なぜ国産の旅客機は飛べなかったのか?
個人的に興味のあるニュースがあって、それが「スペースジェット」のニュース。
「国産初のジェット旅客機」の話題はことあるごとにニュースになるしね。
2020年10月22日、今日のYahooニュースでついにこんな記事が出た。
事実上凍結。早い話が開発を断念したと言うことだ。
この記事にある「ノウハウ不足で6度納期を延期」とあるけど、これすごくダメじゃん、って感じちゃう。
ノウハウ不足ってことは、作り方分からなかったってことだよ。
なんか、ちょっと笑えてきちゃう。
「MRJ」という名称からいつの間にか「スペースジェット」なんてダッセェ名前に変わった頃から、いつかこういう日がくるのではないかと予感がしてたけど。
日本の「モノづくり」の力を誇示したかったのかどうかしらないけど、僕が予想するに「聞くに聞けなかった」んじゃないかと。
プライドが邪魔したのか、
俺たちなら出来ると思いあがったのか、
協力を断った手前今さら教えてもらえなかったのか、
おそらくそんな感じじゃないかと思う。
ジェット旅客機作って飛ばしてる国の企業に最初から教えてもらって作ればよかったのに。
戦後の経済復興をした時のように、外国で作っていた製品をより良くより安価に作る感じで、飛行機も作ればよかったのではないかと思うのは僕だけか?
トヨタもホンダもパナソニックも、みんなそんな感じで世界規模の企業になっていったのだから。
飛行機作るって、相当難しい。おそらく今までメッチャ多くの失敗や不幸な事故などを乗り越えてきているのではないかと思う。
日本は、そんな経験知を素直に学ぶ姿勢でモノづくりをしていけばいいのではと思う。
国産初のジェット旅客機を作りたかった気持ちは分かるし、ちょっと期待してた。
日本が本気を出したらどんな飛行機ができるのだろうと。
なんかコロナを言い訳にしている気もしないでもないけど、もう金輪際「国産ジェット旅客機」は開発されないのではないかと思う。
もし、今後国産ジェットを作るとしたら、この失敗(あえて失敗という)を教訓に、変なプライドは捨てて良い飛行機を作ってほしいな。
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