農家さん、JGAP始めてみませんか?(その③)

皆さん、こんにちは。

先日は松本市の農家さんを訪問し、審査前の最終確認・指導を行ってきました。
審査まで残すところあと2週間・・・
農家さんも気合十分です!

前回お話しした通り、今回からはJGAPに踏み込んで投稿していきますね。
あまり難しい言葉ばっかり並べられても分かりにくいと思いますので簡単に・・・

そもそもJGAPは第三者認証制度を導入しています。
日本GAP協会が審査するわけではないんですよね。
ですのでJGAP審査を実施出来る審査会社に依頼する必要があります。

私が農家さんに毎度おすすめするのは
インターテック・サーティフィケーション株式会社様です。
過去十数回審査に立ち会いましたが、審査員の方のレベルも高く、こうした方が良いのでは?など小さなアドバイスがいただけたりします。

あくまでJGAP2022の個別認証に限ってですが、
審査費用は1回あたり約15万円前後程(日本GAP協会への登録料も含む)です。
JGAPは初回審査→維持審査→更新審査→維持審査→更新審査と続いていきます。
めちゃくちゃ多いやん!って思ったかもしれないですが
毎年1回は審査があると思ってください。

一度認証を取得したら、終わりではないんですよね。
JGAPがその農場でちゃんと機能しているかなどの確認の意味でほぼ毎年審査が行われます。
(その方が緊張感があって良いですよね~)

費用面では毎年ざっくり上記の費用くらいが掛かるので、結構厳しいな~という方もいらっしゃると思います。
が、私は費用対効果は十分にあると信じています。

一番大きいメリットが『差別化』だと思います。
認証マークを使用することができますし、GAP認証を推奨しているメーカーさんとの取引に繋がる可能性があります。
JGAPに取り組まないと生まれない効果です。

よく農家さんから聞くのが
他の農家さんよりも私の方が上手く作っているのになぜ同じ値段?
です。

あるあるですね。

同じように栽培して同じような販売チャネルを利用していればやはり同じ値段になってしまうのです。

そこから脱却したいのであれば

自ら『差別化』して価値を高めることで、販売価格を上げていく・・・
世間は賃上げムードが漂っていますが、私たちは自ら差別化して、価値を高め、価格に反映する努力をしなければ賃上げとはならないのです。

余談ですが昔、とあるシェフがお店の水で数千円取っていましたよね。
世間からめちゃくちゃ叩かれましたが・・・

しかし『差別化』という意味では『有り』なんですよね。
そこのレストランでしか飲めない価値のある水であれば・・・

日本ではレストランの水は基本無料ですが、海外ではもちろん有料です。

差別化した価値をいかに買い手に理解してもらうかが『大切』です。

自分の農場はJGAP認証を取得しています・・・これは立派な差別化、価値です。
『安全だ!』を第三者から認められているわけですから

これだけでもJGAPに取り組む意味があると思いませんか?






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