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記事一覧
2018.02.04 Day 100『おわり!』
ペンギン繁殖地での40数日間ぶっとおしフィールドワークを終え、昭和基地に戻ってきた。あとは帰りの飛行機を待つのみ(日程不明)。
日本を出てから今日でちょうど100日目、そして立春らしいので、私の中では今回の調査は昨日で〆ということにした。終了!今日からは研究生活復帰に向けて、リハビリがんばる。
今度こそはフィールドワークしつつ研究モードも維持しようと決意してたのだけど、全然無理だった。むしろ今
2017.12.12 Day 46『自分モニタリング』
昭和基地に来てから結構ずっと動き続けている(普段比)割には、意外と全然疲れてないよなー、もしや意外とやれるのでは?とうぬぼれてたのが数日前。おつかれ指数を10点満点として、基本1~2、調査から帰ってきた時には5~8くらい、おいしいご飯食べて(基地のごはん、最高)寝て起きたらまた1~2。みたいな感覚だったのだけど。
昨日、なぜか突然に13くらいまで振り切って、食べて寝て起きても10くらいだった今朝
2017.12.10 Day 44『いつも通りとも言える』
これまでのところ、40羽近くのアデリーペンギンにロガーをつけております。これはほぼ予定通り。ただ、回収作業はまだ一度もできていなくって、これは予定通りじゃない。ペンギン的な事情と天候や海氷状況的な事情とそれ以外の人間的な事情の3種類がそれぞれになかなかで、想像とはだいぶ違う感じでここまできておりますです。ほわぁ。
西堀栄三郎さんの「南極越冬記」を昭和基地図書で借りて、調査地にも持ってったりしてち
2017.11.26 Day 30『1ヶ月経過』
なんとなく私の中では、フィールドワークを全開モード(スーパーオンモードと呼んでいる)でできるのは1ヶ月くらいが限度という説が有力である。ところが今回は3ヶ月くらいフィールドシーズンが続くわけで、この「1ヶ月の壁」をどうクリアするかっていうのが課題のひとつであります。ちょっとびびってもいる。
基地に戻った時に、意識的に一旦オフモードにできればいいのかねぇ。でもスーパーオンモードも自分でコントロール
2017.11.23 Day 27『はじまった』
おや?と思ったら、今日って祝日だったのだね。
ペンギン調査第1弾を終えて、なんとか無事に基地に帰ってきた。あれこれあって、2泊追加で計9泊。前回のmemoにて「これからなにか大きな落とし穴があるのでは...」と書いていたのだけれど、いや、ほんとに物理的な意味での落とし穴があったのだった。あせった。まずは生き延びなければ調査はできないのだよな...というのはあたりまえなんだけども、これほどまで実感
2017.11.11 Day 15『ポッキー食べたい日』
日本を出て、あっというまに2週間が経っている。しばし某ケープタウンに滞在したのち、私にしては珍しく(大きなルート変更はあったけれど)予定通りの日に某昭和基地に到着し、いまのところ某袋浦にも予定通り出発できそうな流れである。アデリーたちもちゃんと繁殖地にスタンバっているみたい。順調すぎて、これはこれでちょっと不安。これからなにか大きな落とし穴があるのでは...。
でも基地で調査準備をしながら、私に
2017.10.30 Day3『ある日どこかで何かをした記録』
ドッタバタで日本を発って、とある国で南極行きの飛行機を待っているところ。出国前夜は「成田空港行くのやめようかな...」って5%くらい本気で考えてしまったほどだったのだけど、いろいろをなんとか持ちこたえてぎゅっとカバンに詰め込んで、今は元気(なんのこっちゃ)。
「とある国」とかもったいぶった書き方してるのは、南極観測はコッカジギョウであり、こういうとこに書いていいことといけないことがあるみたいなの
2017.10.24
今日うれしかったことといえば、ファミマのグラコロが再び姿を現したこと。去年は、その美味しさを初めて知った途端に(たぶん季節的な理由で)消えたのだった。待ってた。
もうすぐ出国。今回は、越冬中の先輩+ひと足お先にの私+長い船旅でやってくる学生さん、という三段構成になっている。昨夜ふと気がついたことは、現地で学生さんと会うのは2ヶ月後ってことであって、そっからようやく40日間のメイン調査が始まるのだ
2017.10.13
リボン結びと固結びだけの人生、もやい結びは稀に一瞬登場しては(習得できずに)消えていくだけの人生だったのだけど、調査に向けて、ザイルの結びかたや周辺グッズの使いかたを教わった。なんだなんだこれ、なんて便利な。これらを考えた人すごすぎませんか。新たな世界を覗き込んだ感じがして、これは小鳥と呼んでいた鳥の本名を知った時の感覚に似ているような。
ドローン3級検定に合格。くくく。
2017.09.30『ペンギンムード』
南極行きまで残り4週間を切ったようだ。個人装備を段ボールいっぱいにもらって、いよいよ感。うおー。
そして年1回のゼミ発表がまわってきたので、なんの話しようか考えてた。出国の前の週だし、アデリー気分を盛り上げるためにアデリーでいってみようかと。解析まにあうだろか。
2017.09.02
〆切1分前に、南極荷造り&リスト提出第1弾完了。ぎ、ぎりぎり...。ひとまず約28kgを送る。しかし、たったのダンボール2箱分だというのに、この消耗具合はいったいどうしたことか。もともと荷造りが好きじゃないことは知っていたけど、最近になって、私は荷造りが異様に不得意である可能性にも気づき始めた(まだ信じたくない)。同居人なんかは、海外調査に行くときも直前までゆとりを振りまいていてこちらがそわそわす
もっとみる2017.08.25
昨シーズンのペンギン調査では、持ってくロガーが30台以上もあるってなことであわあわしていたのだけど、今シーズンみんなで使うロガーを数えてみたら、なんと200台以上になっていたよ。あめ玉みたいにごろごろあるよ...。いや、あめ玉だってこんなにないよ。
ロガーのテストを外注できるとしたら1個につきいくら払えるだろうなってたびたび考えながらのテストテストテストな毎日です。しかし外注しても結局心配になっ
2017.08.06
南極行きの調査荷物の重量制限がとても厳しくて、体重減ったらその分荷物増やしていいってことにならないのかなと思ったけど、そういうもんではないみたい。男の人の平均的な体重を考えたら、私の荷物は+10kgくらい許してくれてもよいのではって思うけど(わがまま)、ダメみたい。しかし夏訓練のジョギングのときに体が重くてつらかったので(足の裏が地面にぴたりと張り付いているかのようで...重力...)、いずれにし
もっとみる2017.08.03
6月は出張、7月は南極準備に負けずに生産に取り組むことを月間目標としていたのだけど、見事に散った感。2ヶ月が溶けて消えた...。しかしいくらやらなきゃいけないことが増えたからって、起きてる時間の100%を占めているわけでは全然なくって、研究時間もまだまだ余裕で作れたはずなのだ。ただ単に、あれこれに心がまるっと持ってかれるのを防げなかったってだけであって、言い訳はできないのだ。いかんね。
これまで