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いかにしてナルは振られたか・2

「振られる」という言い方も悪い。
最近そう思い始めた。「選ばれなかった」とかの方がまだいい気がする。「不採用」だと更に傷つくから、もっと嫌だけど。
というわけで、第二弾。

紙に書いて選ぶ形式を前回から採用しているが、その紙の束を見ただけでちょっと具合が悪い。ちなみに前回紹介したものは焼いて捨てた。暗号文を処分するみたいで、自分がスパイかと錯覚した。そんな妄想に浸っているからもてないんだと思う。でも、楽しいからいいや。というわけで、今回はこちら。


「私より背の高い人無理、ごめんね」



一見よく聞く台詞ではある。実際、価値観の是非はともかくとして、ありふれてはいる。だが問題は、状況にある。
僕は181cmである。身長だけが無駄に伸びた。座高がやや高い。そして、図体の割に身体が弱い。
それは今はどうでもいい。問題は、向こうの身長である。


150cm。

もう一度書こう、150cm。


どうしろってんだ!
縮めっていうのか。背骨を抜いて来いというのか。カー○イみたいになればいいのか。
どうしろってんだ!(2回目)
まあ、価値観はさまざまである。自分より背の小さな男性がいい女性もいるだろう。
池乃めだか師匠は149cmだし、猫ひろしは147cmだ。
そういう人が好きならそれはいい。それはいいんだ、だけど、言わせてもらいたい。
この間好きなタイプ「向井理」って言ってたのはなんだったんだ。
向井理182cmだぞ、君より32cmでかいぞ、なぜだ!
めだか師匠より33cmでかいんだぞ、猫ひろしより35cmでかいんだぞ。
池乃めだかとも、猫ひろしとも言わず、好きなタイプ向井理って言ってたじゃないか。
なぜ「身長がでかいこと」が振られる理由になるというのだ。
教えてくれ!!

別に無理やり理由つけないで振ってくれたならよかった。
「ごめんなさい」の一言でよかったんだ。
なぜ、なぜ明らかな言い訳(嘘)をここでぶち込んだのか、教えてくれ。
これなら、「不採用でーす!」とかはじけた感じで言ってくれたほうがいい。傷が浅くて済む。
お願いだから、明らかな嘘はやめてくれ。嘘は嫌いなんだ。
「タイプじゃない」とはっきり言ってくれる人のほうがいい。その方が立ち直れる。何より友達ではいられる。
妙な嘘をつかれると、友達でいるのもしんどくなる…。

ちなみに後日談として、その女性がLDHグループ所属かっていうムキムキの色黒男と腕を組んで歩いているのを見た。僕より身長のある男だった。

ほんっっっっっっっっっっっっとに、嘘はやめてくれ!!!


以上第二回である。
完全に、傷を癒すための独りよがりコーナーと化している。読者の皆様には申し訳がない。読んでくださるだけでありがたい。ちなみに今僕のGoogleの検索履歴には、
「向井理 身長」
「池乃めだか 身長」
「猫ひろし 身長」
「岡村隆史 身長」
の4つが残っている。岡村さんは156cmだった。思っていたよりでかい。


最後に、女性の皆様、いや、性別は関係なく、皆様にお願いする。
相手に気持ちがなくても、丁寧に振ってくれ。
嘘や言い訳より、直球の言葉にしてくれ。
失恋の傷は、深く、強く、そしていつまでも痛むのだ。
せめて、嘘ではなく真実で傷つけてくれ。
お願い申し上げます。

なお、前回も見出しに使わせていただいたイラストは漫画家の山本巳未さまのものです。
毎回使わせていただいて、すっかりファンになってます。
ふふふ。
詩の見出しにも何度も使わせていただいてます。一番好評なのはこちら。

素敵な絵に、詩の実力が追いついてない…。
あと、こんなしょうもない企画の見出しに使って良いのだろうか…?

この不定期開催企画、まだまだ続く…(予定)。


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