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はじめての自殺未遂から20年、やっとカウンセリングへ

14歳のときに自傷癖がはじまった。

36歳になるまで、精神科・心療内科を受診したことは3回あった。16歳のとき、18歳のとき、23歳のとき。どれも半年も継続せずに(処方や診察に効果を感じなかった)、でも生活をやりくりしてきた(多少破綻する時期を堪えつつ)。

35歳になって、でももうその場しのぎでやっていくことができなくなった、と感じて、心療内科を探し始めた。

眠ることができなくて、食べることができなくて、でも職場に行けば人一倍に成果を出し、夫がいて、子どもがいて、その上たびたび知らない異性と会ったりもして、自傷も完全に終わることがなく、自分でこの歯車をどう止めたらよいか、止めるべきかどうか、考えたいこともわからなくなってしまった。頭の中と体が繋がらない時間の方が長くなっていた。

心療内科は、二軒断られた。

どちらもこれまでの通院歴や現在困っている症状などの質問に答えたうえで、ひとつは現在は初診の受付はしていないと、もうひとつは自傷癖のある方の診療はお受けできませんということで。

そうしてカウンセリングと連携のある精神科を探し、受診できるところがひとつ見つかった。

診療を受け、処方箋を出され(頓服としての精神安定剤と、睡眠導入剤)、そのうえで、カウンセリングを受けるにはもう少し心身が落ち着いてからにしましょう、と言われたのだった。

それから半年ほどが経って(処方薬の変更や増減もあり)、36歳の誕生日が来て、季節がいくつかかわるというときに、カウンセリングをはじめてみましょう、ということになった。

はじめて、インスタントな自殺未遂をしたのが16歳だった。あれから20年が経って、あの日に辛かった全てのことを話しはじめるときが来た。

これはその備忘録です。


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