今週のアイデア10個 2020/12/13
毎週日曜にアップしています。
私が思いついたところで、私には実現できないことばかりなので、公開しています。
たまたまですが、今週はAI・機械学習関連が多いです。
01 最適な剪定方法を教えてくれるAI
街路樹や果樹などは人間が定期的に枝を切ってやる(=剪定)ことで、成長を促したり、見栄えを良くしたり、果実の数を多くしたり、交通や通信の妨げを解消したりする。
しかし、自由に思いつくまま切っていいわけではなく、枝を切り落とすにも知識が必要であり、その多くは専門の職人の経験や勘によって成り立っている。
素人が趣味で栽培している果樹の剪定は本やネットで紹介されている図や動画をみた知識だけではなかなか実践するのは難しいし、街路樹の剪定にしても高い技術力を持った業者は費用も高く、入札方式で最安値の業者に任せたら、とりあえず丸坊主にして、ひこばえだらけになってしまっている場合多い。
そこで、樹木の種類ごとにAIに剪定の仕方を画像で学習させて、どの枝をどのぐらい切り落とせばよいかを教えてくれるような仕組みを作ればいいのではないか。
剪定前と剪定後の写真があれば、教師あり学習の典型例のようなものであるから、モデルを作るのはそれほど難易度は高くないと思う。
奥行きがあって、枝が入り組んでいるという点は画像の認識が難しかもしれないけど。あと、樹木の種類ごとに分けなければならない点。
これが完成すれば、剪定という一部の専門家だけがやれていたことを広く誰でも行えるようになる。剪定の民主化である。
02 駐禁の取り締まりをドローンにやらせる
駐車禁止のところに駐車している車の取り締まりは人間が行っている。
一定のルールと手順がある単純作業なのだから、そんなものは機械にやらせてしまえばよい。
例えば駐禁が多く発生するような場所にドローンの充電スポットを設置し、定時間ごとにそのエリアの上空あるいは車両の横をドローンが飛行して監視すればよい。
地面に何やらチョークで書く必要があるのなら、ドローンに塗料なり粉末なりを充填させて噴出して文字をかけるような、あるいは地面にプリントアウトできるような機構を組み込んでしまえばいい。
03 幹線道路沿いに足りない店を判定してくれるAI
日本の地方都市の幹線道路(国道とかバイパスとか、だいたい片側2社善ぐらいの道)は、日本中どこに行ってもだいたい同じようなチェーン店が立ち並んでいる。
しかしながら、場所によって、「個々の通りにはなぜかこのジャンルだけない」こともある。例えば、ホームセンターがないとか、牛丼屋がないとか。
そこで、グーグルマップを利用して、始点と終点を選択すると、その間の両脇にある店舗の種類を自動的にストリートビューの写真と地図情報から収集し、どんなジャンルの店がどのぐらいあるかをリストアップしてくれるサービスをつくれば、各ジャンルの店が、次に出店する場所はどこが良いのかが簡単にわかる。
04 カーブミラーに人感センサーを付ける
曲がり角の先、駐車場の出入り口などの直接見れない場所に人や対向車がいないかを見るためにカーブミラーというものがある。
しかし、夜間は自動車ならヘッドライトの灯りで存在を確認できるが人間がいるかどうかは暗くてわからない。
そこで、カーブミラーに人感センサーを組み合わせて、夜間は、人がいるときはLEDを点滅させれば昼でも夜でも機能を果たせるのではないか。
カーブミラーには上部に庇が付いているので、そこをソーラーパネルにすれば電源を別に用意する必要もない。
05 カメラ付き掲示板
マンションや地域の自治会などのお知らせのために掲示板というのがある。インターネット上の書き込みを行うための掲示板ではなくて、貼り紙を貼るタイプの、リアルワールドにおける掲示板の方である。
マンションであれば、出入り口付近に設置すればほぼ住民の全員が見ることができるが、地域の掲示板となるとその前を通らない人はわざわざそこまで行かなくては見れない。
そこで、小型のカメラを組み込んだ掲示板というのを作って設置すれば、いいのではないか。
カメラが掲示板の掲示内容を定期的に撮影し、変化があれば(=新しい掲示があれば)、予め管理者が登録してあるURLにアップする。もしくは住民が任意で登録しておいたメールアドレス(とかLINE)に送信される。
