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【ロボティクス・メカトロニクス 講演会2023に参加】静電容量の測定による畳のタッチセンサ化手法の提案


はじめに

杉浦裕太研究室修士1年の澤田です。6月28日~7月1日に名古屋国際会議場で行われたロボティクス・メカトロニクス 講演会2023 (ROBOMECH2023)に参加しました。「静電容量の測定による畳のタッチセンサ化手法の提案」というタイトルでポスター発表を行ったので、参加報告をさせていただきます。

研究の概要

日本の伝統的な様式の部屋である和室では、床材として畳が敷き詰められています。床面は人との接触が継続的に発生するため、その接触を検出することで生活する人の行動を計測できます。

そこで、本研究では畳が利用される場面での床面に関する情報を取得するために、静電容量の測定による畳のタッチセンサ化手法を提案しました。畳の表面である畳表の下に導電性シートを配置し、人体が近接した際に変化する静電容量を測定することで、畳表面と人間の接触を検出します。センサが畳表の下に配置されることで、本システムを導入しても畳の外観に影響を与えません。

当日のフィードバック

使用用途に関して、具体的に何に使えるのかだけでなく、畳ならではの使用方法についても質問がありました。畳の特徴として、他の床材と違い、手と足の両方で接触するという性質があるので、それに沿った有用な使用用途を今後検討しようと思います。

感想

全体を通して多様なセッションがあり、非常に勉強になりました。ポスターだけでなく、デモンストレーションを行っている発表も多くあり、実際に体験することで論文だけでは分からないことも学べました。自身の発表では、ロボティクス・メカトロニクス分野の方々から普段とは異なる視点でフィードバックを頂けて、有益な議論ができました。

ひつまぶしや名古屋コーチンといったご飯もおいしかったです。

ポスター


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