エルの避妊手術記録
エルが我が家にやってきてから約半年後の2018年1月、避妊手術をしました。本当はもっと早い時期の手術を希望していたのですが、心身共に他にも問題が多い状態だったため、時間がかかってしまいました。
エルを迎えてから、避妊手術をするかどうかは家族ですごく悩んだ問題でした。とにかく麻酔のリスクがすごく怖い・・・。しかし、子宮蓄膿症など婦人科系の病気にかかりやすくなることや、発情期に辛そうだった様子などを考慮して手術をすることを決断しました。
初めて「手術」というものを受けさせることに、手術日が近付くにつれて不安が強くなっていたことを覚えています。
そして、手術日当日。必要書類に緊急連絡先などを記入しながら、言い知れない不安感に胸がざわついて仕方がありませんでした。エルを病院に預け、家まで15分ほどの帰り道がものすごく長く感じられました。
帰宅後もスマホを片手に落ち着かず、行ったり来たり。何も手に着かずに「犬 避妊手術 失敗」でインターネット検索をして、泣きそうになりながら手術終了の電話を待っていました。
「無事に手術が終わりました。もう麻酔から目覚めています。」
と電話で聞いたときは安心感でいっぱいになりました。一泊二日の入院をすることになっていたので、その日の夜にすぐに面会へ。
まだ麻酔から覚め切っていないのか、少しぼーっとした様子でした。でも自分の足でしっかりと立てている姿を見て一安心です。
執刀してくださって先生とお話したのですが、繁殖犬時代に帝王切開をしている影響で臓器に癒着があり、時間がかかってしまったとのこと。無事に終わって本当に良かったです。それと同時に、こんなに小さな体で子犬を産むために帝王切開までさせられて・・・と何だか悲しくなってしまいました。
離れがたかったですが、面会時間も終わってしまったのでこの日は帰宅。
翌日は私も旦那も仕事だったため、夜にお迎えに行くことになっていました。仕事が先に終わった旦那が病院に直行し、エルを連れて帰って来てくれました。
お腹の傷が痛々しい・・・。傷が痛むのか、元気がなくてすごく心配でした。
エリザベスカラーをつけさせていたのですが、かなりストレスになっているようなので外してあげました。旦那が自分のいらなくなった洋服で「なんちゃって術後服」を作ってくれたので、それを着させて過ごさせていました。旦那はすごく器用なので、何でもささっと作れて尊敬です。すっかり子煩悩なパパになりました(笑)
術後2,3日は寝てばかりで食欲もあまりない様子でした。1週間もすると、元気に家の中を歩き回れるように!
笑顔も戻ってきました。
その後も経過は順調で、10日ほど経った頃に抜糸できました。不安でいっぱいの避妊手術でしたが、何とか終わることが出来て一安心です。
術後しばらくしてから、エルに色々な変化がありました。今までは1つのおもちゃでしか遊べなかったのが、急に他のおもちゃも大好きになったんです。ロープで引っ張りっこを要求してきたり、ボールをコロコロ転がしたり。今まで見たことのなかったエルの姿に、すごく嬉しくなったことを覚えています。そして、とにかく甘えんぼうになりました。ホルモンバランスの影響なのか、「かまって~ あそんで~」のアピールをいっぱいするようになりました。
避妊手術との直接的な関係は分かりませんが、旦那とは「もうママ犬として頑張らなくていいんだって分かったのかもしれないね。」と話していました。もちろん今も変わらず、毎日甘えっ子炸裂のエルです。
ころ~~ん
ここまで読んでくださってありがとうございました!
エルの避妊手術の記録でした。
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