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ミョルニル

ゲームやアニメなどでオーディンやヨルムンガンドなんて名前は聞いたことがあったけど
ミョルニルは初物だった
こんなちょっとおマヌケな感じの可愛らしい響きのコレは思ったよりとんでもないシロモノだ

雷神トールが持つ鎚
思う存分に叩きつけても壊れることはなく基本投げる神器で投げれば的を外さず必ず手に戻ってくる
自在に大きさを変えることができるが柄が短い
いかにトールといえどもメギンギョルズという力の帯とヤールングレイプルという鉄製の手袋が必要
古ノルド語で「粉砕するもの」という意味を持つ

そんな感じなんだけど
なんだろう
この全体的に滲み出る厨二病感

そんな事を言ったら息子たちに神話なんかどこの国のものだって厨二病感満載だろと言われた

そうなのか?
私は日本神話には厨二病感を感じたことがないのだけど
ということで



ミョルニル盗難事件
『スリュムの歌』


ある日のこと、トールが目覚めてみると破壊鎚ミョッルニルがなくなっていた。トールはまずロキにこのことを打ち明け、鎚が盗まれたことはまだ誰も知らぬ、と告げる。二人はフレイヤの宮廷にいき、女神の羽衣を借りたいと談判し、女神は、たとえ黄金や銀のものとても貸してしんぜましょう、と答え、ロキが羽衣を着て風切り音を立てて神界を離れ、巨人界(ヨートゥンヘイム)を訪れる。

そこには巨人の王スリュムが丘に座り、犬用の黄金の首飾りを編み、馬のたてがみを切りそろえていた。ロキが、トールが鎚を紛失した話を振ると、スリュムは自分が奪い、地下8マイルに埋めたという。もし返還を望むなら、フレイヤを自分の嫁に差し出せ、と要求する。ロキは羽衣をまとって神界に戻る。

トールは、ロキが空に舞うまま、すぐさま次第を語れと要求する。ロキは苦労なれど、成果ありといい、スリュムが鎚を持っており、フレイヤの婚姻がならねば手放さない所存だと報告した。二人してフレイヤに花嫁衣裳を来て巨人国へ連れて行く、と告げると、女神は大いに憤慨し、アース神殿が震え、ブリーシンガメンの首飾りが飛んだ。フレイヤは、もし巨人に嫁ごうものならば、自分は最大級の男狂いとなってしまうではないか、と縁談をにべもなく拒否。

そこで神々は会合を開き、打開策を検討。ヘイムダルが、トールに花嫁衣装を着せ、 ブリーシンガメンの首飾りをつけさせて、(偽フレイヤとして)送り出そう、と提案。トールは、そんなことしたら「女々しい」呼ばわりされてしまうと渋るが、ロキがとりなし、なんとか鎚を取り返さないと、神界は巨人に乗っ取られてしまう、といい、自分も侍女に扮して付き添うから、と説得した。

トールが御すヤギの牽く戦車に二人は乗り込み、巨人国ヨートゥンヘイムにやって来た。スリュムは配下の巨人たちに命じて、ベンチに藁を敷かせた。スリュムは、自分が多くの家畜や財宝、多くの首飾りを所有するが、フレイヤこそが欠けていたものなり、と演説ぶる。

女装した二人の男神(偽フレイヤのトールと偽侍女のロキ)は、饗応でもてなされるが、トールの暴食と鯨飲があまりなので怪しまれるが、ずる賢い侍女さながらのロキが、「花嫁は巨人国へ来たさあまりに、8日間も断食したのです」、などとうまく言い訳した。するとスリュムは、花嫁のヴェールをめくりあげてキスしようとしたが、後ずさり、「なんて恐ろしい目をしているんだ、まるで炎が燃えているようだぞ」と仰天した。これもまた侍女ロキが待ち焦がれて8日間、一睡もしなかったせいです、とごまかした。
ここにスリュムの姉が現れ、花嫁から贈物として赤い腕輪(金無垢の腕輪)をいくつか、ねだった。するとスリュムは、「花嫁を祝福するために鎚を持ってこい、ミョッルニルをその膝に置くのだ。ヴァール(契りの神)の手のもとに、(皆ども)(われら夫婦を)一緒に祝福せよ」と命じた。トールは鎚を見とがめて内心笑わずにおれなかった。そして(鎚を手に取り)、スリュムを打ち(討ち)、巨人族をことごとく殴り(殺し)、姉も打(討)った。かくしてオージンの息子は鎚をとりもどした
(出典Wikipedia)

ロキ(トリックスター)は嘘つきで変身術が得意でいたずら好き

トップのケーキは昨日食べたものでお話には何も関係ありません


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