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「初めての生理BOX」を日本中に届けたい!性教育活動家、三上麗さんにインタビュー!

こんにちは!Lean In Tokyoのりさこです!

ガールズエンパワメントと教育をキーワードに、多様な分野で活動をされている方々にインタビューをしています👭

今回は、「より多くの人に実践的な使える性教育を届けたい」という想いから、「初めての生理BOX」を開発中の性教育活動家、三上麗さんにインタビューを行いました!🎉

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三上 麗さん
READY BOXプロジェクト代表

高校時代に性被害を経験し、それ以降は性被害の啓発活動や性教育の大切さの発信を始める。ビジネスがもつ社会問題解決の可能性を学ぶべく経営学部に入学。大学時代は、人身取引被害者支援をするNPO法人ライトハウスにて広報インターン経験。また大学内ではコンゴ民主共和国で紛争の武器としてレイプが使われていることに衝撃を受け、学生団体コンゴの性暴力と紛争を考える会のメンバーとして公開勉強会や講演会を開催。大学4年生からは、NPO法人ピルコンにてフェローとして活動を開始。小中高大学生への性教育の公演を行い、避妊や性感染症、デートdvやLGBTQ+など大切だけど学校では中々学ぶことのできない様々なトピックに触れながら、自分を大切にするための情報提供に努めてきた。
現在はより多くの人に性教育の大切さや、実践的な性の知識を届けるべく、2020年4月より性教育YouTube「うららちゃんねる」を開始し、7か月目にして登録者1000人を超える。
そして2020年8月には社会課題の啓発をコンセプトに行われるミスコンテスト「Miss Earth JAPAN 2020」に東京大会ファイナリストとして出場。スピーチでは生理用品と環境問題の繋がりについて訴えた。
また、2020年10月より、”初経のお祝いに新しい選択肢を”というコンセプトで初めての生理がくる子ども達に贈る初めての生理BOX「READY BOX」の開発プロジェクトを立ち上げ、現在発売に向けて奮闘中。
その傍らで、家庭でできる性教育サイト「命育(めいいく)」のコミュニティーパトロール隊もおこなっている。

生理=ハッピーなお祝い?それともタブー?

りさこ:今日はお話をお聞きできること、とても楽しみにしています!

現在、「初めての生理BOX」を開発中とのことですが、開発に至るきっかけをまず教えていただけますか?

麗さん:私自身の実体験が大きなきっかけです。初経が来た時、母はお赤飯を炊いてくれました。その時に、違和感を感じました。

学校の保健の時間では男女分けられて生理について学んだのに、家に帰ったらお兄ちゃんがいる前でお赤飯を炊かれる。そんな空気感がなんとなく嫌でした。

口先では成長のお祝いと言うけど、オープンに話してはいけない気まずい空気感の中で、祝われている本人はなんだか苦しい気持ちになったことを覚えています。

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後日、母がお赤飯とは別に、生まれて初めてのコスメとお手紙をくれました。その時初めて、成長をお祝いされた!これで一歩大人になったんだ!という実感が湧き、素直に嬉しく思いました。

お赤飯は気まずかったけど、コスメとお手紙は嬉しかったというように、娘本人が成長を祝われて嬉しい、と思える形で表現してあげることが大事だと感じますね。

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りさこ:だからうららちゃんが開発中の生理キットには、ナプキンとか実用的なアイテム以外にも、お祝い要素が詰まっているんですね。

麗さん:そうなんです。生理=ネガティブ、恥ずかしい的なイメージが強いと思いますが、そんなイメージを払拭したいと考えています。

生理用品も入れるけど、その他にお祝いの要素としてリップクリーム、PMSに効果があるハーブティー、何にでも使えるポーチ、そして可愛いケースに入ったミントなども入れる予定です。

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世界的に遅れをとる、日本の性教育

りさこ:よく日本の性教育は欧米諸国と比べて遅れている、と言われますが、どんな場面でそのように感じますか?

麗さん:例えば、ナプキンが学校で無料で配られることがあまりなかったり、学校ではトイレ以外で目に触れることがないですよね。

また、学校教育で正式に扱われることが少ないテーマなので、現状では親の知識や体験に依存しがちです。私は活動を通じて、個人の体験に依存しがちな生理や性教育を解放したいと思っています。

日本では多くの女の子達が、最初に家にある生理用品、つまり母親世代が選ぶアイテムを使うため、選択肢がほぼ生理ナプキン一択ですよね。でも、他にも生理カップやタンポンなど多様な選択肢があるということを知ってもらい、より自分にあったアイテムを選んで使ってほしいと思います。

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りさこ:選択肢が色々あることを知るのは重要ですね。欧米では中学生の頃からタンポンをほぼみんな使っており、最近だとサスティナビリィや環境問題を意識し、生理カップを使う人が増えているイメージです。

生理ナプキンだとかぶれてしまったり、運動中ずれたり、海で泳げなかったりしますが、一方でタンポンは違和感ゼロで激しく運動できたり、簡単に交換できたり、状況や個人の好みによって様々なメリットがありますよね。

自分の体について知ることの大切さ

麗さん:生理や性教育を通じて、自分の体について知ることは自分の身を守ることに繋がります。

特に保護者の方々が性教育について関心を持つ入り口として多いのが、自分の子供が性犯罪の加害者や被害者になる可能性です。子供達が知識がないために、性犯罪に関わってしまうことはとても悲しいことです。

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一方で、性教育のもっとポジティブな側面にも目を向けてもらいたいとも思います。

自分の体について知ることで自信が持てたり、性教育ってわくわくするものなんだ!というイメージを持てる人を今後増やしていきたいですね。

一人で悩みを抱えず、みんなで共有しよう

りさこ:うららちゃんは性教育YouTuberとしても活躍していますが、どのような反応がこれまでにありましたか?

麗さん:いろんな意見がありますね。日本の女性は伝統を重んじるべき、性教育なんて知らなくていい、というネガティブコメントをわざわざ書く人もいます。(笑)

一方で、最近は高校生が性病にかかってしまって、自分の体にどんな変化が起きているかわからなかったけど、私の動画をみてどんな治療になるか知れてよかったし、自分だけじゃないんだと安心した、という嬉しいコメントをいただきました。

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また、昨日避妊に失敗しちゃったけど、勇気を出して彼氏にそのことを話したら、一緒に病院に行ってくれました、というコメントもありました。

今後も私がオープンに話していく事で、動画をみてくれた方々が自分一人じゃないんだと思ってくれたり、自分も誰かに話してみようという気持ちを応援できたらいいなと思います。

りさこ:現状では体や性に関する悩みを共有し合える場がないので、うららちゃんのように自ら失敗談を話してくれたり、背中を教えてくれる存在はとても心強いと思います!「初めての生理BOX」も、楽しみにしています!

貴重なお話をありがとうございました!次回のインタビューもお楽しみに!

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