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We Best Love 永遠の1位/2位の反撃

時々、見返してしまうこの作品。

『永遠の1位』『2位の反撃』("逆襲" の訳もある)というタイトルが秀逸。だって、いつもなんでも"1位"の高仕徳(林子閎)と、彼のせいでいつも"2位"の周書逸(楊宇騰)のラブストーリーだから。

ずっと密かに書逸に片思いしていた仕徳。書逸に対抗心露わに噛みつかれても凹まないし、弱った書逸をそれとなくサポートする。でも書逸への自分の想いは、書逸には届かないとハナから諦めているようでもある。自己完結の愛が重い。

いつも自分を2位に甘んじさせる仕徳を鬱陶しがっていた書逸だが、仕徳の気持ちを知り、やがて自分も彼を好きだと気付く。ここからの書逸は、見ていてびっくりするほど真正面から仕徳に自分の想いをぶつける。

こういった書逸の潔さや真っ直ぐなところを、仕徳は好きなのかもなぁ……。

2作目の『2位の反撃』は、『永遠の1位』から5年後の設定。どういうわけか離ればなれになって5年ぶりに再会する仕徳と書逸。なぜそんなことになったのか、何があったのかと、興味を書き立てられるのだけど――。

ドラマを何度か見ていて気が付いた。仕徳、なぜか彼の抱えている秘密は、いつも周りの誰かによって、思いがけない形でバラされているのでは!?

仕徳の気持ちを書逸が知っているということや、仕徳がアメリカに行くことは、裴守一(張睿家)によって明かされてしまうし、5年も書逸に会えなかった理由は、書逸の父親の失言によって明らかにされてしまう。

もしかしたら、裴守一や書逸の父親がいなければ、仕徳はそれをずっと心の中に抱え込んで誰にも明かさなかったのかも――というか、それが"仕徳"という、ちょっと自己完結っぽいキャラクター像を表しているような気がする。

ところで、張り合ったりケンカしたりしていない、仕徳と仲良くしている時の書逸の表情がとろけそうなほど色っぽくて、作中の二人の関係をよりリアルに見せていると思う。本当に俳優同士のケミストリーがいいんだろうなぁ……!

2作目でグッと存在感を増す、裴守一と余真軒(石知田)のカップル、守一がいろいろとこじらせているように見えるのだけど、本当に3期をやるとしたら、この二人がメインで描かれるのかしら――気になる。


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