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勝てるには食事(わけ)がある〜「ない」から「ある」へ。一緒に探す10分間と訪れた最高の瞬間。


こんにちは。アスリートフードマイスターのながたえりです。

私がサポートをしているチームでは、6月になると選手ひとりひとりにアセスメントを行なっています。

チェックシートを使って、今の自分の身体の状態を知ってもらう大切な時間です。見えないカラダの中のこと、自分を知るために意識を向けていくと、選手からは「〜がない」「〜ができていない」というようなたくさんの反省や自戒の言葉が出てきます。

・身長が伸びない
・体重が減った
・〇〇が痛い、治らない
・好き嫌いはないけど、〇〇は食べれない、、、(え?笑)
・もっとこうしなければ、、などなど。

選手がしっかりと自分に向き合って出してくれた課題でもあるので、これもとても素晴らしいのですが、私はいつもこのアセスメントの時間を「ない」、「できていない」とセットにして「〇〇がある」という視点を持ってもらうことを意識して、選手と一緒にそれを探す時間にしています。

すると、あ〜ら不思議!

それぞれの選手の今「ある」に意識がどんどん向いてきて、自分の目標や目指していること、チームメイトや家族のことまで話してくれるんです😃

それは例えば、
・いつも試合や練習会場まで送ってくれる家族が「ある」
・マネージャーがおにぎりを作ってくれる環境が「ある」

そういった、普段改めて考えることがないような身の回りへの思いだったりします。そういう自分の中にある感謝の思いを話してくれる選手はとても楽しそうで輝いて見えます。

みんなの「ない」が「ある」に変わっていくこのアセスメントの10分間が
私は一番大好きです❤️

話は変わって、、
先日の県総体でのお話。

私のサポートしているバスケットチームも大切な大一番に臨みました。

年間を通してずっと関わらせてもらっているチームです。私も現地に向かい、保護者の皆さんに混じりながら必死で応援しました。

「足はつってない?」「水分補給は?」「声は出てるから調子は良さそうだけど、、、。」など。私の頭の中で出てくる言葉は、まるで選手ひとりひとりのお母さんみたい(笑)

さて、試合の方はというと、
例年より気温が高く厳しい条件の中、本当に難しいゲームとなりましたが、終了間際に劇的な同点シュートが決まり延長戦へ。

気力も体力も消耗する大激戦。
相手チームでは足がつったり、ケガをしたりする選手が増える中。
多少はあるものの、こちらにはそういった選手が少なかった。

そんな時、隣で応援しておられた保護者の方から言われた一言が嬉しくて、、、

「ながたさん。この延長戦。食トレの成果ですね、絶対!」

そしてチームは見事勝利。県三位という近年では一番の高成績を残してくれました!

力強く言われたその言葉。
私にとって選手みんなの"見えない身体の中"が見えた瞬間でもありました。

選手だけでなく、毎日ご飯を作る親御さんにとっても、見えない身体に向き合い、見えない努力を続けた数ヶ月だったと思います。

そしてあの日。
小さな行動の積み重ねがあのような大一番の最後の最後、明暗を分けるあの一瞬に、「勝利」という最高の形となって目の前に現れたのです。

「ない」が「ある」に変わる瞬間はこんなところにもあるんですね。

その瞬間に立ち会えたことが幸せでした。
選手のみんな、保護者や指導者の方々。ありがとうございました❤️





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