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こうあるべきの弊害

親子ケンカ

先日長男とケンカしました。
理由は時間を守らなかったから。

その日は17時から塾で、
塾終わりに歯医者に連れて行く予定もあったので、車で送迎する予定でした。

塾は隣駅で車で5分ほどではあるんですが、わたしとしてはせめて10分前には出発したい。

学校から帰宅し、
友達の家に遊びに行く長男にも、
15分前には必ず帰ってきてと伝えた。

ところが待てど暮せど、
帰ってこない。
途中長男から電話があり、
車での送迎の確認をしてきたので、
分かってるはずなのに。

姿を現したのは、
16時58分。

17時から塾が始まるのに、
16時58分って、、、
2分で運転して行けってか?

実はこれが初めてではない。
何度もこのことが原因で、
親子ケンカに発展してる。

わたしから見れば、
長男はあまりにも時間の見通しが甘い。
17時から習い事があれば、
17時きっかりに、
いや5分、10分遅れても大丈夫と、
思ってる節がある。

いや、ちがうだろ?
余裕みて少し早めに行くくらいにしないと。
わたしはついそう思ってしまう。

実際ギリギリ行動をするから、
道中自転車でコケて怪我して、
結局大幅に大遅刻なんてことも、
一度や2度どころではない。

とにかくわたしも悪かったのだが、
怒りが押さえきれず、
急いで送迎する車の中で、
詰問し口論、そして大喧嘩。
もちろんその後の授業なんて、
きちんと受けれる訳はない。

小6、思春期·反抗期と凸凹

小6、そろそろ思春期に
片足突っ込みはじめる頃。

口も達者になり、
友達が一番
(それは良いことだが)

彼には凸凹特性もあります。
これは個性だから、
どんな子だって大なり小なりある。
長男はその差が大きいというだけ。
それが生きにくくしてる部分は大いにあるが.…

歯医者の先生に言われて納得

話は戻って、
仲直りしないまま、
とりあえず塾にぶち込んで、
わたしは歯医者に行きました。
歯医者の先生には、
よく子育てについてのアドバイスを
もらったりします。
この日も、
さっきケンカしたことを話すと、
「なるようにしかならないから。
高学年にもなったら好きにさせといた方がいい。後は友達が何とかしてくれるから。口うるさく言うと、わだかまりが残っちゃうからねぇ」

その通りだ。
でも言わなかったら、
一生何もしないゾ?
でもきっとうるさく言わない方がいいに決まってる。

わかるでしょうか?
この葛藤。

親はひたすら忍耐との戦いなのかもしれない…

親の正解と子の正解はちがうかもしれない

わたしから見ると、
時間にルーズな長男ですが、
長男からみたら、
もしかしたら、
別の見方があるかもしれない。

普段なかなか一緒に遊べない友達と遊んでた。貴重な時間を優先したくて、塾には行くつもりであったが、
遅くなってしまった。

塾の時間が迫ってるけど、
ケンカの最中で仲直りしないまま、
自分だけ抜ける訳には行かなかった。

塾があるから早く帰ろうとしたけど、
友達に引き止められ断りきれず、
ギリギリになった。

これ、全部過去あったことです。

冷静になったら、
長男は塾より友達付き合いが優先なだけで、塾に遅刻しようと思った訳ではないのは分かります。

だけどわたしは、
あらかじめ塾があるのが分かってるのだから、いくら友達と遊んだとしても早めに帰ってくるべき。
と、わたしの中のこうあるべき=正解だけでしか、長男のことを見てなかったのかもしれません。
彼の言い分も、もう少し心を広くして聞いてあげればよかった。

そう数日経った後では思います。
これは人から教えてもらった話ですが、
ほとんどの出来事や人に対する怒りは、❛こうあるべき❜という自分の中の❛正解❜が元になってるそうです。

なるほどな、と思いました。
これは夫婦間でもよくあることではないでしょうか?
(他人ならまだ一歩引けるのにねぇ)

日常には、
無意識に❛こうあるべき❜が、
溢れてる気がします。
それがぶつかった時、
怒りにかわり、トラブルになる。

❛こうあるべき❜は、
その人の経験や価値観に基づいたものだと思うので否定するものではないと思います。
だた相手もそうなのだと、
常に謙虚に聞く耳を持たなければならないと、今回のことで学んだ気がします。

子育てから教わることは多いです。
そして子育ては何とも難しい..…




















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