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note島のあったかココア温泉🏝

こんにちは!
フリーライターのユリです。

今回はちょっとした童話をお届けしたいなと思います♡

登場するのは…

・仔イルカのユリ
・note島の動物たち
・note仲間のねじりさん
・おふたりさん
(ねじりさんが生み出したキャラクター)
・コーチョレホトットさん
(Marmaladeさんが生み出したキャラクター)

です!
よかったら、お読みください♡

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ここは、note島
いろんなことに取り組む動物たちが集まる島です。

美味しい木の実を売るリス。
似顔絵を描くゾウ。
生き物たちの悩みを聞くヒツジ。
楽しいイベントを企画するウサギ。
面白い情報を伝えるコトリ。

みんなが仲良く、お互いを尊重して過ごす島。
それがnote島です。

動物たちはそれぞれ思うままに過ごします。
会ったことのない動物とおしゃべりする動物もいれば、
静かにみんなのお話やイベントを見ている動物も…。

そんなnote島には、
海から訪れる動物もいました。

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仔イルカのユリです。
身体は立派な大人ですが、中身はまだまだ子ども。
だから、今でも「仔イルカ」のユリです。

好奇心旺盛なユリは、
note島での他の動物たちの話に興味津々!

いつしか、
note島を訪れることが日課になりました。

そんなある日。
ユリがnote島を訪れると何故だか動物たちがソワソワしています。

不思議に思ったユリは、
仲良しの動物であるコアラのねじりさんに話しかけました。

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ユリ:ねじりさん、何かあったの?

ねじりさん:あぁ、ユリさん!
ちょうどいいところに来たね。
どうやら小人の世界からココア専門店がnote島に来るみたいなんだよ!

ユリ:小人の世界?ココア?

知らない言葉を聞いて、
ユリは少し戸惑いました。

けれど、大丈夫。
優しいねじりさんが丁寧に説明してくれます。

ねじりさん:あれ?ユリさん、知らないかい?
小人たちが住む小人の世界ってのがあってねぇ。そこにあるココア専門店がすごい評判なんだよ。
今日はそこの店長さんも来るみたい。すっごく優しくて面白い人だよ〜。

ユリ:そうなんだ〜。ねじりさん、詳しいんだね!

ねじりさん:えへへ。実は、私の相棒さんと一緒にそのココア専門店のココアで「ココア風呂」を始めていてね…。

ユリ:ココア風呂?

ねじりさん:そう!
あったかくて気持ちいいココア風呂。
心もポカポカになるよ!note島でもやろうかなぁ…。

ユリ:いいね!みんな喜ぶと思うよ!
…羨ましいなぁ。

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ねじりさんの言葉に嬉しそうに返しながらも、
少し寂しそうな顔をするユリ。
ねじりさんは驚き、慌ててしまいました。

ねじりさん:え、ユリさん、どうしたの!?
ユリさんもココア風呂入っていいんだよ?

ユリ:ありがとう、ねじりさん。
でも、私は海の生き物だから陸には行けないよ。
それに私は身体が大きいからね。私がお風呂に入ったらココアが溢れちゃう。私のことは気にしないで、皆で楽しんで!

ねじりさん:ユリさん…。

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ねじりさんは少し戸惑った表情をしましたが、
すぐに何かを考えるように節目がちになりました。

そして、ハッと顔を上げます。
何かを思いついたみたいです。

ねじりさん:ユリさん、大丈夫!
ユリさんもココア風呂が楽しめるよ!
私が何とかするから!
ほかの海の生き物たちも呼んでおいでよ!

そう言うと、コアラのねじりさんはすぐさま木を降りてどこかへ急いで走っていきました。

ユリ:えっ!ねじりさん、待って!
…どういうこと?

ユリはねじりさんのあまりの速さにびっくり。
「ほかの海の生き物たちも呼んで」とはどういうことでしょう?

