見出し画像

近鉄・青のシンフォニーで吉野まで

息子の電車好きが止まらない。

緑色の車体をした新幹線「はやぶさ」と赤い色の新幹線「こまち」が特にお気に入りで、緑と赤のものを見つけたら、なんでも「はやぶさ」「こまち」にして見立て遊びを始める。お出かけのときにも必ず電車は手放さない。

そんな息子の電車好きにあてられて、親も自然と色々覚えてしまうし、なんだかいろいろ乗りたくなってくる。そんな折に、知人におすすめされたのが、近鉄特急の「青のシンフォニー」だった。

「青のシンフォニー」は大阪阿倍野橋から奈良の吉野までを走る観光特急列車で、フカフカのシートにおしゃれなランプで飾られたテーブル席もあり、バーカウンターを備えた食堂車まである。それなのに、特急料金+特別料金で+730円しかかからない、お手軽に楽しめる観光列車だ。

上の娘の歴史好きもあって、吉野や飛鳥周辺を巡るのもきっと楽しい、ということで、電車旅の家族旅行をした。

電車の旅なので、お酒も行きの電車から飲めてしまう。このあと吉野の山を登ることも忘れて日本酒の飲み比べ。

吉野までは1時間半ほど、ちょっと飲んでのんびりしていたら、あっという間についてしまう。息子は2歳なりにもちろん喜んでいたけれど、中学生の娘が思った以上にテンション高めに興奮していたのが意外だった。

吉野に着いてさらにロープウェイに乗る、古くてよく揺れる車体だった。吉野では、本葛で作った葛切りやくず餅をいただく。

これもまた、丁寧に作るところから解説しながら見せてくれる。中学生の好奇心を掻き立てる演出をしてくれた。

吉野といえば、後醍醐天皇が南朝を興した場所でもあり、最近だとジャンプの漫画で話題でもある。ゆかりの地をいくつか回るけれど、ベビーカーでの移動とこの暑さで、早々にバテてしまう。早めに下山してホテルへと急ぐ。

帰りのワンマンカーもかっこいい。

ホテルは、最近地方の宿で流行っているんだろうか、ロビーラウンジでアルコールも飲めるおつまみ&フリードリンクサービスのあるホテルで、これまた子連れの家族中心に夕方からお酒を飲む人で賑わっていた。タダでお酒が飲めるって嬉しいね。けれど、ちょっとだけ品がなくて、雰囲気はどこか大衆的だ。ホテルのラウンジなのにね。
夜も遅くまで子ども連れでどうなんだろう、と思いながらも娘と少しだけ夜ふかし。

2日目は飛鳥に行くのだけど、それはまた今度に。

この記事が参加している募集

読んでいただいて、ありがとうございます。お互いに気軽に「いいね」するように、サポートするのもいいなぁ、と思っています。