物には、個人が大切にしている思い出の品などもあるため、クライアントの心情にも配慮しながら、新居に持って行くものと、売却して現金化するもの、廃棄するもの、などの仕分けを行います。
また、過去の写真などに関しては、デジタル保存をして物理的に量を減らしスマート化していく作業も仕事に含まれてきます。
このビジネスは、元々、引っ越しサービスなどから誕生したビジネスですが、リロケーションマネージャーの仕事は個人開業が可能で、50~60代の起業としても適していたりします。
料金については、住まいの住み替えにかかる費用の何割かがマネージャーの報酬として支払われる場合と、時間給で1時間5000円くらいの報酬として決めている場合もあり様々です。
■片付けビジネスの副業で稼ぐ
部屋の整理整頓を専門に行う仕事「Organizer(オーガナイザー)」と言う仕事も海外では流行しており、コロナ禍で在宅ワークが増えたことにより、部屋の整理整頓をプロにお願いしたいと言うニーズが高まっていることもあり、個人のスモールビジネスや副業で人気が高まっています。
オーガナイザーと言う仕事は、単純に清掃員として部屋の片付けをするのではなく、クライアントの自宅を訪問し、効率良く収納するためのアイデアや方法を提案する仕事です。
費用は1時間あたり3000円~30,000円くらいの価格で、提供するサービスによっても料金も変わります。
家の片付け、整理整頓という作業の中にも様々なニーズがあり、付加価値の高いサービスを開発していくことができる時代となりました。
大量に生産して大量に消費する時代から、「本当に必要なモノだけを厳選して自分の生活に取り入れる」「ミニマリスト」的な価値観は、今後、増加してくることでしょう。
既に日本でもリロケーションは行われていますが、今後、さらに市場は大きくなることも予想されます。
今後、不動産業などが、仕事が減っていく中で、リロケーションサービスと合わせて物件紹介などをしてくる可能性もあります。
整理整頓が得意な人は、副業の一つの選択肢として考えて不動産業者、引越し業者、リサイクル業者、ゴミ回収業者と上手く連携しながらビジネスを展開していけば、個人でも十分収益化できるのではないでしょうか。
また、様々なビジネスを紹介していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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