ユリたちイルカをはじめとする海の動物たちは、
陸には行けません。ウミガメさんなら行けるけど。

それに、海の生き物のお友達には大きな大きなクジラさんもいます。ゾウさんはギリギリ大丈夫でも、クジラさんは大きすぎるでしょう。まあ、イルカのユリも大きいですけどね。

不思議に思いながらも、
ユリはねじりさんに言われた通りほかの海の生き物たちを呼びにいきました。

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しばらくして…。
note島の森の向こうからねじりさんが走ってきました。

ねじりさん:ユリさん!
待たせてごめんね!作るのに手間取っちゃって…。

ユリ:ねじりさん!
大丈夫だけど、作るって何を…というかその可愛い格好は?

そう、ねじりさんはいつもと違う服を着ていました。
赤と白のシマシマタイツに青のオーバーオールと帽子、そして茶色のブーツ。可愛い小人みたいな服装です。

ねじりさん:あ、この服はね、ココア専門店の店長さんとお揃いの服なんだ。相棒さんともお揃いなんだよ!

ユリ:そうなんだ〜。

ねじりさん:そういえば、ユリさん。
ほかの海の生き物さんたちも連れてきてくれた?

ユリ:うん。みんな、海にいるよ。

ねじりさんが海を見渡すと、
たくさんの海の生き物が海面に顔を出していました。

ユリの仲間のイルカ、カラフルな魚やヒトデ、シャチ、そして…大きな大きなクジラです。

ねじりさん:わぁ、たくさん連れてきてくれたんだね!
ありがとう、ユリさん!

ユリ:うん…。でも、どうするの?
身体が小さな子もいるけれど、私たちやシャチさん、クジラさんは無理でしょう?
それに、私たちは陸には…。

不安そうに言いつのるユリ。
けれど、ねじりさんはいつもの笑顔でこう言いました。

ねじりさん:大丈夫!
言ったでしょ、小人の世界のココア専門店だって。
コーチョレホトットさん、お願い!

ポンっ!

どこからか音がしてユリたち海の生き物はびっくり。
魚やヒトデたちはシャチやクジラの後ろに隠れてしまいます。

すると、どこからか声が聞こえてきました。

怯えることはないんだトット!
僕に任せれば大丈夫だトット!

ユリはびっくりして、辺りを見回します。
すると、なんとユリの頭の上に誰かが乗っていました。

小さな小人です。
ねじりさんと同じ服を着た小さな小さな小人が乗っています。

ユリ:ええっと、どちらさまですか?

コーチョレホトットさん:僕はコーチョレホトット。
小人の世界のココア専門店の店長だトット。
みんなをとっておきのココア風呂に連れて行ってあげるトット!

ユリ:みんなって…、うわっ!!

コーチョレホトットさんが手を振った、その瞬間。
ユリや仲間のイルカたち、そしてほかの海の生き物…クジラさんまでも宙に浮かび上がります。よく辺りを見回せばねじりさんも浮かんでいました。

コーチョレホトットさん:ココア風呂の特別会場に出発だトット!!

ねじりさん:出発〜!

ユリ:ね、ねじりさん〜!?一体どうなってるの〜!?

ユリたちはわけがわからないまま、
宙に浮かびながらnote島の中心に連れられて行きます。

やがて、
どこからか甘くていい香りが…。

コーチョレホトットさん:さぁ、着いたトット!

ユリ:えっ、これって…。

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note島の中心。
そこには大きな大きな大きな池がありました。

普通の池じゃありません。
茶色の甘い香りで満たされて、湯気がたっています。

ユリ:まさか、ココアの温泉!?

ねじりさん:正解!
これなら、ユリさんたちも入れるでしょ?

よく見ると、ココア温泉の周りではnote島の動物たちが笑顔で手を振っています。みんな、スコップやシャベルを持って。ねじりさんの相棒さんもいます。

ユリ:ひょっとして、私たちのために?

ねじりさん:えへへ。相棒さんと作ってたんだけど、周りにいた動物さんたちも手伝ってくれてねぇ。みんな、優しいよねぇ。

ユリたち、海の動物はとってもとっても嬉しくなりました。自分たちのために、大きな大きな大きな温泉をみんなで作ってくれたのです。こんなに嬉しいことはありません。

ユリ:ねじりさん、みんな、ありがとう!

