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孫子の兵法をプロジェクトマネジメントの観点で翻案したら 解説

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「孫氏の兵法」プロマネ観点で読むとこんな感じかな、といったこと書いていきます。 プロジェクトマネジメントやマネジメントに携わる方々へのヒントになればと思っていますので、ぼちぼちで…
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私的解題−4「形篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

「計篇」でガイドラインとアセスメント項目が提示され、次に「作戦篇」で予算の持つ意味の重要性が提示され、「謀攻篇」では、1)障害や抵抗勢力への対処法、2)オーナーとリーダの関係、3)自己と他者の評価 が提示され、「孫氏の兵法」の主要課題である「コントロール」へと来ました。 ここの「形篇」では、「コントロール」を念頭に置きながら、プロジェクトマネジメントに対する姿勢を解題していきます。 「プロジェクトを進めるにあたって、予見できるリスクを未然に防ぎながら、新たに発生する障害に対

【このように読んでいただけるとありがたく思います】孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

「孫氏の兵法」を含め、どんなドキュメントもそうですが、気に入ったドキュメントは読めばなんとなく達成した気分になり、なんとなく心が高揚します。これはドキュメントを読む楽しみでもありますが、実の人生に対する触媒でもあると思っています。 ですから、くだらないと思ったドキュメントでも、素晴らしいと思ったドキュメントでも、その善し悪しを見定め、その中でこの「孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら」も同じように触媒として実の人生に使っていただけるとありがたく思います。

【補足事項】孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

<補足事項> 翻案の原著は 「岩波文庫 新訂 孫子 金谷 治 訳注(33-207-1)」 となります。 もともとの章の名称は 1 計篇 2 作戦篇 3 謀攻篇 4 形篇 5 勢篇 6 虚實篇 7 軍爭篇 8 變爭篇 9 行軍篇 10 地形篇 11 九地篇 12 火攻篇 13 用閒篇 ですが、このままではわかりにくいので、同じ章番号に対して内容を示すように変更しています。 <1.プロジェクト開始の準備方法、プロジェクト評価の必要性、評価方法とその活用方法> <2.プロ

私的解題−3「謀攻篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら 

「計篇」でガイドラインとアセスメント項目が提示され、次に「作戦篇」で予算の持つ意味の重要性が提示されたわけですが、ここの「謀攻篇」では、1)障害や抵抗勢力への対処法、2)オーナーとリーダの関係、3)自己と他者の評価、に関して展開されます。 まず、章の最初にプロジェクトを成功させるマネジメントの目的とその位置づけが記載されています。 「プロジェクトを成功させるマネジメントとは、成果を出すマネジメントです。リスク管理もなく、失敗が起こるたびに闇雲にメンバーを増やすことでも、ま

私的解題−2「作戦篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら 

「計篇」の次は「作戦篇」で「プロジェクトリーダのコスト意識」になります。 まず、プロジェクトを行うためにはお金が必要です。 (「1」の予告では、2では銭の話しと書きましたが…ここでは上品にお金とします) そして、当たり前の話ですが、お金がなければ、その昔、もっと働けとばかりにプロジェクトルーム等に差し入れされていた「何タラ・D」は買えません。(「プロジェクトリーダのコスト意識」とは何の関係もありませんが…) いずれにしても、プロジェクトマネジメントでは、お金の話は避けて通れ

私的解題−1「計篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

「孫子の兵法」の最初の章は「計篇」となっています。 内容を要約すれば 「プロジェクト開始の準備方法、プロジェクト評価の必要性、評価方法とその活用方法」 ですね。 このまま読むとナンジャラホイと思われる方もいますが、思いっきりまとめて言えば、 まずプロジェクトには、「五事」の「道、天、地、将、法」の準備があって、「七計」の「主、将、天地、法令、兵衆、士卒、賞罰」でプロジェクトを評価するのだ。といっています。 いきなり、「風林火山」ですね。 すごそうだけど、何を言っているの

孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

有名な「孫子の兵法」を読みやすくプロジェクト マネジメント向けに翻案してみました。 プロジェクト マネジメントに興味のある方は一度、読んでみてくださいね。 ※難しいことは書いていないのが「孫子の兵法」です。ただ、文章が短く、現代の文章構成とは違うので少し面倒ですが、この翻案からでもチャレンジしていただければと思います。「孫子の兵法」は現代にも通ずる良いことを書いています。 また「孫氏の兵法」を含め、どんなドキュメントもそうですが、気に入ったドキュメントは読めばなんとなく達成