このやり方であれば、情報を発信する側は今まで通り掲示板に紙を貼るという行為のままで大丈夫なので、老人にもできる。
カメラは上か下のどちらかに設置し、角度は常に一定で変化しないから台形の補正を掛ければもとの形は取り出せるはず。それが難しいようなら、上下に設置して合成すればよりきれいになる。
06 持っていかれたチラシの枚数によって割引率が変わる
店頭や駅前などにテイクフリーのチラシを置いておく。
気になる人はそのチラシを自由に持っていくことができる。
チラシは、専用の台の上に置かれていて、最初と現在の重量が計測されている。
つまり、重量が軽くなったということは多くの人が持っていったということである。
そこで、この重量に連動して、そのチラシに掲載している商品の店頭価格が変化するようにすれば面白いのではないか。
たとえば、重量がまだ重い時に来てくれたとお客さんには割引率を大きくして、チラシの残枚数が減るにつれて割引率を少なくしていけば、最初に来てくれたお客さんへの感謝の証になる。
『先着5名様限定』みたいな現在のやり方では6人目以降に来た客には何のメリットも与えられないから可哀想である。
逆にチラシが減るにつれて、『生ビール〇杯まで100円』みたいなことをすれば、知名度を上昇させることができたのだから今後客が増えるであろうという期待を前倒しして客に還元することができる。
07 シリコン製極薄ボトルソックス
エコを意識する人はペットボトルや紙コップではなくて、自分の水筒(保温ボトル)にお茶やコーヒーを入れて持ち歩く。
カバン(特にリュック)には再度にボトルを差し込めるポケットが付いているのがあるが、水筒というのは表面がつるつるしていて、自分がうつむいた際などにポケットから水筒が落下してしまうことがある。ちょっといいリュックなどであればポケットの口の内側に滑り止めが付いていたりもするが。
そこで、水筒に履かせるソックスをシリコンで作るというのはどうか。
シリコンであれば伸縮性があるのである程度どんな太さの水筒でもフィットさせられる。
さらに、手で持った時や、机の上に置いておく時にも滑りにくい。
08 田舎でコインランドリーを共同経営する
最近、都市部ではコインランドリーが増えている。
しかしながら、田舎にはコインランドリーというものはまずない。
ないが、需要はあるはずである。利益を出せるほどではないが需要はゼロではないはずである。
そこで、協同組合方式で、地域の住民が資金を出しあってコインランドリー(規模の小さいの)を運営すれば、意外と稼働率は高いのではないか。
09 投げやすい火炎瓶
火炎瓶というのはたとえばビール瓶などの中にガソリンとかを入れて、注ぎ口のところに火を点けて、相手に向かって投げる物である。
しかしながら、液体の入ったビール瓶というのは非常に投擲しにくい。以下はすべて想像である。
まず、重量バランスが悪い。手元に近い部分に液体が入っているから、遠心力を使えないし、遠心力を使って投げようとすると、口からガソリンが漏れてしまって危ない。
さらに、太い部分をもって投げなければならないので、投げにくい。
なので、瓶の注ぎ口に詰め物をし、底の周囲の一か所を小さく割ってそこからガソリンを入れて、火を点けて、底の穴を前方に位置するように持って投げるようにすれば、遠くまでかつ安全に投げることができるのではないか。
10 はやぶさ2の難しさの例えは正しいのか
はやぶさ2が地球にカプセルを透過することの難しさは、「東京から糸を発射してブラジルにある針の穴に通すぐらい」だと聞いた(もしかしたら間違っているかもしれない。もしかしたらというか、多分正確ではないと思うけど、こういう感じの例えだったような気がする)。
であれば、たとえば100m向こうの針の穴に向かって糸を発射して透すのは、その0.1/17349≒0.00000576402倍の難易度になるのかどうかを検証してほしい。
もしならないのだとしたら、単純に距離や的の大きさのに難易度が比例するものではないことになるから、例えとして正確ではないことになるのではないか。
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