【きれいなものは、たしかにあるのだ】
やさしい気持ちで生きていたいのに、全然やさしくなれない。だからせめて、読んだ人がやさしい気持ちになれる文章を書いてみようと思う。
どういうものを読んでやさしい気持ちになるかは、人それぞれ違う。だからこれは、私の主観のお話。
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頭のなかがいっぱいで、色んなものがいっぱいで、ぱんぱんに膨らんだ風船みたいに今にも破裂しそうだった。家のなかに籠っていると余計に苦しくなるので、思いきって外に出てみた。
ぬるい風が強く吹いている。晴れたり、曇ったり、お空も何だか忙しない。そうい