noteに蔓延する自己啓発ビジネスについて
noteって自己啓発ビジネスの人って多いですよね?
自己啓発ビジネスは、その性質上、特定のニーズや課題を抱える人々に対してアプローチします。一般的に、このビジネスの主要な顧客層は、「人生に迷っている人」や「仕事が上手くいかない人」といった「精神的に弱っている人」が多いです。
この事実から、自己啓発ビジネスがどうしても「人々の弱みに付け込むビジネス」になりがちであることが理解できます。なぜなら、人々が自分の状況を改善し、より良い人生を築こうとするとき、しばしば不安や焦りに駆られ、助けを求める傾向があるからです。
しかし、このビジネスモデルには一つの重要な課題が存在します。それは、一部の自己啓発セミナーが実際には「期待を裏切るもの」である可能性があることです。たとえば、何かのセミナーやコースに参加したとき、参加者はしばしば「とにかく参加すれば、何かいいことがあるだろう」と期待しますが、実際にはその期待が現実的でないことがあります。この結果、お金と時間を無駄にしてしまうことになることが少なくありません。
さらに、多くの場合、自己啓発セミナーやコーチングの講師は、自分自身の成功体験や思考法を語り、これが参加者の問題解決に直結するかのように提示します。しかし、聞いた話だけでは、自分の仕事や人生が本当に改善されるわけではありません。他人の成功体験をただ受け入れるだけでは、自己成長や変化にはつながりません。そのため、情報を受け取った後、それを実際の行動に移すことが不可欠です。
ここで大切なのは、情報の選別能力と実践です。自己啓発の正しい使い方は、情報の中から自分にとって有益なものを見つけ出し、それを実際の行動に結びつけることです。これが、本来の「自己啓発」の意味です。
しかしながら、精神的に弱っている人たちは、希望にすがりつきたいという強い願望から、セミナーやコースに参加し、一人の「導師」や「成功者」にすがりつくことがあります。この過度な信頼は、自分自身の思考や判断力を停止させ、「ただ話を聞くだけ」の状態に陥ることが多いのです。本来の目的である「人生の指針をはっきりさせたい」とか「仕事で成功したい」という具体的な目標が、信者になることで置き換えられてしまうこともあります。
このように、自己啓発ビジネスはその本質的な問題を抱えていますが、一方でなぜそれが成り立っているのかという疑問も浮かびます。このビジネスモデルが成立する背後には、人々の需要や希望、そしてビジネス側の営業戦略も影響しています。自己啓発ビジネスが成功する一因として、このビジネスが人々の希望や期待に応える場として認識され、広く受け入れられていることが挙げられます。
最終的には、このような問題点が存在するにも関わらず、自己啓発ビジネスが繁盛している現実があります。これは、この分野がさらなる改善や調査が必要であることを示唆しており、より健全で効果的なアプローチを模索する必要があるでしょう。
というより、安易に自己啓発系のnoteは読まない方が良いと思います。
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