ねじりさん:いいんだよ〜。

コーチョレホトットさん:さぁ、お待ちかねだトット。
みんなでココア温泉を楽しむんだトット!!

ユリ:うん!…って、ギャーーーー!

コーチョレホトットさんのかけ声に合わせたのも束の間。ユリたちはいきなりココア温泉めがけて飛び込まされました。

バッシャーン!
ブクブクブク…。

ユリは怖くて目を開けられません。
けれど、甘くて温かいココアにつられて、そっと目を開けてみると…。

パシャ、パシャン!

海の生き物たち、みんなが楽しくココア温泉に浸かっていました。もちろん、コーチョレホトットさんも。ねじりさんも。相棒さんも。さらには、ほかの動物たちまで。

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みんなで大きな大きな大きなココア温泉に浸かっています。

イルカたち:あったか〜い!

魚たち:ポカポカってこんな感じなんだ!

ヒトデ:身体がほぐれるなぁ。

シャチ:温泉も初めてだけど、森の中ってのはこんな景色なんだな。悪くないじゃないか。

クジラ:まさか、私まで入れるとは…。嬉しいです!

リス:わぁ!クジラさん、おっきいね!

ゾウ:私も大きい方だが、ここまでとは…。是非、絵を描かせてくれ!

ヒツジ:こんなに可愛くてカラフルなお魚さんやヒトデさんがいるんだねぇ。

ウサギ:シャチさん、かっこいいじゃん!

コトリ:みんなに教えてあげたいね!

陸と海。
なかなか出会うことのない動物たちがココア温泉で出会い、仲良くなっています。

ねじりさんさんも、相棒さんも、ユリもにこにこ。
コーチョレホトットさんもにこにこ。

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みんなの身体と心がポカポカ。
note島のココア温泉は大盛況でした。

温泉を十分に満喫した後は、
コーチョレホトットさんに海まで運んでもらいます。

みんな、
「また来たい」「次はほかの友達も連れてきてもいい?」と聞きました。

コーチョレホトットさんとねじりさん、そしてねじりさんの相棒さん。
3人ともニコニコして笑顔で頷き、こう言いました。

もちろん、大歓迎!

海の生き物たちは、嬉しそうに歓声をあげます。
そして、仲良くなったnote島の動物たちに手を振って帰って行きました。

ねじりさん:さて、ユリさんは楽しかった?

ユリ:もちろん!
ねじりさん、相棒さん、コーチョレホトットさんありがとう!

ねじりさん&相棒さん:どういたしまして!

コーチョレホトットさん:ホッホッホ。
僕も楽しかったトット!
またnote島に出張してもいいトット。
ユリさん、また会おうトット!

そう言った瞬間。

ポンっ!

コーチョレホトットさんは来た時と同じように、
あっという間に帰って行きました。

ユリ:コーチョレホトットさん、すごく優しくて面白い人だね。でも…あの魔法みたいな力って…。

そう考えながらチラッとねじりさんたちを見ると、
ねじりさんたちは笑顔でこう言いました。

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そう、魔法だよ!

ユリはあっけに取られたあと、クスッと笑ってしまいました。世界にはユリの知らないことがまだまだあるみたいです。

明日は何を知ることができるのか。
コーチョレホトットさんの魔法で消えていくココア温泉を見ながら、ユリは明日起きることに再びワクワクするのでした。

おしまい。

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皆さん、
楽しんでいただけましたか?

私なりに温かいお話を目指したつもりですが、
何かご意見があればコメントで教えてくださいね!

ねじりさんやMarmaladeさんのキャラクターもイメージを損なわないように気をつけましたが、ご指摘があればコメントにて教えてください!

ねじりさんやMarmaladeさんが書いたお話もとっても素敵ですので、是非読んでみてくださいね!

私のお話でも、
皆さんの心がポカポカになれたら幸いです♡

では、
また次回の記事でお会いできることを願っております!
ユリ


私の記事を気に入ってくださり、ありがとうございます!いただいたサポートはより良い文章を書くための勉強(本代)に使わせていただきます。