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ひらがな46文字のアナグラム詩 40篇

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これまでに詠んだアナグラム詩をまとめたマガジンです🌸 『アナグラム歌会』ひらがな46文字のいろは歌 やすこ納言部門 大賞受賞の『冬の花火とらんでぶう』も含みます✨ 気軽に感想をい… もっと読む
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#雨

『あじさいと水玉』ひらがな46文字のアナグラム詩その31

ほころぶ 水玉へ 染むを 描く 散る 花びら 集めぬ 終わりのとき も 念寄せ 優麗 にて さやけし ほころふ みすたまへ そむを えかく ちる はなひら あつめぬ おわりのとき も ねんよせ ゆうれい にて さやけし photo & words by なおみ * “あ“ から ”ん“までの46文字を1回ずつだけ使って詠んでいるアナグラム詩です * * 情景 * 散ってゆく紫陽花の花びらがアスファルトの上に水玉模様を成している様があまりに可憐で美しかった

『たまゆらの想ひ』ひらがな46文字のアナグラム詩その28

あじさい 花芽 八重 に 煙る たまゆら 裾 割って 遠路 恋の音 打ちぬ キミ 想ふ ほど 世を 隠れせり あしさひ はなめ やへ に けむる たまゆら すそ わつて えんろ こいのね うちぬ きみ おもふ ほと よを かくれせり photo & words by なおみ * “あ“から”ん“までの46文字を一回ずつだけ使って詠んでいます。*

『皐月の雨と手のひらと』 ひらがな46文字のアナグラム詩その23

皐月 はや雨 生む世 見せぬ

『ガラス越しの花びら🌸』ひらがな46文字のアナグラム詩その20

エイプリル やわき雨 ガラス越し 花さね 散って 楼 千の群れ 世も 陽に とけゆくを 誰(た)そ 頬 見(まみ)へぬ えいふりる やわきあめ からすこし はなさね ちつて ろう せんのむれ よも ひに とけゆくを たそ ほお まみへぬ photo & words by なおみ * 情景 * やさしい 4月の雨に打たれ、ガラスのひさしに集まった桜の花びらに想いを馳せて詠みました。最期まで美しすぎる桜の花に癒されます🌸 *「あ」から「ん」までの4

『恋の冬雨』ひらがな46文字のアナグラム詩その6

駅へ 向かう間 恋の冬雨 誰そ 常 花散る を消す 瞳に 寄せて ほろ優し ぬくもり 終わらん えきへ むかうま こいのふゆあめ たれそ つね はなちる をけす ひとみに よせて ほろ やさし ぬくもり おわらん *情景* 駅へ向かう道すがら、突然降り出した冬の雨。花が散るほどの強い雨は誰かが消してくれたけれど瞳と瞳が近づくほど寄り添って走るキミとボク。ほのかに優しいぬくもりをいつまでも感じていたい。 みえるさんの企画「アナグラム歌会」は1月31日の日付

『桜ほろ散る』ひらがな46文字のアナグラム詩その19

雨を 受け しとやかに 揺れ 桜 ほろ 散りぬ 塀 世も 成せ 秘話 起こす 手文 胸添え 次の春 待たん あめを うけ しとやかに ゆれ さくら ほろ ちりぬ へい よも なせ ひわ おこす てふみ むねそえ つきのはる またん photo & words by なおみ *情景* 雨に打たれひらり飛んできた桜の花びらに また次の春に会おうねという想いと共に 密やかにキミへの文をしたためています。 * 「あ」から「ん」までの46音を1回ずつだけ使っ