晁岳プロジェクト

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SIer業界人間です。いまだ現役で45年もやっているので、システム開発やプロジェクトマネジメント、SIerマーケティング等、少しはわかったかな、なんてところですが…いろいろと思うところや、自分なりのヒントをアップさせていただきます。よろしくお願いいたします。

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  • 雑感シリーズ プロジェクト/ビジネス

  • 孫子の兵法をプロジェクトマネジメントの観点で翻案したら 解説

    「孫氏の兵法」プロマネ観点で読むとこんな感じかな、といったこと書いていきます。 プロジェクトマネジメントやマネジメントに携わる方々へのヒントになればと思っていますので、ぼちぼちですがお付き合いいただけると嬉しいです。

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    世間の動きで、( -_・)?って思った事を上げていきます

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孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

有名な「孫子の兵法」を読みやすくプロジェクト マネジメント向けに翻案してみました。 プロジェクト マネジメントに興味のある方は一度、読んでみてくださいね。 ※難しいことは書いていないのが「孫子の兵法」です。ただ、文章が短く、現代の文章構成とは違うので少し面倒ですが、この翻案からでもチャレンジしていただければと思います。「孫子の兵法」は現代にも通ずる良いことを書いています。 また「孫氏の兵法」を含め、どんなドキュメントもそうですが、気に入ったドキュメントは読めばなんとなく達成

    • 「スタートレック」から「理解」ではなく「信頼」を学ぶ (マネジメント)

      往年の映画「スタートレック」では、プロジェクトにおける人間関係の「理解」と「信頼」のあり方をうまくまとめているなと思うところがあるので、少し駄文を。 よく、人間関係で「理解し合わないと行けない」とか、「やつの考えが理解できない」なんて言うことがあります。 日常でも「相手の事を理解しなさい」と言います。 少し考えればわかりますが、人間なんて相手自身になれないのだから理解できるわけがない。そもそも、自分自身のことすらどれだけ理解できているのわからない。 なので、ここで言われてい

      • 私的解題−4「形篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

        「計篇」でガイドラインとアセスメント項目が提示され、次に「作戦篇」で予算の持つ意味の重要性が提示され、「謀攻篇」では、1)障害や抵抗勢力への対処法、2)オーナーとリーダの関係、3)自己と他者の評価 が提示され、「孫氏の兵法」の主要課題である「コントロール」へと来ました。 ここの「形篇」では、「コントロール」を念頭に置きながら、プロジェクトマネジメントに対する姿勢を解題していきます。 「プロジェクトを進めるにあたって、予見できるリスクを未然に防ぎながら、新たに発生する障害に対

        • 石の上にも三年と労働生産性、プロとは(世間話)

          (「孫氏の兵法」側から少し気分転換で) 「新入社員の内の9割が1週間以内に退職した」事象に対し新入社員に対して投げ込まれた「石の上にも三年」のコメントに何か意味があるのか。を考えてみたいと思います。 近頃(2024年春)、とある企業では新入社員の内の9割が1週間以内に退職した等、言われています。 火の無いところに煙は立たぬで、新入社員側から見た場合、契約違反と思われることも多々あったように言われています。 ちなみに、厚生労働省の一般職業紹介状況では 「令和6年3月の有効求人倍

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        孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

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          【このように読んでいただけるとありがたく思います】孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          「孫氏の兵法」を含め、どんなドキュメントもそうですが、気に入ったドキュメントは読めばなんとなく達成した気分になり、なんとなく心が高揚します。これはドキュメントを読む楽しみでもありますが、実の人生に対する触媒でもあると思っています。 ですから、くだらないと思ったドキュメントでも、素晴らしいと思ったドキュメントでも、その善し悪しを見定め、その中でこの「孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら」も同じように触媒として実の人生に使っていただけるとありがたく思います。

          【このように読んでいただけるとありがたく思います】孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          私的解題−3「謀攻篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら 

          「計篇」でガイドラインとアセスメント項目が提示され、次に「作戦篇」で予算の持つ意味の重要性が提示されたわけですが、ここの「謀攻篇」では、1)障害や抵抗勢力への対処法、2)オーナーとリーダの関係、3)自己と他者の評価、に関して展開されます。 まず、章の最初にプロジェクトを成功させるマネジメントの目的とその位置づけが記載されています。 「プロジェクトを成功させるマネジメントとは、成果を出すマネジメントです。リスク管理もなく、失敗が起こるたびに闇雲にメンバーを増やすことでも、ま

          私的解題−3「謀攻篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら 

          私的解題−2「作戦篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら 

          「計篇」の次は「作戦篇」で「プロジェクトリーダのコスト意識」になります。 まず、プロジェクトを行うためにはお金が必要です。 (「1」の予告では、2では銭の話しと書きましたが…ここでは上品にお金とします) そして、当たり前の話ですが、お金がなければ、その昔、もっと働けとばかりにプロジェクトルーム等に差し入れされていた「何タラ・D」は買えません。(「プロジェクトリーダのコスト意識」とは何の関係もありませんが…) いずれにしても、プロジェクトマネジメントでは、お金の話は避けて通れ

          私的解題−2「作戦篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら 

          私的解題−1「計篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          「孫子の兵法」の最初の章は「計篇」となっています。 内容を要約すれば 「プロジェクト開始の準備方法、プロジェクト評価の必要性、評価方法とその活用方法」 ですね。 このまま読むとナンジャラホイと思われる方もいますが、思いっきりまとめて言えば、 まずプロジェクトには、「五事」の「道、天、地、将、法」の準備があって、「七計」の「主、将、天地、法令、兵衆、士卒、賞罰」でプロジェクトを評価するのだ。といっています。 いきなり、「風林火山」ですね。 すごそうだけど、何を言っているの

          私的解題−1「計篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          紅麹サプリと食品、健康食品事故は何故起こる(世間話)

          『武見厚労相は「小林製薬の判断により死亡者数の報告をしなかったことは極めて遺憾だ」と語った。』 『「小林製薬だけに任せておくわけにはいかない。厚労省が直接進捗状況を管理し、調査結果を詳細に示す」と述べた。』 真っ当なお話ですね。 記事を追いかけているわけではないので、細かい話はわかりませんが、どうも小林製薬側はことの重大さがわかっていないようですね。 というのも、TVを用いての告知CMでも、最近やっと手話通訳を入れ相談窓口を電話対応可能にしましたが、どうも意図的なサボタージ

          紅麹サプリと食品、健康食品事故は何故起こる(世間話)

          【補足事項】孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          <補足事項> 翻案の原著は 「岩波文庫 新訂 孫子 金谷 治 訳注(33-207-1)」 となります。 もともとの章の名称は 1 計篇 2 作戦篇 3 謀攻篇 4 形篇 5 勢篇 6 虚實篇 7 軍爭篇 8 變爭篇 9 行軍篇 10 地形篇 11 九地篇 12 火攻篇 13 用閒篇 ですが、このままではわかりにくいので、同じ章番号に対して内容を示すように変更しています。 <1.プロジェクト開始の準備方法、プロジェクト評価の必要性、評価方法とその活用方法> <2.プロ

          【補足事項】孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら