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サボりのすべてを昨日に置いてきた

 昨日は全てをサボりました。なにもかもです、やろうと思ったことをあらん限りぶっちぎってやってやりました。なのにかなり寝不足で身体に疲れが溜まってます。仕事だって全然忙しくないし筋トレだってずっとサボってるのに体力が残ってないのか不思議で溜まりません。これが老いか。まあ午前三時まで辛子明太子をちょびちょび囓りつつだらだら酒をちびちび啜ってたせいだと思うんですけども。

 僕は辛子明太子が大の好物なのだが希に脳が誤作動起こして『よくみると明太子って見た目めっちゃ気持ち悪いな』と判断することがある。たしかによくよく見ると、これはきちんと認識しちゃいけない出生とデザインをしていることがわかる。

 このつぶつぶ一個一個がこの世に生まれるはずだった稚魚の命なのだと思うと寒気がするし、ぬらりと光る明太子の表面に微かに走った血管からは、これは内臓の一部なのだとしっかり訴えてくる。強欲な人間はなるべく卵巣を美味しく食べるため辛子と一緒に漬け込んできちんと味漬けするなんて、なんたる傲慢さだろう。

 そうやって一度でもアホなことを思うと一週間ぐらい『明太子きもい』判定が続いてしまい今までの人生の価値観がいかに脆弱なものなのかと独り夜空の1星を眺め蕩々と考えてしまうのだ。でもいつのまにか忘れているのだから人間という生き物はすごい。そして今の僕は明太子パスタを作っています。いまマヨとしょうゆにあえてぐちゃぐちゃにしております。ちょっと味見してみますね、ええ、実においしいですよこれは。
 せっかくなので中古カメラで一番映えるを写角を調べるため衛二(※1)と一緒にチャレンジしてみようかと思います。


※1 筆者が中古で買った一眼カメラのアートフィルタ機能を通した写真にこっそり出てくるおじいさん。昨日名前を教えてもらった。

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